ハート型の大きな葉と白っぽい幹が涼し気な雰囲気を演出してくれる観葉植物「フィカス・ウンベラータ」。
大きな株はもちろん存在感があり素敵ですが、小さめの株を購入して大きく育てるのも楽しみのひとつですよね。
そんなウンベラータの幹が細く弱々しい姿になってお悩みではありませんか?
そこで今回は、フィカス・ウンベラータの幹を太くする方法をご紹介します。
この記事を読めば、
- フィカス・ウンベラータの幹を太くする方法
- フィカス・ウンベラータの幹を太くするには時間がかかる
- フィカス・ウンベラータの幹を太くするのに風が不可欠な理由
- フィカス・ウンベラータの幹を太くしたい時によくある質問【Q&A】
- フィカス・ウンベラータの幹を太くする【経過レポート】
が分かるよ!
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フィカス・ウンベラータの幹を太くする方法とは?
それでは、ウンベラータの幹を太くする方法をご紹介します。
今現在、幹がひょろひょろでお悩みの方は下記事もあわせてご参考にされてください。
ウンベラータの幹を太くするには日光が不可欠
耐陰性があり、室内でも容易に育てられる「観葉植物」として人気のウンベラータ。
そんなウンベラータの幹を太くするためには日光が不可欠です。
日当たりがイマイチな場所で管理していると、なかなか幹が太くならないどころか、日光不足による「徒長(とちょう)」を起こします。
ウンベラータの幹を太く丈夫に育てたいのであれば、日当たりの良い場所に置くことが大前提。ただし直射日光は×。窓越しの光ならok。
ウンベラータを太くしたい場合、置き場所はどこにすべき?
- 直射日光を避けた明るい場所に置く。室内なら南~東向きの窓際がベスト
- 気温15度以上であれば屋外の日陰~半日陰に置く。真夏は日陰に移動するか遮光ネットを使って直射日光に当てないこと
直射日光は葉が焼けて傷む「葉焼け」の原因になりやすいので避けましょう。
屋外管理の場合は、最低気温が15度を下回るようになってきたら室内へ移動します。
あわせて読みたい「ウンベラータを冬越しさせる!抑えておくべき3つのポイント」
ウンベラータの幹を太くするには「環境の改善」と「切り戻し」が効果的
ウンベラータは剪定しないままだと、どうしても高さばかりが出て幹がひょろひょろと細長くなりがちです。
ウンベラータは適期に切り戻すことで幹に栄養を集中させ、幹を太らせると同時に樹形も整えることができます。
適期に剪定することで幹を太くし、乱れた樹形を整えることができるんだね。
ウンベラータを切り戻すなら、回復力の高い春~初夏までに済ませて
ウンベラータを切り戻すのは気温が上がり始める春~初夏に済ませます。
この時期に切り戻すことでより多くの新芽を出すことができると同時に、切り戻し後の経過もスムーズに進みやすくなります。
カットした茎は水差しにしておくと約10日で発根します。これを土に植え付ければ新しく育てることもできますよ。(下写真)
あわせて読みたい「ウンベラータを水差しで発根させる方法を画像付きで解説!」
こまめな葉水(はみず)で空中湿度を保つ
また、ウンベラータは空中湿度の高い状態を好みます。理想的な湿度は約70%以上です。
空気が乾燥することで葉が傷みやすくなったり、害虫がつきやすくなったりもします。
霧吹きで葉の表、裏など株全体にまんべんなく水を吹きかけましょう。
下から見上げるようにしてスプレーすると、葉の裏面までしっかりと保湿できる上、害虫の早期発見にもつながるよ。
アイビルのスプレー容器があると便利!
葉水用のスプレー容器は100均のもので構いません。
ただ、植物をたくさん育てている方の場合、ワンプッシュで微細なミストを長く噴射できるものがおすすめです。
ミストが細かいので葉にまんべんなく水分を吹きかけられますよ。
また、水が垂れにくく床が汚れにくいのも嬉しいポイントです。
あわせて読みたい 「観葉植物好きなら必ず持っておくべき!優秀すぎる園芸アイテム【厳選】」
ウンベラータは室内管理だと太くならない?
