タイワンモミジ(ポリシャス)の葉が落ちる症状にお困りではありませんか。
今回は、ポリシャスの葉が落ちる原因と葉が落ちたときの対処法をご紹介します。
タイワンモミジの葉が落ちるのはなぜ?原因と対処法
では、ポリシャスの葉が落ちてしまう主な原因をご紹介します。対処法も合わせてご覧ください。
光線不足
ポリシャスは多くの観葉植物に比べて、耐陰性(少ない光でも育つ力)があまり強くありません。
そのため、長く日光不足が続くと徐々に弱って、葉しおれ落ちることがあります。
株自体を丈夫に保つためにも、ポリシャスには日光が欠かせません。
- 日光不足で葉が落ちた時の対処法…数日かけて少しずつ日当たりの良い場所へ移動する
室内からいきなり屋外の日向に移動させるのは注意
「ポリシャスを室内の日当たりの悪い場所から屋外の日向へ移動したら葉が変色してしまった」
このような場合、急な環境の変化によって「葉焼け」を起こしたと考えられます。葉焼けを起こすと葉の一部が焼け焦げたように茶色っぽく変色します。
また、軽度であれば葉の緑色が薄くなることもあります。いずれにしても、葉焼けした部分は元に戻りません。
葉焼けが進行すると株自体をも弱らせてしまいます。
植物は何よりも「急な環境の変化」に弱いです。鉢植えを移動する場合は、葉焼けを防ぐためにも数日かけながら少しずつ日光に慣らせていきます。
10度以下の寒さ
ポリシャスは寒さが大の苦手です。生育適温は20度~30度の暖かい環境になります。
最低でも10度は必要です。10度以下になると徐々に葉を落として休眠に入ります。
葉がすべて落ちてしまっても暖かくなれば新芽を出してくれることもあるため、諦めずに管理を続けましょう。
- 寒さで葉が落ちた時の対処法…できるだけ暖かい場所へ移動し10度以下の寒さに当てない
室内であっても窓際は朝晩に冷え込みやすいため気を付ける
「室内だから大丈夫」と思いがちですが、ポリシャスは明るい場所を好むため窓際に置いている方が多いのではないでしょうか。
冬場の窓際は、朝晩にあけて想像以上に冷え込みます。特に、戸建ては集合住宅に比べて冷え込みやすいです。
夜になったら窓から1~2mほど離すだけでも、冷気によるダメージを防ぐことが出来ます。
過度の乾燥
ポリシャスの水やりは土が乾燥してからが基本です。しかし、過度の乾燥が続くと葉が落ちてしまいます。
春から秋は表面が乾いていたら水を与え、冬場は生育が緩慢になるため乾燥気味に管理します。ただ、葉が乾燥すると萎れて傷みやすいので、こまめに葉水をするのがおすすめです。
葉の表だけでなく、葉の裏にも霧吹きで水分をかけて葉の乾燥を防ぎましょう。こまめな葉水は害虫予防(ハダニ)としても効果的です。
- 過度の乾燥で葉が落ちる時の対処法…表面が乾いていることを確認した上でたっぷりと水やり(春~秋)。冬場は葉の乾燥に気を付けてこまめに葉水する。
根詰まり
「なんとなく元気がない」「株の下の方の葉が落ちてきた」「葉の色つやが悪くなってきた」「2年以上植え替えていない」
このような場合、根詰まりによって生育が悪くなっていることも考えられます。
鉢底をのぞいて根っこがはみ出ていたら根詰まりのサインです。春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢植え(今より直径プラス3cmくらい)に植え替えます。
- 根詰まりで葉が落ちる時の対処法…春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替えるor株分けしてもよい
根詰まりのサイン【目安】
・鉢底から根がはみ出ている
・水やり後、水分が土に浸み込むまで時間がかかるようになった
・表面の土を3cmほど除けて根がカチカチに詰まっている
・2年以上植え替えていない など
タイワンモミジ(ポリシャス)の葉が落ちる原因と対処法【まとめ】
今回は、ポリシャスの葉が落ちる原因と対処法をご紹介しました。
ポリシャスが苦手とする環境は「寒さ」と「日光不足」です。とはいえ、急な環境の変化は大きな負担となるためできるだけ避けます。
そして、ポリシャスを育てる上で特に気を付けたいのが寒さが深まる冬場です。できるだけ寒さに当てないよう気を付けてあげてくださいね。
水やり後はできるだけしっかりと水を切り、受け皿に溜まった水はこまめに捨てましょう。
ポリシャスの葉が落ちる原因と対処法
・光線不足
⇒数日かけて少しずつ日当たりの良い場所へ移動。
・寒さ(10度以下)
⇒10度以下の寒さを避ける。窓際に置いている場合は夜になったら部屋の中心近くへ移動する。
・過度の乾燥
⇒土が乾いたら水を与える。冬場は乾燥気味に管理するがこまめに葉水し葉の乾燥に気を付ける。
・根詰まり
⇒鉢底から根が出ていたり2年以上植え替えていない場合は暖かい時期に植え替えを検討する。