光沢のある葉が地表から突然現れるユニークな姿のザミオクルカス。
アフリカ原産の植物で、生命力あふれるその姿がインテリアグリーンとしても人気急上昇中です。
そんなザミオクルカス、実は、観葉植物にしては珍しく「葉挿し(はざし)」で増やすことが出来ることをご存じですか?
そこで今回は、ザミオクルカスを葉挿しで増やす方法を画像付きで分かりやすく解説しちゃいます。
大きく育つまではかなり時間がかかりますが、とっても簡単で手軽な上、生長の過程も面白いのでぜひとも挑戦してみてください。
ザミオクルカスを葉挿しで増やす方法を画像付きで解説!
ザミオクルカスの葉挿し 手順①適期は春から秋
ザミオクルカスを葉挿しで増やすのに適しているのは、生長がさかんな春から秋の暖かい時期です。
暖かい時期に葉挿しすることで、その後の経過も順調に進みやすくなります。
※ちなみに今回、この記事を書くにあたり10月末に葉挿ししてみました。時期的には適期といえませんが、無事に発根しましたよ。
ザミオクルカスの葉挿し 手順②葉を根元からもぎ取る
では、さっそく葉を採取します。葉は付け根からポキッと根本からもぎ取りましょう。
途中で切れたりしたら×です。
ちなみに、葉をもぎ取ったあとの茎はこんな感じ。(下画像)
ザミオクルカスの葉挿し 手順③水に差す
もぎ取った葉はそのまま土に差しても構いませんが、しっかりと発根している様子を確認するなら水に差すのがおすすめです。
水を張ったガラス容器に葉の付け根が浸らせます。水は水道水でok。5日に1回程度、水を替えて発根を待ちます。
うまくいけば1か月ほどで葉の付け根から芋が出現。そのまわりから根が出てきます。
ザミオクルカスの葉挿し 手順④1か月ほどで発根
水に差して1か月ほど経過したザミオクルカスの葉がこちら。(下写真)
葉の付け根がぷっくりと膨らみ、芋状の根茎上部から白い根っこが伸びてきました。
かなりユニークな発根の仕方ですよね。
ザミオクルカスの葉挿し 手順⑤土に差す
発根したザミオクルカスの葉は土に差します。土は「水はけがよい」「清潔(使いまわしじゃない)」「養分を含まない」の3点が揃ったものが最適です。
例:赤玉土(小粒)、バーミキュライト、川砂、市販の「挿し木・種まき用土」など
容器は小さめの物をチョイス!
植え付け後は土が乾きすぎないように注意しつつ管理を続けましょう。直射日光を避けた半日陰に置きます。
☆★ちなみに葉挿し後、新芽が出てくるまではかなり時間がかかります。少なくとも半年、長いと1年くらい。順調に育てば、地中から新芽がにょきっと顔を出しますよ。(下画像)
ザミオクルカスを葉挿しで増やす方法を画像付きで解説【まとめ】
ということで、今回はザミオクルカスを葉挿しで増やす方法をご紹介しました。
観葉植物の中では珍しく、葉から増やせるザミオクルカス。その経過もとってもユニーク。毎日の観察が楽しみになりますよ。
お子さんがいるご家庭では、自由研究でザミオクルカスの葉挿しに挑戦してみても面白いかもしれません。
とっても簡単な上、成功率も高めのザミオクルカスの葉挿し。ぜひ、気軽に挑戦してみてくださいね。
新芽が出てくるまでは早くて約半年。気長に待とう…!