室内でも容易に育てられるのがウンベラータです。
ただ「幹を太く丈夫に育てたい」のであれば、気温が許す限りは屋外管理がおすすめ。なぜなら、植物が光合成するためには「風」が必要だからだよ。
幹を太く丈夫に育てたいなら南~東向きの窓際に置くのが大前提
ウンベラータを室内でも太く丈夫に育てたいなら、南~東向きの窓際に置くのが大前提です。
また、南~東向きの窓際であっても陰になるような場所は避けてください。(下写真)
窓の汚れや曇りは定期的に拭き取ろう
最近では紫外線をカットする窓も多いですが、紫外線は植物が育つ上で重要な役割を果たします。
また、窓が汚れて曇っていたり、葉の表面にホコリが溜まったいたり、
人間からすれば「そんなちょっとしたことで?」ということでも、植物にとっては日光を遮る障害物になるのです。
あわせて読みたい「日光なしでも観葉植物は育つ?日光がなくても枯れずに長持ちするグリーンも」
風を感じることで植物は丈夫に育つ
植物は風を感じることで、葉の裏にある気孔の開閉が活発になり、光合成も盛んにおこなわれます。
水・光・風。この3つが揃うことで植物はより旺盛に育つ。室内に置いたままだと、風通しの面でどうしても屋外には敵わないことが多いんだ。
室内管理の場合は風通し良くすることを意識して。窓を閉め切りがちな真夏や真冬は扇風機やサーキュレータをフル活用
窓を閉め切ることが多くなる真夏や真冬。室内の空気の動きが止まり、どうしても風通しが悪くなりがちです。
そのような時期に活躍するのが扇風機やサーキュレーターです。
一か所に停滞しがちな湿気や冷気をまんべんなくかき混ぜ、空気に流れを作りだします。
室内で沢山の観葉植物を育てているなら、サーキュレーターは一台は持っておきたい必須アイテムだよ。風通しを確保することで根腐れ、カビ、害虫の予防にもなる。
あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」
フィカス・ウンベラータの幹を太くするのに風が不可欠な理由
ウンベラータの幹を太くするのに「風」が欠かせない理由は以下のとおりです。
ウンベラータの幹を太くするのに風が不可欠な理由①振動や揺れによって幹が丈夫になる
植物は自分自身を支えるために幹を太く丈夫に成長させます。
風にさらされることで幹は折れないよう、木材をさかんに生成するようになります。
風をほとんど受けない状態では幹を太くする必要もない。風通しが悪いと呼吸が十分にできず、光合成もスムーズにおこなえなくなるよ。
植物が呼吸するには適度な風が必要
植物は光合成を通じて酸素を生産し、同時に二酸化炭素を吸収します。
風は植物の葉や茎の表面に取り込んだガスを効果的に交換するのに役立ちます。
風がないと新しい酸素が供給されにくく、二酸化炭素の取り込みも制限される可能性があるのです。
ウンベラータの幹を太くするのに風が不可欠な理由②光合成する上で欠かせない
植物は適度な風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんにおこなえるようになります。
風通しの悪い状態が続くと光合成で生成できる養分の量も減り、株自体が徐々に細く弱々しい姿になりがちです。
風通しが悪いと害虫やカビ、根腐れの発生リスクも高くなるよ。
ただし、風が強すぎるのは×。
風の影響が強すぎる場合、植物は逆に折れる可能性があります。
したがって、風の強さや環境条件によっては、適度な風にさらされつつも植物を保護する必要があります。
あわせて読みたい「窓のない部屋でも楽しめるおすすめの観葉植物とは?」
ウンベラータが好む「半日陰」ってなに?
葉が大きく薄いウンベラータは、直射日光により葉焼けを起こしやすいです。
葉焼けを起こすと見た目が悪くなるだけではなく、ダメージが進行することで株自体をも弱らせかねません。
特に、高温期(夏場)の直射日光は高確率で葉焼けする。ウンベラータが好むのは「半日陰」や「明るい日陰」だよ。
ウンベラータが好む「半日陰」「明るい日陰」の目安
- 日光の当たっている場所のすぐ隣の陰
- こもれび(日光が当たっていたり当たっていなかったりする場所、軒下、木陰など)
- 直射日光を遮光ネットで遮った状態
- ルクス値は10000~20000程度(以下で説明します)
ルクス値とは、光の明るさを表す指標のことです。ちなみに、室内の明るい場所のルクス値は8000程度のことが多く、やや足りない印象。
室内であれば最低でも南~東向きの窓際がベスト!
