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ウンベラータの育て方を初心者にも分かりやすく解説します!

植え替え前のウンベラータ フィカス・ウンベラータ

ウンベラータの育て方がイマイチ分からない。初心者にも分かりやすく教えて。

ということで、今回はウンベラータの育て方について日本一わかりやすく解説します。

この記事を読めば、

  • ウンベラータの水やり方法
  • ウンベラータの置き場所
  • ウンベラータの植え替え方法
  • ウンベラータの肥料の与え方
  • ウンベラータの増やし方
  • ウンベラータを育てる上で気を付けるべき害虫

などウンベラータの育て方の基本がポイントごとに分かるよ。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ウンベラータの育て方【水やり】

表土が乾いたウンベラータ

ウンベラータの水やりは「土が乾いたらたっぷりと」が基本ですが、時期によっても微妙に異なります。

春~秋(天気予報で最低気温15度以上が目安)

  • 土が乾いたタイミングで鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりする
  • 2週間に1回程度、水で薄めた液体肥料を与えるとさらに生育が良くなる

秋~冬(天気予報で最低気温15度以下が目安)

  • 土が乾いてさらに3~4日してから土の約1/3が湿る程度に水やり
  • 夜間の水やりは根を冷やす原因になるため避ける。できるだけ暖かい午前中までに済ませるのがベスト
  • 水温は30度程度の常温のものがよい

受け皿に溜まった水はそのままにしておくと根腐れや害虫の原因となる。こまめに捨てようね!

あわせて読みたい 「ウンベラータ 葉が落ちる原因と対処方法【徹底解説!】」

 

ウンベラータの育て方【置き場所】

ウンベラータ

ウンベラータは年間を通して明るく風通しの良い場所を好みます。ただし、気を付けたいのが冬の寒さです。

ウンベラータが耐えられる寒さは5度程度までといわれますが、それは枯れないための最低温度ともいえます。

ウンベラータの美しい姿を保つなら最低でも10度、できれば15度は確保すべきでしょう。

春~秋(天気予報で最低気温15度以上が目安)

  • 室内なら南~東向きの窓際。明るく風通しの良い場所がベスト
  • 屋外なら日陰~半日陰。ただし、夏場の高温期は葉焼けを起こしやすいため日陰へ移動する

秋~冬(天気予報で最低気温15度以下が目安)

  • 室内の南~東向きの窓際。できるだけ明るく風通しの良い場所に置く
  • ただし、エアコンの風が当たる場所は過度の乾燥により葉が傷むため避ける
  • 窓際に置いている場合、夜になったら窓から1~2mほど離して冷え込みを防ぐ

少ない光でも育つ「観葉植物」として人気のウンベラータだけど、本来は明るく風通しの良い場所を好むよ。あまりにも日光不足が続くと枝ばかりが間延びしてひょろひょろになる。

あわせて読みたい 「ウンベラータを冬越しさせる!押さえておくべき3つのポイント」

 

ウンベラータの育て方【植え替え】

カチコチに固まっているウンベラータの根鉢

ウンベラータは2~3年に1回の植え替えをして「根詰まり」「土の劣化」を解消します。

根詰まりしていないという場合でも、土は経年によって粒が崩れカチコチになります。

土の排水性・養分を回復させるためにも、最低でも2年に1回の植え替えをおすすめします。

春~秋(天気予報で最低気温15度以上が目安)

  • 「鉢底から根がはみ出ている」「土の水が浸み込むまで時間を要するようになった」「2年以上植え替えていない」などという場合は新しい土に植え替える
  • 大きくしたいならひとまわり(直径プラス3cmほど)大きめの鉢に植え替える

※大きくしたくないなら傷んだ根をカット&剪定で整え、同じ鉢に植え付けるのもよい。

あわせて読みたい 「ウンベラータを剪定で整える方法と手順を分かりやすく解説!」

秋~冬(天気予報で最低気温15度以下が目安)

  • 寒い時期は生育が鈍くなっているため植え替え後の回復もスムーズに進みにくい。基本、植え替えは避ける

室内向けの土

ウンベラータを室内で育てる場合、虫が湧きにくい「室内向けの土」を使うのがおすすめだよ。

あわせて読みたい 「ウンベラータにおすすめの土は?室内なら虫が湧きにくい土がおすすめ!」

 

