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ウスネオイデスに肥料は必要?おすすめの肥料と使用方法も

窓際に吊るしたウスネオイデス ウスネオイデス

ウスネオイデスは肥料が無くても育てられるって聞いたけど、こんもり葉を増やしたい場合は肥料を与えた方がいい?

ウスネオイデスに肥料を与えたいけど方法がイマイチ分からない。くわしい手順や注意点を簡潔に教えて?

ふわふわのシルバーリーフが美しいエアプランツ「ウスネオイデス(スパニッシュモス)」。

土や鉢を使わないので手軽に取り入れやすいインテリアグリーンです。

そんなウスネオイデスは、肥料を与えることでさらに葉が茂ってボリューミーに育てることもできます。

そこで今回は、ウスネオイデスにおすすめの肥料とその与え方、施肥時の注意点などをまとめてみました。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ウスネオイデスに肥料は必要?肥料を与えるメリットとデメリット

ウスネオイデス(太葉)

ボリュームを増やしたいなら肥料を使うのがおすすめ

ウスネオイデスは肥料を与えずとも問題無く育てられることがほとんどです。

ただ、「今より葉を増やしてこんもり育てたい」「ボリュームを増やして株分けしたい」などという場合は肥料を使うのがおススメです。

ウスネオイデスに肥料を与えるメリット

ウスネオイデスの蕾  ▲基本は光・水・風の確保から。基本があっての肥料!

  • 成長促進と栄養補給:必要な栄養素を補給し、健康な成長を促進
  • 花や新しい葉の形成:花の形成や新しい葉の発育を助ける
  • 色つやの良い葉にする:葉がより鮮やかで健康的な色合いを持つようにする

今よりこんもりさせたい・花を咲かせたい・色つや良く育てたい…って場合は、肥料が強い味方になってくれるんだね。

ウスネオイデスに肥料を与えるデメリット

  • やりすぎによるトラブル:過剰な肥料を与えると葉を傷めてしまう恐れがある。ウスネオイデスは比較的低栄養で成長するため、通常は肥料を必要としない。過剰な栄養はダメージを与える恐れがある

ちなみに肥料と活力剤は別物だよ。肥料は生育が盛んな時期に限定して使うのが基本だけど、活力剤は一年を通して使うことができるんだ。肥料が「主食」なら、活力剤は「サプリメント」のイメージ。

 

ウスネオイデスにおすすめの肥料とその使用方法は?

ウスネオイデスにおすすめなのは液体肥料「ハイポネックス原液」です。

規定量の約2倍に薄め、春~秋のみ月1~3回ほどスプレーで吹きかけます。

ウスネオイデスにおすすめの液体肥料はこれ

ハイポネックス(液体肥料)

液体肥料といえばこれ。「ハイポネックス原液」です。

  • 与えてすぐ効果が現れる即効性タイプ
  • 葉の色つや、花付きを良くしてくれる
  • エアプランツはもちろん観葉植物、鉢花、野菜などにも使用可能

15種類の栄養素をバランスよく配合。とにかく効果が早く実感できるのが嬉しい。迷ったらコレ!

ハイポネックス原液の使い方

ハイポネックス原液(液体肥料)

①ウスネオイデスに与える場合、まずは約2000倍に薄めます。

  • 水10Lだとキャップ1/4杯(5ml)
  • 水2Lだとキャップ1/20杯(1ml)
  • 水1Lだとキャップ1/40杯(0.5ml)

※ちなみに目薬だと1滴で約0.04ml。25滴で1ml。水500mlで薄める場合は6滴くらいハイポネックス原液を垂らし入れるイメージ。

500mlの水で薄める場合、ハイポネックス原液が目薬だとすると6滴(1滴0.04ml)ほど垂らし入れるイメージ。ハイポネックス原液は青色の液体。2000倍に薄めた場合はほとんど透明になるよ。

