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スパティフィラムの花が小さいのはなぜ?原因と対処法

株がぎゅうぎゅう詰めのスパティフィラム スパティフィラム

すっきりとした見た目の白い花が魅力的なスパティフィラム。どんな雰囲気のお部屋にも馴染みやすい人気の観葉植物ですね。

そんなスパティフィラムですが、長く育てているうちに小さい花ばかりが目立つようになってきてはいませんか?

今回は、スパティフィラムの花が小さい主な理由と対処法をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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スパティフィラムの花が小さいのはなぜ?原因と対処法

購入当初は大きな葉と真っ白な花が魅力的であったはずのスパティフィラム。

いつの間にか小さな花ばかりが目立つようになり、同時に葉が小さくなっているという場合、鉢内が株でぎゅうぎゅうになっている可能性があります。

小さな花ばかり出てくる場合、鉢内がぎゅうぎゅう詰めになっている可能性あり

スパティフィラムは親株のまわりに子株を増やしながら生長していくという特徴を持つ植物です。

そのため、株分けしないまま長く育てていると、鉢の中が小さな株の集合体となりぎゅうぎゅう詰めになってしまうのですね。

下写真は約一年前に植え替えたスパティフィラムです。株分けは2年以上していません。

花が咲かないスパティフィラム▲大株となり順調に育っているように見えますが…

葉は一枚一枚が小さくなり、花芽がなかなか出てこない状態です。

株がぎゅうぎゅう詰めのスパティフィラム▲よく見ると新しい葉が小さいものばかり…

このように、長いあいだ株分けしないままだと、株元がぎゅうぎゅうに詰まって新しい花が小さくなってしまったり、花芽が出にくくなってしまったりすることが多いのです。

そのため、スパティフィラムの場合、植え替えと同時に定期的な株分けが必要になります。

あわせて読みたい「花が咲かないスパティフィラムを株分けします【随時更新】」はこちら

1~2年に1回の株分けで根詰まりを防ぎ花芽をつきやすくする

2年以上株分けしていないままのスパティフィラムは春から秋の暖かい時期に株分けしましょう。

鉢から取り出し、手で株の割れ目を見つけて切り離します。なかなか切り離せない場合は清潔な剪定ハサミを使います。

すんなり抜けたスパティフィラム

ひとつの株に見えていたスパティフィラムですが、株分けしてみるとこれだけたくさんの子株の集合体となっていました。(下写真)

小分けにしたスパティフィラム▲大株に見えていた株、実は「小さな子株の集合体」となり根元がぎゅうぎゅうに詰まっていた

あとはこれらの子株をそれぞれの鉢に植え付けます。

水はけの良い土に植え付けたっぷりと水やりしたら、風通しのよい半日陰に置いて管理を続けましょう。

風通しよく明るい場所、暖かい場所に置くこと

株分けから1か月ほど経過したスパティフィラムです。(下写真)

ハイドロカルチャーのスパティフィラム

徐々に新しい葉が展開し始め、花芽もつきました。

また、「株分けしているのに花が小さい、なかなか花がつかない」という場合、置き場所や水やり、管理温度などを見直してみましょう。

あわせて読みたい「スパティフィラムの元気がない時の原因と対処法【症状別】」はこちら

スパティフィラムに適した生育環境【目安】

水やり 置き場所 株分け、植え替え
春~秋(20度以上) 土の表面が乾いたらたっぷりと与える 直射日光を避けた風通しよく明るい場所
真夏(30度以上) 土の表面が乾いたら涼しい時間帯にたっぷりと与える 直射日光をさけた明るい場所、屋外なら日陰が無難
秋~冬(15度以下) 土が全体的に乾いてから暖かい時間帯に常温の水を与える 室内の窓際、できるだけ明るい風通しのよい場所 ×

あわせて読みたい「スパティフィラムの花が咲かない理由とは?対処法も」はこちら

 

まとめ

花が咲いたスパティフィラム

今回は、スパティフィラムの花が小さい、花芽がつきにくい主な原因と対処法をご紹介しました。

スパティフィラムの花が小さくなったと感じる場合、まずは前回、いつ株分けしたか思い出してみましょう。

購入してから一度も株分けしていないという場合、根元が子株でぎゅうぎゅうに詰まっている可能性が高いです。

スパティフィラムの植え替えの際には、同時に株分けも検討することで大きな葉と美しい花芽を期待できますよ。

ただし、スパティフィラムは寒さが大の苦手です。気温が15度以下になる秋~冬にかけては植え替えや株分けは控えましょう。

あわせて読みたい「スパティフィラムに適した置き場所とは?」はこちら

スパティフィラムの花が小さい理由と対処法

  • 1~2年以上株分けしていない場合、元株のまわりが子株だらけになって根元が詰まっている可能性が高い⇒春から秋の暖かい時期に株分けをかねた植え替えを実施
  • 株分け後もなかなか改善しない場合、光線不足の可能性が高い⇒置き場所や水やり方法などの基本の管理を見直す

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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