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ウンベラータに元気がない理由は?症状別の対処法も

ウンベラータ フィカス・ウンベラータ

ハート型をした大判の葉と白い幹が爽やかな雰囲気を演出してくれる植物「フィカス・ウンベラータ」。

曲がりくねった幹もおしゃれ。自然な姿も元気一杯なその姿は、一鉢置いておくだけで室内を華やかな雰囲気にしてくれます。

そんな丈夫で育てやすいウンベラータが元気がないと、なんだかこちらまで落ち込んでしまいますよね。

「いつも通り、水やりしているのに元気がない」

「葉がしおれて張りも無くなってきた…」

「たくさん日光浴させているはずなのに、いまいち元気がない」

そこで今回は、ウンベラータの元気がない理由を症状別でご紹介します。また、それぞれの症状に応じた対処法もいくつかご紹介しますので、ぜひ、ご参考にされてください。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ウンベラータの元気がない理由は?それぞれの対処法も【症状別でみる】

それではさっそく、ウンベラータの元気がない理由を症状別で見ていきましょう。まずは、目の前のウンベラータをじっくりと観察してください。

現状を客観的に見つめることで、元気がない原因と対処法が少しずつみえてきます。

ウンベラータ

元気がないウンベラータ 症状①「幹が細くひょろひょろ」

「ウンベラータの幹がひょろひょろとして細長く伸びている…」

このような場合、日光不足による徒長(とちょう)が考えられます。下写真はウンベラータと同じゴムの木の仲間のガジュマルです。

枝がひょろりと伸びています。これが徒長です。日光を求めて枝ばかりが上へ上へと伸びるため、見た目が弱々しくなります。また、徒長することで株自体も弱くなり、ちょっとしたストレスで傷みやすくなります。

ひょろひょろに徒長したガジュマル
ウンベラータが徒長したときの対処法
  • 日当たりの良い場所へ移動(数日かけて少しずつ)

徒長の原因は主に日光不足です。ただ、いきなり日当たりの良い場所へ移動させたり、直射日光に当てるのはNG。ウンベラータは葉焼けを起こしやすいです。

置き場所を移動する場合は、数日かけて少しずつ移動させることで葉焼けを防ぎます。

あわせて読みたい「ウンベラータ ひょろひょろになる原因と対処法」はこちら

元気がないウンベラータ 症状②「葉の色が悪い」

「ウンベラータの葉の色が薄くなってきた」

「葉に茶色い部分がある」

このような場合に多いのが「葉焼け」です。葉焼けは強光を浴びることで葉が焦げたように痛むトラブルで、ダメージが広がると株自体が弱ってしまいこともあります。

特に、葉が大きく薄いウンベラータの葉は、葉焼けを起こしやすいです。葉焼け下部分は元に戻せません。環境の見直しが必要となります。

葉焼けにより薄くなったウンベラータの葉っぱ
ウンベラータが葉焼けしたときの対処法
  • 半日陰へ移動(葉の色の変化に気づいたら早目に)
  • 30度以上の高温時は葉焼けリスクが高まるため注意
  • 直射日光は避ける、西日も注意

あわせて読みたい「ウンベラータが葉焼けする原因と予防する方法」はこちら

元気がないウンベラータ 症状③「葉が落ちる」

「ウンベラータの葉が落ちてしまった…」

ウンベラータの葉が落ちる主な原因として考えられるのが寒さです。ウンベラータは寒さに強くありません。5度以下になるととたんに葉を落とし始めます。

ただ、葉が落ちたからといって枯れたと諦めてしまうのはお待ちください。ウンベラータは春になると新芽を吹くことも多いからです。

冬場は水やりを控え目にして乾燥気味に管理し様子を見ます。

あわせて読みたい「ウンベラータ 冬のお手入れ方法【3つのコツを掴んで冬越し】」はこちら

大きなハート型がかわいいウンベラータの葉
ウンベラータの葉が落ちたときの対処法
  • 適温を保つ(10度は確保する)
  • 直射日光を避けた日当たりの良い場所へ移動
  • 暖かい時期は土が乾いたら水やり、冬場は乾燥気味に管理

あわせて読みたい「ウンベラータ 葉が落ちる原因と対処方法【徹底解説!】」はこちら

元気がないウンベラータ 症状④「葉が小さい」

「なかなか大きな葉が出てこない…」「育てているうちに葉が小さくなった」

このような場合、原因のひとつとして考えられるのが根がしっかり張っていないということです。

購入当初のウンベラータ特有の大きな葉は、プロが整った施設の中で管理し育てた状態のため、当然、大きく形のよい葉です。

ウンベラータは本来、熱帯アフリカが原産地の暖かい場所で生息する植物。温度・湿度・肥料・日当たり・風通しなど、プロはすべてを管理した上で、最高の状態で出荷しています。

そのため、ウンベラータ本来の大きな葉を出すには、管理環境を見直し十分に根を張らせる必要があります。

ウンベラータの葉が小さいときの対処法
  • 管理の見直し(日当たりは十分か、寒さに当てていないか、水やりが多すぎないか、肥料を適期に与えているか等)

元気がないウンベラータ 症状⑤「葉がベトベトしている」

ウンベラータ

「ウンベラータの葉に触れるとベタベタとしている」

「ウンベラータの鉢のまわりがべとついて困っている」

ウンベラータの葉がベタベタしている場合、害虫による被害を受けている可能性があります。ウンベラータにつきやすい害虫としてあげられるのが、ハダニやカイガラムシ、アブラムシなどです。

これら害虫が葉に付くことで、害虫による排泄物が葉に付着します。これがベタベタの原因である場合が多いです。

葉をよく観察してみましょう。もし、小さな虫がついていたら害虫による被害を受けている可能性があります。

特に、ウンベラータを室内で育てている場合につきやすいのがハダニやカイガラムシです。これらの害虫がウンベラータに付くと、吸汁により徐々に株を弱らせます。見つけたら早目に対処するのが被害を最小限に抑えるコツです。

ウンベラータの葉がベタベタした時の対象法
  • 害虫がいないか観察⇒見つけたら取り除くor殺虫剤を活用

あわせて読みたい「虫の心配不要!ウンベラータを楽しむならフェイクグリーンもアリな理由」はこちら

 

まとめ

切った茎は水差しで発根させることもできるウンベラータ

今回は、ウンベラータの元気がない主な原因とそれぞれの対処法をいくつかご紹介しました。

ウンベラータになんとなく元気がないと感じたら、まずは目の前の植物をよく観察します。その後、確認する項目は以下の通りです。

  • 直射日光や西日に当たっていなかったか?
  • 日光不足になっていないか?
  • 土が乾ききらないうちに水やりしていなかったか?
  • 10度以下の寒さに当てていないか?
  • 葉がベタついていないか?虫がついていないか?(特に乾燥しがちな冬場の室内は注意)
  • 根詰まりしていないか?(鉢底から根っこが出ていたら根詰まりサイン)

今回の記事を参考に、ウンベラータのお手入れ方法を見直してみてくださいね。

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フィカス・ウンベラータ
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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