炭チップに植えられたハイドロカルチャーを購入したけど、水やりのタイミングがイマイチわからない。。
こういった疑問にお答えします。
漆黒がカッコいい!炭植えハイドロカルチャーの育て方とは?
炭植えハイドロカルチャーを長持ちさせるコツは「水やりのタイミングと水位」にあります。
炭植えハイドロカルチャーを長持ちさせるコツは「水やりのタイミングと水位」にあり
炭植えハイドロカルチャーの水やりの基本は「容器内の水位が底をついてから水を足す」のが基本です。
内部の水位が底をつく前に次から次へと水をやると、根が呼吸できずに腐ってしまう恐れがあります。
- 春~秋…水位が底をついたタイミングで水を足す
- 冬…水位が底をついてさらに2~3日程してから常温の水を足す
水の量は容器の深さ約1/3までが基本だよ。多すぎても少なすぎても×。
あわせて読みたい「ハイドロカルチャーの水やり方法!画像付きで分かりやすく解説」
水が多すぎると根腐れの原因になるため注意しよう
炭植えハイドロカルチャーを育てる上で注意すべきなのが冬です。
冬場は低温や日照不足などにより、容器内の水が乾くまで時間がかかります。さらに、寒さによって水温が低下し根を傷めやすいです。
天気予報で最低気温が15度を下回るようになってきたら、徐々に水やりの間隔を空けて寒さに備えよう!
あわせて読みたい「ハイドロカルチャーで植物を育てるデメリットとは?対処法も」
水温が急激に変化する場所は避けて。直射日光が当たる場所や冬の窓際は×
気温の変動が激しい窓際は、炭植えハイドロカルチャーの置き場所としては適さない
ハイドロカルチャーは水耕栽培のため、温度変化で植物の根が傷みやすいです。
たとえば冬の窓際。日中は暖かくても朝晩は急激に冷え込みますね。すると、容器内の水温も低下し、根を傷めてしまう恐れがあるのです。
逆に、水温が急激に上昇すると根が煮えて腐ってしまうこともあります。
根へのダメージを避けるためにも、炭植えハイドロカルチャーはできるだけ気温の変化の少ない場所に置こう!
あわせて読みたい「冬のハイドロカルチャー 寒い時期に抑えておくべきポイント3つ」
初心者でも育てやすい!おすすめの炭植えハイドロカルチャー
初心者でも失敗しにくい炭植えハイドロカルチャーには、以下のようなものがあります。
初心者でも育てやすい!おすすめ炭植えハイドロカルチャー①
10種類の観葉植物の中からお好みで3種類のグリーンをチョイス。
木炭チップに植えられたハイドロカルチャーだから、室内でも清潔にグリーンが楽しみめます。
- トラディスカンティア
- ペペロミア
- ヘデラ(アイビー)➡初心者におすすめ!
- シェフレラ(ホンコンカポック)➡初心者におすすめ!
- ポトス➡初心者におすすめ!
- サンデリアーナ(ドラセナ)
- パキラ
- コルジリネ
- サンスベリア➡水やりの回数が少なく済む!
- フィカスプミラ
おすすめは室内で育てやすい「ポトス」。水やりの回数が少なく済むのは断然「サンスベリア」。丈夫さで選ぶなら「シェフレラ」「ヘデラ」がおすすめ。
初心者でも育てやすい!おすすめ炭植えハイドロカルチャー②
ユニークな幹が可愛いガジュマル。
「多幸の木」とも呼ばれるガジュマルは丈夫で育てやすく、初心者でも失敗しにくい観葉植物です。
土を使わない炭植えハイドロカルチャーだから害虫の心配も不要。室内でも清潔にグリーンを楽しめます。
冬は容器内の水位が底をついてさらに3~4日経ってからの水やりでok。直射日光を避けた室内の明るい場所で育てよう。
あわせて読みたい「初心者におすすめ!失敗しないハイドロカルチャーの選び方とは?」
ハイドロカルチャーはかわいそう…?
室内でも清潔に楽しめるハイドロカルチャー。でも、「ハイドロカルチャーは植物がかわいそう」という意見があるのも事実です。
ハイドロカルチャーはかわいそうと言われる理由は2つ
ハイドロカルチャーがかわいそうと言われる理由は主に2つあります。
それが、「十分な日光を確保しにくい」「半年~1年に1回程度の植え替えが必要(植物に負担がかかる)」の2点なんだ。
「耐陰性の強いグリーンをチョイス」「根腐れ防止剤の使用」でデメリットをカバー!
ハイドロカルチャーは水耕栽培ですので、基本は室内での管理となります。
炭植えハイドロカルチャーで育てるなら「少ない日光でも育つ耐陰性の強い植物」をチョイスすることでデメリットをカバーできるよ。
また、ハイドロカルチャーの場合、容器底に穴が開いていません。そのため、半年~1年に1回程度の植え替え(内部の洗浄、交換)が必要になります。
植え替えの回数を減らしたいなら「根腐れ防止剤」を使うのがおすすめ。
もし、すでに育てている炭植えハイドロカルチャーがあるなら、容器底に根腐れ防止剤が入っているか確認してみましょう。
容器底に見える灰色~水色の資材が根腐れ防止剤。
容器内の不純物を吸着し水を清潔に保つことで、根腐れを防いでくれるのが「ミリオンA」「ゼオライト」などの根腐れ防止剤です。
あわせて読みたい「根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育てた結果…」
根腐れ防止剤が入っていない場合はどうしたらいい?
「容器の底に根腐れ防止剤らしきものが入っていない」という場合、ハイドロカルチャー用土のみで植えられている可能性があります。
その場合は「イオン交換樹脂栄養剤」を使うのが手軽でおすすめ!
イオン交換樹脂栄養剤は、栄養剤と根腐れ防止剤の2役を担ってくれるとても便利な資材で、上から撒いて水で落とし込むだけで効果を発揮してくれます。
効果は約3か月。直径4.5cmほどの容器に約1/3袋を撒いて、水で落とし込むだけで構いません。
これなら植物に負担をかけずに済むし、植え替えも不要だから手軽に使えるね。
あわせて読みたい「ハイドロカルチャーはかわいそう…と言われる2つの理由とは?」
まとめ
- 炭植えハイドロカルチャーを長持ちさせるためには水やりのタイミング+水の量が重要である
- 水やりは水位が底をついてから足すのが基本。水位は用土の約1/3まで
- 気温の変動が大きい場所に置くのは避ける。室内なら窓から1~2mほど離れた場所
- 炭植えハイドロカルチャーとして育てるなら、少ない日光でも育つ耐陰性に強い観葉植物がおすすめ
- 植え替えの手間を少なくするなら根腐れ防止剤やイオン交換樹脂栄養剤を活用するのがよい
炭植えハイドロカルチャーは土に比べて生長がゆっくり。室内でもコンパクトに楽しめるのが魅力だね。
関連topicsはこちら
「ハイドロカルチャーの植物が枯れる原因は?育て方のコツ3つ」
「白カビ?汚れ?ハイドロボールが白くなる原因と対処法を解説!」
「ハイドロカルチャーと土、どっちか迷ったときの判断基準とは?」