花びらのように揺れる葉が可愛いシュガーバイン。棚の上に置いてつるを垂らすのもよし、ハンギングにして天井から垂らすのもよし。
初心者でも簡単に育てられるといわれるシュガーバインですが、案外「え、思ったより難しいんだけど…」と感じられている方も多いのではないでしょうか?
そして今回、筆者もシュガーバインをしなしなにしてしまいました…。
しかし、試行錯誤を繰り返してなんとか復活を果たしましたので、その時の方法を備忘録として綴っておきたいと思います。
シュガーバインがしなしなになって「もう捨ててしまおうかな…」と思っている方。処分する前に、今回の記事も参考にしてみてね。
しなしなになったシュガーバインを復活させた方法
まずは、しなしなになってしまった我が家のシュガーバインをご覧ください。
シュガーバインがしなしなになった原因
- 過度の乾燥状態が続いた
時期は8月中頃。14日ほど不在にしていたため、水やりできない状態が続いてしまったことがしなしなになってしまった原因です。
すでにカラカラになっている葉はカットしました。
たっぷりと水を与えて風通しのよい場所に置き、様子を見守ることにしました。
すでに腐敗している?判断の基準は?
腐敗しているかしていないかの判断基準は以下の通り。
幸い、根元が黒く変色してぶよぶよにはなっていませんでしたので、水やりをして様子を見守ることにしました。
しなしなのシュガーバインにしたこと
- たっぷりと水を与えて風通しのよい場所に置く
- 肥料や活力剤は与えない
- 水やりは土がしっかりと乾いてから
以上です。基本的なことしかしていませんね。水やりから約10日後のシュガーバインがこちら。(下写真)
しなしな具合が悪化したように見えるシュガーバイン
悪化しているように見えます。すでに枯れた葉は随時カット。
ただ、穂先を見ると新しい葉がまだ生き生きとしています。諦めずに管理を続けます。(下写真)
しなしなになったシュガーバイン【約1か月半後…】
「土が乾いたらたっぷりと水やり」「明るく風通しのよい場所に置く」
この2つを続けて約1か月半。なんとか葉にハリが戻って復活といえる状態までになりました。(下写真)
伸びすぎたツルはカットして空いているスペースに差してみました。その後、うまく発根してくれましたよ。
こんな感じで、しなしなになっても諦めずに基本のお手入れを根気強く続けていれば、元通りとはいかないまでも十分に復活する可能性があるのがシュガーバインです。
シュガーバインは暑さと蒸れが苦手…
シュガーバインを管理する上で気を付けたいのが、極端な暑さと蒸れです。
心配な気持ちが抑えられず、土が乾かないうちに次から次へと水を与えるのは逆効果。
土が湿ったままだと根が呼吸できずに腐ってしまうからです。特にシュガーバインは蒸れを嫌います。
シュガーバインの水やりは「土が乾いている時と濡れているときのメリハリ」が大切です。
●◎水やりのタイミングがイマイチ分からないという場合は、水やりチェッカーを使うのもおすすめです。(下写真)
春~秋(15度以上が目安) | チェッカーが「白」になったタイミングで鉢底から水が出るくらいにたっぷりと水を与える。水やり後は風通しのよい場所へ。直射日光は×。受け皿に溜まった水はこまめに捨てる。 |
冬(15度以下が目安) | チェッカーが「白」になってさらに2~3日ほどしてから土の半分程度が湿るくらいに水やり。水やり後は鉢が冷えすぎないよう注意。水やりは夜間を避けた方が無難。 |
まとめ
ということで、今回はしなしなになったシュガーバインを復活させた方法をご紹介してみました。
多くの観葉植物とは違い、シュガーバインはあまり蒸れを好みません。涼しく風通しのよい場所を好みます。
そのため、寒さにも比較的強いのが特徴です。冬よりも夏に弱りやすいとさえ感じます。
万が一、根元が腐ってしまっても、まだ硬いつるがあれば水や土に差してみてください。
うまくいけばそのまま発根し、土に植え付ければ育て直すこともできます。(下写真)
シュガーバインのその他topics
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「シュガーバインの植え替え方法と植え替えのタイミングとは?」
「シュガーバインの水やり方法!最適なタイミングを画像で解説」