置き場を移動する場合は、数日かけて少しずつ変えることで葉焼けを防ぐことができます。
あわせて読みたい「窓のない部屋でも楽しめるおすすめの観葉植物とは?」
ウンベラータの幹を太くするには時間がかかる
ウンベラータの幹を太くするためには年数と手間を要します。
十分な日光と風通し、適切な温度と水やり、肥料などが必要になるからです。
まずは、既存のウンベラータの置き場所や管理方法を見直し、環境を整えよう。その後、幹にボリュームが出るよう剪定するよ。
ガジュマルの幹を太くする【例】
ここで、ウンベラータと同じゴムの木の仲間である「ガジュマル」という植物での例をご紹介します。
ひょろひょろと細長い幹が目立っていますね。
このままではどんなに環境を改善しても、頂点付近の葉が茂るだけで幹はこのまま。ほぼ変化無しなんだ。
そこで、間延びした部分をカットします。
その後、春から秋にかけては屋外で管理し、水やりは土が乾いてからおこないます。
剪定から約半年経過した姿がこちらです。(下写真)
幹が少しだけ太くなりました。
暖かい時期に伸びすぎた枝を随時カットしながら、幹にもしっかりと栄養が行き届くようにした結果です。
このように、幹を太くするには時間と手間を要します。
「管理環境を見直す⇒適期に剪定、分岐を促すことで株自体のボリュームが増す」
風通しの良い場所に置くことで枝や茎が揺れる。これによって植物は風による力に耐えようと幹や枝を太く丈夫にするよ。
あわせて読みたい「室内に置いてはいけない観葉植物はある?小さな子供やペットのいるお家での注意点」
フィカス・ウンベラータの幹を太くしたい時によくある質問【Q&A】
ウンベラータの幹を太くしたいときによくある質問をご紹介します。
ウンベラータの幹を太くしたい時によくある質問①肥料を与えれば太くなる?
ウンベラータの幹を太くしたいからといって闇雲に肥料を与えるのは控えます。
もちろん肥料を与えることは悪いことではありませんが、肥料を与える前には確認すべきポイントが3つあります。
ウンベラータに肥料を与える前に確認すべき3つのポイント
- 根詰まりを起こしていないこと
- 株が明らかに弱っていないこと
- 生育がさかんな春~秋(最低気温15度以上が目安)であること
植え替え後は1ヶ月ほど経って根が回復してから肥料を与えてね。植え替え後、すぐに肥料を与えると根に負担がかかるよ。
あわせて読みたい「ウンベラータにおすすめの肥料は?室内でも清潔に管理できるものが最適!」
ウンベラータの幹を太くしたい時によくある質問②枝分かれさせて枝を増やす方法は?
ウンベラータを枝分かれさせて枝数を増やしたいなら適期の切り戻しが必要です。
ウンベラータを含むゴムの木は放っておいても枝分かれすることはほぼありません。
切り戻しの適期は生育がさかんな春~初夏にかけてです。
くわしくは以下記事を参考にしてみてね。
あわせて読みたい「ゴムの木の枝を増やす方法!枝分かれさせて株にボリュームを出そう」
ウンベラータの幹を太くしたい時によくある質問③葉がすべて落ちてしまった。もう処分するしかない?
ウンベラータの葉がすべて落ちて幹だけになったとしても、諦めずに管理を続けてみてください。
葉が落ちたのが冬の場合、気温が上がり始める春には新芽が吹くことが多いです。
ウンベラータの葉が落ちる原因については以下記事を参考にしてみてね。
あわせて読みたい「ウンベラータ 葉が落ちる原因と対処方法【徹底解説!】」
ウンベラータの幹を太くしたい時によくある質問④切り戻した後はどう管理すべき?
ウンベラータの切り戻し後、しばらくは土が乾きにくくなるはずです。
葉が減ることで蒸散量が減ります。すると、水やり後に土が乾くまで時間を要するようになるのです。
切り戻し後の水遣りは与え過ぎによる根腐れに注意。「〇日に1回」などと決めず、土が乾いたタイミングで与えよう。
あわせて読みたい「ウンベラータの葉が巨大化する理由は?小さな葉を増やしたい時の対処法」
ウンベラータの幹を太くしたい!生育レポート
ここからは、筆者が実際にウンベラータの幹を太く育てようと思います。
随時更新予定。管理の参考にしてね!