ウンベラータの育て方【増やし方】

ウンベラータの水差し

ウンベラータは「挿し木(さしき)」で簡単に増やすことができます。

挿し木は枝や茎の一部をカットし、土や水差して発根させて増やす方法です。

春~秋(天気予報で最低気温15度以上が目安)

  • 伸びすぎた枝の一部をカットし水や清潔な土(赤玉土やバーミキュライト等)に挿して発根させる
  • うまくいけば3週間ほどで発根するので、その後、観葉植物用土に植え付けて育てる

秋~冬(天気予報で最低気温15度以下が目安)

  • 失敗するリスクが高いため挿し木は避ける

水差しで発根させた場合はそのまま水差しで楽しむこともできる。でも、大きく育てたいなら土に植え替えるのがおすすめ。

あわせて読みたい 「ウンベラータ 挿し木の方法を写真付きで解説します!」

 

ウンベラータの育て方【肥料】

ハイポネックス原液

ウンベラータは特別肥料を与えなければならないということはありません。

ただ、適期に肥料を与えることで生育をよくすることができます。

春~秋(天気予報で最低気温15度以上が目安)

  • 液体肥料(ハイポネックス原液等)の場合は10~14日に1回程度、水で薄めたものを水やりとともに与える
  • 固形肥料(プロミック等)の場合は土の表面に置くだけでok
  • 混ぜ込みタイプの肥料(マグァンプK 中粒等)の場合は植え替えの際に土に混ぜ込んでおくことで、約1年効果が持続する

秋~冬(天気予報で最低気温15度以下が目安)

  • 基本、肥料は不要である

15度以下になる冬はウンベラータの生育が緩慢な時期。肥料は基本的に不要だよ。元気がないからといって闇雲に肥料を与えると、さらに根を傷めてしまう恐れもあるんだ。

あわせて読みたい 「ウンベラータにおすすめの肥料は?室内でも清潔に管理できるものが最適!」

 

ウンベラータの育て方【害虫】

ウンベラータに付きやすい害虫にはハダニ、カイガラムシなどがあります。

これらの害虫がウンベラータに付くと、吸汁によって葉を変色させます。

害虫を放置し続けていると株自体を弱らせてしまう原因になるため、見つけ次第早目に駆除することが大事です。

暖かく空気が乾燥する時期は害虫の発生リスクが高まる

カイガラムシ

暖かく空気が乾燥する時期はハダニやカイガラムシなどの害虫が湧きやすいです。

特に気を付けたいのが、空気が乾燥しがちな冬の室内。

葉がベタベタしていたり、白い綿のようなものが付着している場合はカイガラムシの可能性があります。

コナカイガラムシ

もし害虫と思われる物体を見つけたらできるだけ早めに取り除きましょう。その際、水を吹きかける程度では取りきれないことが多いです。

綿棒やピンセットなどを使って確実に取り除いてください。

カイガラムシ

ハダニやカイガラムシなどの害虫は吸汁によって葉を変色させるよ。放っておくと株を弱らせるだけでなく、他の植物にまで被害が拡がる恐れもあるんだ。

あわせて読みたい 「観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの選択肢も」

 

まとめ

ということで、今回はウンベラータの育て方を初心者にも分かりやすくご紹介いたしました。

ウンベラータを育てる上で気を付けたいのが寒さの厳しい冬。室内とはいえ、暖房を消した後の朝晩は想像以上に冷え込みます。

ウンベラータの新芽

万が一、すべての葉が落ちて幹だけになっても諦めないで。ウンベラータは生命力旺盛な植物。諦めずに管理を続けていれば、気温が上がり始める春先に新芽を吹いてくれることが多いよ。

関連topicsはこちら

「ウンベラータの新芽が開かないのはなぜ?原因と対処法」

「ウンベラータの葉が小さい!主な原因と対処方法とは?」

「ウンベラータを大きくしたいときの育て方のコツ3つ」

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「ウンベラータの幹を太くする方法を徹底解説します」

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「ウンベラータ ひょろひょろになる原因と対処法」

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フィカス・ウンベラータ
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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