ゆらゆらと垂れ下がる花びらのような5枚葉が可愛らしく人気の高いシュガーバイン。
その可愛らしい見た目から、観葉植物としてはもちろん、寄せ植えのアクセントとしても人気の植物です。
そんなシュガーバインですが、いつの間にか根元がスカスカになって寂しい見た目になっていませんか?
そこで今回は、シュガーバインの根元がスカスカになる主な原因と対処法をご紹介します。
シュガーバインの根元がスカスカになる原因と対処法とは?
購入当初はボリュームがあってこんもり茂っていたはずのシュガーバイン。
大切に育てていたはずなのに、なぜかスカスカになっている場合、「株元がスカスカ」なのか「全体的にスカスカ」なのかによって対処法が変わってきます。
根元がスカスカになっている場合は新陳代謝によるもの
シュガーバインはつる性の植物です。
そのため、つる(茎)がどんどん伸びるにつれて、根元の葉が徐々に新陳代謝によって落ちてきます。
「垂れ下がるつるは元気でボリュームがあるのに根元だけがスカスカ…」という場合、新陳代謝によるものなので特に問題はありません。
根元にボリュームを出したい場合は適期に切り戻す
根元がスカスカになっている場合は、伸びすぎたつるを切り戻すと脇から新しい芽が出てきますよ。
株元から数枚の葉を残し、ボリュームを出したいあたりから脇芽が出るようカットします。
切り戻し後は水のやり過ぎに十分気を付け、風通しのよい半日陰で休ませます。
ちなみに、カットしたシュガーバインのつるは挿し木で簡単に増やすこともできますよ。
下写真のようにカットしたつるを数時間水に浸けて吸水させます。その後、水はけの良い土に挿すとうまくいけば発根します。
葉と葉の間隔が伸びて全体的にスカスカなら日光不足による徒長
シュガーバインは直射日光で葉を傷めやすいです。とはいえ、日光が少なすぎると徐々に葉色が薄くなり、葉と葉の間隔が伸びて徒長を起こします。
その結果、全体的にスカスカになり弱々しい見た目になってしまいます。日光は強すぎても弱すぎてもダメ…ということですね。
室内ならレースカーテン越しの窓際、屋外なら半日陰がベスト!
シュガーバインは日光を当てすぎても弱すぎてもよくありません。室内であればレースカーテン越しの窓際がおすすめです。
屋外であれば「半日陰(光が当たったり当たっていなかったりする場所、木漏れ日等)」か「あかるい日陰(日向のすぐとなりの日陰)」が望ましいでしょう。
直射日光は葉焼けを起こすため避けてくださいね。
シュガーバインの根元がスカスカになる原因と対処法【まとめ】
今回は、シュガーバインがスカスカになる主な原因と対処法をご紹介しました。
購入後のお手入れももちろん大切ですが、ボリュームのあるシュガーバインを長く楽しむためには購入時に気を付けておくべきポイントもあります。
それは、「できるだけ本数の多い株を選ぶ」「色つやのよい株を選ぶ」の2点です。
特に、本数の多い株を選ぶのがおすすめ。株元を覗いて挿してある茎の本数ができるだけ多い物を選ぶことで、こんもりした可愛らしい姿を長く楽しむことができますよ。
シュガーバインの根元がスカスカになる主な原因と対処法
- 根元がスカスカな場合⇒切り戻して脇芽を出す
- 全体的に間延びしてスカスカな場合⇒置き場所を見直す、すでに徒長したつるは元に戻せないので、置き場所を見直した上て適期に切り戻し樹形を整えるのもよい
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