観葉植物を植え替える際に出る使い古しの土。
使い古した土の処分方法にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
基本的に使い古しの土は「処理困難ゴミ」となり、ごみとして出すことが出来ません。
そこで今回は、観葉植物の使い古しの土を再利用する方法をご紹介します。
使用済みの土を再利用してエコに園芸を楽しみましょう。
※ちなみに専門業者への回収を依頼した場合、ほとんどの場合は費用がかかり、土1kgあたり50円程度であるケースが多い。
使用済みの土を再利用する方法を分かりやすく解説!
使用済みの古い土を再利用することは節約にもつながります。とっても簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。
ちなみに、土は乾いていた方が作業しやすいですよ。
使用済み土の再利用の方法 手順①ごみを取り除く
まずは、土に残っている古い根っこや茎、枯れ葉などを取り除きます。ある程度ゴミが取り除けたら、次は土を広げて乾燥させます。
レジャーシートや新聞紙の上に土を広げて、土の水分を飛ばしておきましょう。
土が乾燥したら、ふるいを使って土に残っている細かなゴミを取り除きます。ふるいは粗目の目のものがよいでしょう。
鉢底ネット、鉢底石は再利用可能。古い根っこ、枯れ葉などは取り除きます。
粗目のふるいにかけると古い根っこやごみに交じって、大き目の粒の土も残ります。
この粒は再利用可能なので残しておきましょう。取り除くのは古い根っこやその他ゴミのみです。
鉢の底に敷いておいた鉢底石も再利用可能です。土とは別に分けておきます。観葉植物を多く育てている方は、園芸用のふるいがあると便利です。
鉢底石はネットに入れておくと植え替え時に選別しやすい
鉢底石はそのまま入れると、植え替えの際に土と分別する手間がかかります。
下写真のように、あらかじめネット等に入れておくと植え替えの際に作業が楽です。
排水口ネットを活用しました
はじめからネットに入っている鉢底石も売っていますよ。
使用済み土の再利用の方法 手順②黒いビニール袋に詰める
次に、余分な汚れをある程度取り除いた土を黒いビニール袋に詰めます。
黒いビニール袋に入れ太陽光に当てることで土を蒸し、殺虫・消毒します。
古い土をそのまま再利用しない方が良い理由は?
使い古した土には雑菌や害虫が潜んでいる可能性があります。虫の卵や幼虫が潜んでいることも。
また、古い土は粒が崩れて団子状に固まり、水はけが悪くなっていることが多いです。観葉植物の多くは水はけの良い土を好みます。
さらに、土は古くなるとどうしても酸性に傾きます。植物の多くは弱酸性の土を好むため、PH値を調整するためにも再生作業が必要になります。
使用済み土の再利用の方法 手順③土全体を湿らせる
さらに、黒いビニール袋に入れた土に水を注いで、土全体を湿らせておきます。このとき、土の表面だけ湿っていても効果はありません。
必ず土全体が水分を含むくらいの量の水を注いでください。その後、袋の口をしっかりと縛り密封します。
使用済み土の再利用の方法 手順④炎天下に7日~14日晒す
袋の口をしっかりと縛ったら、屋外の炎天下に7日~14日晒し殺虫・殺菌します。
とにかくガンガン日が当たる場所に置いてください。高温によって、土に含まれる菌や害虫、その卵などを死滅させます。
使用済み土の再利用の方法 手順⑤再生材を混ぜる
天日干して1~2週間ほど経ったら、袋から土を取り出し乾燥させましょう。その後、土の養分補給・PH値調整のための再生材を混ぜ込みます。
古い土は酸性に傾いていることが多いです。植物は弱酸性の土を好む傾向があるため、PH値を調整しておく必要があるのですね。
再生材は商品によっても異なりますが、プロトリーフ 土のリサイクル材 コーヒーの恵みであれば、古い土に対して約1割~2割ほど混ぜ込むだけでokです。
室内で使うなら、臭いの少ないリサイクル材がおすすめ
プロトリーフ 土のリサイクル材 コーヒーの恵みは、もみ殻堆肥とコーヒーかすを混ぜて作った古い土の再生材です。
リサイクル材によく含まれている牛糞に比べ、プロトリーフ 土のリサイクル材 コーヒーの恵みは嫌な臭いが少なく、観葉植物にもおすすめのリサイクル材になります。
「土の粒が細かく水はけがイマイチ…」という場合、「赤玉土(小粒)」や「パーライト」等を混ぜ込むとよいでしょう。
赤玉土(小粒)
パーライト
観葉植物の土を再利用する方法を画像付きで解説【まとめ】
今回は使用済みの土の再生方法をご紹介しました。
使用済みの土を再利用することは、廃棄物を減らし、お金を節約することもできます。
とっても簡単なのでぜひ、挑戦してみてくださいね。