②スプレー容器に入れて吹きかける

ウスネオイデスの水やり

あとはウスネオイデス全体に吹きかけるだけです。

連続で与えるのは避けてね。一度肥料を与えたら、翌日は水を吹きかけてリセットしよう。春~秋は月に1回~3回程与えてみて。冬は寒さで生育が鈍りやすいから肥料は基本不要だよ。

 

ウスネオイデスに肥料を与える時にやってはいけないこと

ふわふわの葉が綺麗なウスネオイデス(スパニッシュモス)

元気がない時に与える

なんとなく元気がない…そんな時はつい肥料を与えたくなるかもしれません。

が、実は弱っている時の施肥は逆効果になることが多いです。

弱っているときに肥料を与えると追加のストレスを与えることになりえる。まずは元気がない原因を探ることが大事!

生育が鈍る冬・真夏に与える

ウスネオイデスの生育適温は20度~30度程度。冬は寒さでどうしても生育が鈍ります。

冬に肥料を与えることで、不要な肥料分が蓄積して植物にストレスをかける恐れがあります。

天気予報で最低気温が15度以上・最高気温30度未満なら肥料を与えてみて。寒すぎはもちろん暑すぎる時期も肥料はお休みした方が無難。

与えすぎる、濃すぎる

肥料は与えまくれば良いというわけではありません。

肥料の与え過ぎは葉を傷める原因になります。

過剰な施肥は、葉や組織に異常な色合いや形態を引き起こすことがあるんだ。いわゆる「肥料焼け」。肥料を与えた後、葉に異常がみられるようなら一旦、肥料は控えてね。

 

雨ざらしなら肥料は不要?

樹木に絡みつくようにして育つ自生地のウスネオイデス

自生地でのウスネオイデスはもちろん雨ざらしです。ただ、それは気温・光・風などの環境条件がばっちり揃った環境でのこと。

一般家庭でウスネオイデスを育てる場合、肥料をうまく取り入れることで生育を良くする効果が期待できるよ。ただ、肥料は必ず必要というわけじゃない。

自生地に近い環境下で育てられるなら肥料は特別必要ない

乾燥に弱いウスネオイデスの細葉

エアプランツは自然界で木の枝や岩の上に付着して育つことが一般的です。

これらの場所では、雨や空気中の微量元素が栄養となります。

自然な環境に近い条件で育てられるなら、追加の肥料は基本必要ない。さらに大きくしたいなら肥料の使用も検討してね。

一般家庭内で自生地のような環境が再現できるのは梅雨の屋外

雨ざらしのウスネオイデス

梅雨はウスネオイデスにとって快適な時期です。

梅雨時期に雨ざらしにすることで、雨水を通して栄養素を吸収します。

雨水は自然な形で植物に必要な水分や微量元素を提供し、生育を促進してくれるよ。

色艶がイマイチ、生育が緩慢…そんな時は肥料が活躍

水で薄めた液体肥料

ホームセンターや園芸店用には優れた肥料が沢山市販されています。

これらの肥料は、植物が必要とする栄養素をバランスよく含んでいます。

必要に応じて、これらの肥料をうまく取り入れることで不足しがちな栄養素を補給することができます。

肥料は可能な限り薄めに作り、回数をもうけて少しずつ慣らしていくのがコツ。一度に濃度の高すぎる肥料を与えると、植物に与える負担も大きくなってしまうよ。特に液体肥料を与える場合はそれぞれの商品の指示に従って適切に与えることが大事!

 

まとめ

  • ウスネオイデスは肥料を与えなくても問題無く育つことがほとんど
  • ただ、今よりこんもりさせたい・花を咲かせたい・色つやを良くしたい等という場合は肥料を使うと良い
  • ウスネオイデスにおすすめの肥料は「ハイポネックス原液」。約2000倍に薄めて月に1回~3回ほど吹きかける
  • 水500mlで約2000倍に薄める場合、ハイポネックス0.25ml(目薬だと6滴くらい)を垂らし入れる
  • 肥料は連続して与えない。必ず水で一旦リセットすること
  • 「元気がない時」「暑さ・寒さが極端な時期」は肥料を控える。もちろん与え過ぎも×
ウスネオイデス
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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