ウンベラータを購入【2021/5】
ホームセンターで500円程で購入したウンベラータです。まだ幹というより茎という感じですね。
少しずつ時間をかけて幹を太くし、株全体のボリュームを出していこうと思います。
ウンベラータの剪定の適期は6月頃。もう少ししたら、ひとまわり大きめの鉢に植え替えて剪定するよ。
あわせて読みたい「ウンベラータを大きくしたいときの育て方のコツ3つ」
ウンベラータの剪定&植え替え【2021/6】
ひとまわり大きな鉢に植え替えました。土は虫が湧きにくい室内向けの物を使用しています。
虫が湧く原因となる堆肥(たいひ)が使用されていないため、虫やキノコが出にくい土です。
室内に置く鉢にはこの土を愛用しています。
そして、枝分かれさせたい場所で茎をカットします。
カットするときは白い樹液に触れないように気を付けて。かぶれることがあるよ。特にゴムアレルギーの方は注意。
断面から白い樹液が出てきました。これはこのままにしておくことで、乾燥して「かさぶた」のようになります。
さて、短くなってしまいましたがこれからどんどん生長する時期に突入するのがウンベラータ。
ここから、うまくいけば枝分かれしてどんどん株にボリュームが出てくれるはずです。
もちろん、幹も少しずつ太くなるはず。
※本当はもっと株元近くで切る予定でしたが、やはり葉が減ってしまうのは寂しいので、今回はこんな感じになりました。
あわせて読みたい「おしゃれで機能性抜群!観葉植物好きが選ぶおすすめの鉢ポットまとめ」
剪定から約3ヵ月経過したウンベラータ【2021/8】
夏を超え、かなりボリュームアップしたウンベラータです。まさに「アンブレラ(ラテン語でウンベラータを指す)」という感じ。
でも、幹はあまり変化していないね。
ここまでは、ほぼ屋外に出しっぱなしでした。ただ、雨ざらしにならないよう軒下の直射日光が当たらない場所にです。
それでも、強い光が当たってしまい、葉焼けの症状が出た箇所もあります。
その場合は、すぐに置き場所を探し直しました。葉焼けすると株自体を傷めかねないので…。
ただ、よく見ると、購入時はほぼ緑色だった茎が白っぽくなり、「幹」という感じに変わっていました。
とはいえ、まだまだここから!
水やりチェッカーで管理を楽に!
水やりのタイミングがイマイチ分からない。でも、いちいち土の乾き具合を確認するのも面倒。。
そんな方におすすめなのが水やりチェッカー。
土に挿しておくだけで水やりのタイミングを色で教えてくれる便利アイテムです。
便利なうえ、根腐れも防げるのでおすすめのアイテムだよ。
- 白⇒乾いている
- 青⇒湿っている
今後の管理方法
- 直射日光は引き続き、避ける
- 30度を超える日は室内の窓際、涼しくなったら屋外
- 水やりは土が乾いてからたっぷりと
- 切り戻しはまた来年6月にする
あわせて読みたい「観葉植物がすぐ枯れる人がやりがちな間違ったお手入れ3つ」
どんどん葉を展開させるウンベラータ【2021/10/15】
今年は10月に入っても30度を超す日が続いています。
ただ、ここにきて葉を展開させるスピードはゆっくりめになってきました。今後は寒さとの闘いですね。
そして、このタイミングで鉢底から根が少し出てきているのを確認してしまいました…。
ただ、今後は気温が下がり生長もほぼ止まることが予想されます。植え替えはせず、このまま冬を越すことに。
ちょっと心配ですが経過を見守ります。
あわせて読みたい「室内に置いてはいけない観葉植物はある?小さな子供やペットのいるお家での注意点」
10月に滑り込みで植え替え、春を迎えたウンベラータ【2022/4/6】
その後、やはり株が想像以上に生長したため、鉢と株のバランスが悪くなって鉢ごと倒れてしまうトラブルが数回発生。
気温が下がり始めている時期ではありましたが、大急ぎでひとまわり大きな鉢に植え替え。10月末。(下写真)
あわせて読みたい「ウンベラータにおすすめの土は?室内なら虫が湧きにくい土がおすすめ!」
こちらに植え替え作業の様子をこまかく記載しています。ご参考までに。
できるだけ暖かい日に植え替えを完了。その後、寒さの厳しい冬を迎えます。
心配していたのもの、室内管理していたため少しずつ生長し、無事、春を迎えました。(下写真)
室内の乾燥が続いたせいか、ウンベラータの魅力である大判の葉が傷んでしまいました。
とはいえ、なんとか冬越しし元気に育っています。
購入当初と比べてみよう!幹は太くなったかな?
