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トラディスカンティアが枯れる原因を徹底解説します!

トラディスカンティア その他の観葉植物

光り輝くメタリックな葉が美しいトラディスカンティア(シマムラサキツユクサ)。

小鉢からこんもりとあふれ出す姿が魅力的で、吊り鉢にしてもおしゃれな人気の観葉植物です。

今回は、そんなトラディスカンティアが枯れる主な原因をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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トラディスカンティアが枯れる原因を徹底解説します!

日当たりのよい場所に置くことで葉の色つやが良くなるトラディスカンティア。

非常に丈夫で増やすのも容易なトラディスカンティアが枯れる主な原因をみていきましょう。

トラディスカンティアが枯れる原因①寒さ

トラディスカンティア

トラディスカンティアの原産地は、メキシコやコロンビアなどの熱帯地方です。そのため、トラディスカンティアにとって日本の冬の寒さは大きな壁となります。

とはいえ、丈夫で育てやすいトラディスカンティアは比較的に寒さに強く、5度程度までなら耐えることができます。

冬場は水やりを控え目にすることで耐寒性を高める

春から秋の暖かい時期によく育つトラディスカンティア。しかし、気温が15度を下回るようになると、徐々に生長が緩慢になります。

すると、根が水分を吸うスピードが落ちてくるはずです。この時期に暖かい時期と同じように水やりしていると、「根腐れ」を起こしやすくなります。

15度以下になってきたら水やりは控え目にシフトすることで、樹液濃度を高めて耐寒性も確保することができます。水やりの具体的な目安は以下の通りです。

  • 20度~30度程度…土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
  • 15度以下…土の表面が乾いて1~2日してから常温の水を与える
  • 30度以上…蒸れに気を付けつつ、できるだけ涼しい時間帯に水やり

※水やり後は受け皿に溜まった水をこまめに捨て、できるだけ風通しのよい場所に置く

トラディスカンティアが枯れる原因②蒸れ

トラディスカンティアは、蒸れると根腐れや病害虫が発生するリスクが高まります。

特に、30度以上の高温期は蒸れに気を付けつつ、できるだけ風通しのよい場所に置きましょう。

葉が茂りすぎている場合は、風通しを確保するためにも伸びすぎている茎をカットします。

トラディスカンティアの剪定

20度~30度程度の時期であれば、切り戻してもまたすぐに葉が茂ってボリュームが出てくるはずです。

カットした茎は挿し木で簡単に増やすことも可能

トラディスカンティアの挿し穂

カットしたトラディスカンティアの茎は、そのまま土に挿して増やすことも簡単です。 カット後、下葉を取り除いてから数時間水に差し、その後、水はけの良い土に挿します。

発根したトラディスカンティアの挿し穂▲適期なら水に差して数日で発根します

トラディスカンティアが枯れる原因③直射日光

トラディスカンティア

トラディスカンティアは日当たりのよい場所で育てることで、葉の色ツヤがとてもきれいに出てきます。

もちろん、耐陰性があるため室内でも育てられますが、光線不足が続くとどうしても葉と葉の間隔が伸びてひょろひょろの見た目になりやすいです。

とはいえ、室内で育てていたトラディスカンティアを、いきなり屋外の直射日光に当てると「葉焼け」を起こす原因になります。

葉焼けを起こすと葉の一部が変色し、観賞価値が下がってしまいます。また、葉焼けした部分は組織が破壊されてしまうため光合成ができなくなります。

そのため、葉焼けし続けるとそのまま株自体を弱らせ、枯らす原因にもなりえるため注意が必要です。

日当たりの良い場所に移動する場合は数日かけて日光に慣らす

トラディスカンティアを日当たりのよい場所へ移動する場合、数日かけて少しずつ明るい場所へ移動し、日光に慣らすことで葉焼けを防ぎます。

例:室内のレースカーテン越しの窓際⇒屋外の日陰⇒屋外の半日陰⇒日向

※ただし、真夏は高温により葉焼けを起こすリスクが高まるため、直射日光を避けた半日陰に移動させるのが無難。

トラディスカンティアが枯れる原因④病害虫

トラディスカンティアを風通しの悪い場所(室内の壁際や隅など)に置いたままにしていると、病害虫が湧くことがあります。

トラディスカンティアにつきやすい害虫は、「カイガラムシ」「ハダニ」などです。これらの害虫がトラディスカンティアに付くと、吸汁によって樹液を吸われて株を弱らせられます。

「なんとなく元気がない」「葉の色つやが悪い」「葉がベタベタする(カイガラムシの排泄物)」

上記のような症状がみられる場合、葉の裏や付け根、茎などに小さな虫が付いていないかくまなくチェックしてください。

葉がベタベタする場合はカイガラムシ、葉の付け根や茎などに蜘蛛の巣状のものが付着している場合はハダニが付いている可能性が高いです。

室内で管理する場合はサーキュレーターを活用することで根腐れや病害虫を防ぐ

寒さに強いトラディスカンティアですが、気温が5度以下になる時期は室内での管理がメインとなるでしょう。

とはいえ、冬場の室内は窓を閉め切ることがほとんどですね。そのため、どうしても風通しが悪くなります。

このような場合、サーキュレーターを活用するのがおすすめです。特に、室内でたくさんの鉢植えを管理している方はサーキュレーターは必須アイテムといってもよいでしょう。

サーキュレーター

 

まとめ

トラディスカンティア

今回は、トラディスカンティアが枯れる主な原因をその対処法をご紹介しました。

初心者でも育てやすく増やすのも簡単なトラディスカンティア。今回の記事を参考に、その美しい姿を長く楽しんでみてくださいね。

トラディスカンティアが枯れる主な原因と対処法

  • 寒さ…5度以下の寒さを避ける
  • 蒸れ(特に真夏)…夏場は蒸れに気を付ける、葉が茂り過ぎたらカットし風通しを確保
  • 直射日光(特に真夏)…日当たりを好むが高温期は強光で葉焼けすることもあるため注意
  • 病害虫…風通しの悪い場所に置いていると害虫が湧くことがある、見つけたら早目に取り除く
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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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