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シュガーバインの色が薄いときの原因と対処法とは?

色が薄いシュガーバイン シュガーバイン

濃いグリーンの可愛らしい5枚葉がゆらゆらと垂れ下がるシュガーバイン。常緑のつる性植物であるシュガーバインは、オランダで品種改良され誕生した園芸種です。

そんなシュガーバインの色が薄い様子にお悩みではありませんか?

そこで今回は、シュガーバインの色が薄い主な理由とその対処法をとご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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シュガーバインの色が薄いときの原因と対処法とは?

なんといっても濃いグリーンの小ぶりな葉が印象的なシュガーバイン。しかし、いつのまにか濃い緑からライムグリーンのようになっている場合、少し注意が必要です。

シュガーバインの色が薄いのは主に光線不足によるもの

色が薄いシュガーバイン

シュガーバインの色が薄い場合、日光不足が原因となっている可能性が高いです。

もし、購入当初よりも葉と葉の間隔が伸びて間延びしたような姿になっていれば、それは光線不足による「徒長(とちょう)」の症状です。

室内のあまり日当たりのよくない場所に置き続けると徒長を起こします。また、日光が不足することで養分をスムーズに生成できず、結果、緑色が薄くなってしまうと考えられます。

シュガーバイン

シュガーバインは直射日光で葉焼けを起こしやすいです。

しかし、あまりにも日当たりの悪い場所に置いていると、色が薄くなったり間延びしたりして、弱々しい姿になってしまうのですね。

2~3年以上植え替えていない場合、根詰まりが原因のケースも…

植え替え前のシュガーバイン

シュガーバインを2、3年以上植え替えていないという場合、鉢内が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性もあります。

根詰まりすると、水分や養分をうまく吸うことができなくなり、その結果、株が弱ったり葉の色が悪くなったりという症状が現れます。

また、根詰まりした状態を放置し続けることで、鉢内の水はけが悪くなり「根腐れ」を引き起こす恐れもあります。

「鉢底から根が出ている」「水やり後、水分がなかなか浸み込んでいかない」「3年以上植え替えていない(土が劣化し団子状に固まって排水性が低下している恐れあり)」

などの症状がみられる場合は、シュガーバインの生育がさかんな20度~25度くらいの過ごしやすい時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替えてやりましょう。

また、シュガーバインは30度以上の暑さで弱りやすいため、植え替えや株分けをする場合は真夏と真冬は避けてくださいね。

気温が低い時期も色が薄くなる傾向にある

特に冬場は暖かい時期に比べてどうしても日照量が少なくなります。

すると、光合成によって生成される養分の量が減り、一時的に緑色が薄くなることもあります。

暖かくなれば自然と濃い緑色に戻ることが多いため、そのまま様子をみます。また、冬場は寒さにより生育が緩慢になっているため、肥料は基本的に不要です。

不要な施肥は逆に根を傷める原因にもなります。

春・秋の生育が盛んな時期であれば2週間に1回水で薄めた液肥を与えてみる

根詰まりしていないことを確認した上で、生育期である春と秋には液体肥料を水で薄めて2週間に1回程度与えてみましょう。

おすすめはハイポネックス(原液)です。昔からある定番の液体肥料ですね。

ハイポネックス原液

これを、約500倍に薄めて水やりとして与えます。1リットルのジョウロならキャップ1/10ほどの原液を水で薄めて与えます。

水に薄めたハイポネックス

葉の色つやをよくするために生育期には適切に肥料を与えよう

ハイポネックスは15種類の栄養素をバランスよく含んでいるため、適量を与えることで葉の色つやをよくしてくれます。

いろいろと試しましたが、やはりハイポネックスが一番効果を実感しやすく個人的にはおすすめです。

筆者の場合、春先にハイポネックスの大き目のボトル(800ml)を1本購入し、秋までには使い切るようにしています。

昔からある定番の肥料なので、ホームセンターや園芸店には必ず置いてあります。スーパーで見かけることもあるくらいですよ。

薄めたハイポネックスを与える

※ただし、施肥する場合は必ず根詰まりしていないかを確認してください。また、株が弱っているときは肥料を与えると根が傷んでしまうこともあるため慎重におこないます。冬場の肥料は不要です。

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まとめ

シュガーバインの葉

今回は、シュガーバインの色が薄い原因と対処法についてご紹介しました。

シュガーバインの色が薄い場合、まずは今の置き場所が日当たりが悪すぎないか再確認してみましょう。

室内であれば窓際のレースカーテン越しがベストです。耐陰性があるとはいえ、シュガーバインの場合はそこまで強くないと感じます。

そのため、お部屋の中心部(窓から離れている場所)だとどうしても色が薄くなったり、間延びしてひょろひょろになりがちです。

台所のシュガーバイン▲日が当たりすぎても当たらなすぎてもだめ…

屋外であれば半日陰に置き、できるだけ風通しよく管理することで、元気に育ってくれます。個人的には、「人間が心地よい」と感じる環境が、シュガーバインにとっても過ごしやすいのではと思います。

特に、シュガーバインは極端な暑さや蒸れで一気に弱りやすいのでお気を付けくださいね。

シュガーバインの色が薄い理由と対処法

  • 日光不足が原因のケースが多い⇒屋外なら「半日陰(木漏れ日のような場所)」や「あかるい日陰(日向のすぐ隣の日陰)」、室内なら「窓際のレースカーテン越し」がベスト
  • 冬場⇒日照量が減ることで養分の生成量が減り葉の色が薄くなることもある
  • 20度~25度くらいの時期⇒根詰まりしていないかを確認した上で、肥料を与えてみる。購入時はプロが適切に施肥をしていたため緑色が鮮やかで美しい。

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シュガーバイン
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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