花びらのような葉が可愛らしいく揺れるシュガーバイン。
ハンギングにぴったりのシュガーバインは初心者でも育てやすく、園芸店や雑貨店などでも人気のグリーンです。
そんなシュガーバインですが、緑色だったはずの葉が黄色っぽく変色してお困りではなりませんか?
今回は、シュガーバインの葉が黄色くなる主な原因と対処法についてご紹介します。
シュガーバインが黄色くなるのはなぜ?原因と対処法
シュガーバインの葉が黄色くなる場合、まずはどの部分の葉が変色しているのかを確認してみましょう。
株元近くの古い葉のみ数枚が黄色くなっている場合、新陳代謝によるものと考えられます。
ただ、全体的に黄色っぽくなっていたり、比較的に新しめの葉が黄色く変色している場合は注意が必要です。
シュガーバインの葉が黄色い【春~秋の場合】
シュガーバインにとって春~秋の暖かい時期は成長がさかんな時期です。
この時期にシュガーバインの葉が黄色くなる場合、「水不足」「根詰まり」「根腐れ(蒸れ)」「光線不足」などが考えられます。
目安は天気予報です。最低気温が15度以上であれば生育がさかんになる時期と思っておきます。
ただし、シュガーバインは暑さにそこまで強くありません。人が快適と感じるのと同じくらいの温度を好みます。
考えられる原因とその対処法(春~秋の場合)
- 水不足…土の表面が乾いてきたタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水を与える。過度の乾燥状態が長く続くと葉がしおれて弱ってしまう。(下写真)
- 根腐れ…土が乾かないうちに次から次へと水を与えるのは×。根が腐っている場合、復活は難しい。しばらく水やりを控えて乾かし気味に管理。復活の兆しが見えない場合は挿し木で発根させ育て直すことも考える。
- 根詰まり(蒸れ)…2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性あり。根詰まりを放置していると鉢内が蒸れて根が傷む。暖かい時期にひとまわり大きめの鉢に植え替えるか株分け
- 日光不足…耐陰性があるとはいえ、あまりにも日当たりの悪い場所に置き続けていると光線不足によって株が弱ってしまう。室内なら南から東向きの窓際がよい。日光は窓を通すことで約30%遮光されるといわれるが、葉が焼けるようならレースカーテンで調整する
- 新陳代謝によるもの…株元近くの古い葉が数枚のみ黄色くなっている場合、新陳代謝によるものの可能性が高い。気になるようであればカットしておく。
シュガーバインの葉が黄色い【冬】
シュガーバインにとって冬は生育が緩慢になる休眠期です。
この時期に葉が黄色くなる場合、「極端な寒さ」「根腐れ」等が考えられます。ただ、シュガーバインは意外にも寒さには強く、耐えられるのは0度程度までです。
ただ、寒さによって成長は鈍っているため、水やりは控え目にする必要があります。できるだけ明るく、風通しのよい場所におくことで根腐れを防ぐことができます。
考えられる原因とその対処法
- 寒さ…寒さには比較的強いが、水やり後は水温の低下により根が傷みやすいため冷気に晒されないように注意する
- 水のやり過ぎによる蒸れ(根腐れ)…水やりは土が乾いてさらに3日ほどしてから。常温の水を夜間を避けた午前中に与える。
- 新陳代謝によるもの…株元近くの古い葉が数枚のみ黄色くなっている場合、新陳代謝によるものの可能性が高い。気になるようであればカットしておく。
株元近くの葉が数枚黄色くなっていますが、先端近くの新しい葉たちは青々としています。よって、新陳代謝による変色と考えられます。
まとめ
ということで、今回はシュガーバインの葉が黄色くなる原因と対処法についてご紹介しました。
葉が薄くやや繊細なシュガーバイン。多くの観葉植物が寒さの厳しい冬に体調を崩しやすいのに比べ、シュガーバインは真夏に蒸れて弱ってしまうことも多いです。
人と同じように、暑すぎず寒すぎない場所を好むシュガーバイン。ぜひ、お部屋の明るい場所に吊るして可愛がってあげてくださいね。