購入当初(上)と購入から約一年後(下)
たった一年弱でかなり大きく育ちました。幹も緑色から茶色になり、かなりしっかりとしてきましたよ。
時間はかかるけど、適切な時期の切り戻しと寒さ対策で少しずつ太い幹になってきたね。
あわせて読みたい「観葉植物の害虫対策!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ」
グンと背が伸びたウンベラータを曲げる【2022/7】
一気に背丈が伸び、新しい葉も展開しました。ここでちょっと幹を曲げてみることに。
幹を曲げて紐で固定しました。また、冬場に傷んだ葉を2枚カット。
しばらくは30度を超える日が続くので、ベランダの日陰で管理します。35度を超えるようなら室内に移動することに。
あわせて読みたい「ウンベラータの簡単な曲げ方を画像付きで解説します!」
30度を超える高温日は夜になったら外に出し、明るくなったら室内に取り込むというスタンスにしようと思う。
我が家の日当たり的にどうしても西日が当たってしまうので、万が一の葉焼けを防ぐためです。
下葉が傷んだので高さ半分ほどに切り戻し剪定します【2023/5】
購入から約2年。こんなに大きく育ちました。
幹はかなり太くなりましたが、冬場の乾燥で葉が傷んでしまっています。
ということで、時期も丁度いいからここらで「切り戻し剪定」。乱れた姿を整えるよ。
かなり太くなった幹。切れ味のよい剪定ばさみでカットします。
白い樹液が溢れてきました。元気いっぱいですね。
カットした枝は捨てずに挿し木で増やします。このままでは長すぎるので、半分にカットし余分な下葉を取りました。
こんな感じ。水差しで発根後、土に植えて育てます。そして、気になる元株の方はこんな感じ。
かなり不格好になってしまいましたね。
ただ、時期的に丁度いいですし株も元気なので、うまくいけば3つくらい新芽が出てくるのではと思います。
葉が大幅に減った後は、水をやり過ぎないように注意するよ。理由は、葉が減ったことで蒸散による水分放出量が減り、土が乾きにくくなるから。
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新芽が出てきた剪定後のウンベラータ【2023/6/9】
剪定から3週間ほど経過しました。
なんと、新芽が4つも出てきましたね。切り戻し成功です。
今年はどんな生長を見せてくれるかな?
剪定から約3か月経過。新芽が育って樹形が整いました【2023/8/24】
その後、次々と新しい葉が開いてバランスの良い樹形に育ちました。
先端は3つに枝分かれしてトップにボリュームが出ましたね。
幹もかなり太くなりました。力強さすら感じます。
適期に剪定することで栄養を幹に集中させ、新しい葉を展開させるとともに幹を太らせることもできるんだね。
あわせて読みたい「枯れない観葉植物が欲しい人へ!絶対枯れない&消臭効果を持つ優秀グリーン」
まとめ
今回はウンベラータの幹を太くするための方法をいくつかご紹介しました。
幹を太らせるのはなかなか年数を要します。
だからこそ愛情も沸きますね。小さい株を大きく、太く育て上げるのは、思っている以上に楽しいものです。
今回の記事を参考にして、ウンベラータの管理環境を見直しつつ、幹を太く仕立てることに挑戦してみてね!
あわせて読みたい「虫の心配不要!ウンベラータを楽しむならフェイクグリーンもアリな理由」
ウンベラータの幹を太くする主な方法
- 十分な日光と風通し、温度(15度以上)を確保
- 切り戻し剪定を実施【4月~9月頃が適期だが大きく切り戻すなら6月頃がおすすめ】
ウンベラータのその他関連topics
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