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挿し木と水差し、どっちが大きく育つ?それぞれのメリットとデメリット

水差し その他の観葉植物

挿し木と水差し、結局どっちを選ぶべきなの?

観葉植物を増やす際、挿し木(土に茎を挿して発根させる)にするか水差し(水に茎を挿して発根させる)にするかで悩まれている方。

今回は、挿し木と水差しどちらで大きく育つか実験してみます!

挿し木か水差し、どちらにするかお悩みの方はよかったら参考にされてくださいね。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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挿し木と水差し、どっちが大きく育つか実験してみた【ベビーサンローズの場合】

ハナツルソウともよばれる人気の多肉植物「ベビーサンローズ」を挿し木と水差しにして増やしてみようと思います。

挿し木と水差し、どちらが大きく育つでしょうか?

ベビーサンローズの挿し穂

今回は、メルカリで購入したカット苗を使用します。下葉をカットし、半々ずつ土と水に挿して実験開始です。(と、言っても挿して終わりですが…。)

室内の明るい場所で管理します。しかし、この日は1月の寒さが厳しい冬場。
挿し木に適した時期ではありませんが強行です。

挿し木は土が乾燥しないように、水差しは毎日水を取り替え様子をみます。

ベビーサンローズ 挿し木【当日】

1月12日

挿し木にしたベビーサンローズ

適期ではないため、切り口が腐って失敗する可能性が高いです。2週間程は土が乾かないように気を付けます。

もちろん、切り口は土でまったく見えません。挿し木は根の変化が分からないためハラハラですね。

ベビーサンローズ 水差しの場合【当日】

1月12日

水差しにしたベビーサンローズ

こちらは水差しにしたベビーサンローズです。

水差しだと切り口が毎日確認できるため、腐ったら切り口を切り直せますね。そのため、水差しの方が安心感があります。

発根したかしていないかも、水差しならその都度確認できます。

ベビーサンローズ 挿し木と水差し【1か月後の経過は?】

さて、ベビーサンローズの挿し木と水差しを実施して1か月経過しました。土に挿すか水に差すかで、生長具合に違いは出ているのでしょうか?

2月14日

挿し木から1か月経過したベビーサンローズの挿し穂

一目瞭然ですね。土に挿したベビーサンローズの方が背丈も伸び、新しい葉も増えているのがわかります。

また、土に挿した方が葉にツヤと張りが感じられますね。

今回の実験では、水差しよりも土に挿した方が生育がよいという結果になりました。水差しの方もしっかりと発根していますが、春になるまではしばらく様子を見ようと思います。

とはいえ、水差しは発根したのが確認できる上、何より清潔に管理できるというメリットもあります。

【 関連topic 】「ベビーサンローズの増やし方【1年間の経過レポ】」はこちら

 

挿し木と水差し、どちらにする?判断基準は?【メリットとデメリット】

お気に入りの植物を増やす時に、「挿し木(土に挿す)」と「水差し」、どちらにするか迷ったことはありませんか?

水差し中のワイヤープランツ

実は、「水差し(水挿し)」とは、「挿し穂を水で発根させてから土に挿す、挿し木方法」のことをいいます。

つまり、正確には水挿しも挿し木ということですね。

いきなり土に挿すか、水で発根させてから土に挿すかの違いということです。では、すぐに土に挿す方法と、水で発根させてから土に植え替えるのでは何が違うのでしょうか?

まずは、挿し木・水差しそれぞれのメリットとデメリットを確認しましょう。

挿し木(土に挿す)のメリット・デメリット

挿し木(土に挿す)のメリットは?

水差しに比べて力強く生長した挿し木のベビーサンローズ
  • 適期(春か秋頃)におこなえば環境変化(水⇒土)によるストレスが低く済む
  • 定着すれば管理も楽で生長も安定しやすい

挿し木(土に挿す)のデメリットは?

  • 根が定着までは土が乾かないよう、適度に水分を保たなければならない
  • ちょうどよいサイズの容器と挿し木用土が必要になる

水差しのメリット・デメリット

水差しのメリットは?

ガラス瓶から見えるアロマティカスの根っこ
  • 清潔で見た目も綺麗
  • 水と容器さえあればすぐにできる、手軽
  • 根の生長が観察・把握できる

水差しのデメリットは?

  • 挿し木よりも発根させやすい反面、土に植え替える際に生長が不安定になりやすい
  • 水の腐敗を防ぐためにも最低3日に1回は水を替えた方がよい
  • 土に植えたものに比べ、しばらくは根の吸水性が劣る

適期であれば挿し木、不安なら水差しで発根させてから

まずは、その植物の「挿し木に適した時期」「増やすのに適した方法」、また、「挿し木が可能な植物であるかどうか」などを確認しましょう。

条件が合えば、挿し木の方がその後の生育が安定する可能性が高いかもしれませんね。

挿し木と水差しのメリット・デメリット、その植物に適した方法を確認した上でどちらかを選択するのが大切です。

ちなみに、筆者の場合は不安なときは水挿し、条件がバッチリで自信アリなら挿し木を選択してます。(余談でした💦)

水差しの場合は、そのままハイドロカルチャーで水耕栽培にすることも可能ですね。

その植物、挿し木をおこなう時期などを考慮した上で、土に挿すか、水で発根させるかを選択しなければなりません。

 

まとめ

アサギリソウの水差し

今回は、挿し木と水差しの違いやメリット・デメリット、どちらにするべきかの判断基準などについてご紹介しました。

それぞれの植物に適した方法と、実施する時期に合わせてどちらにするかを決めるのがよさそうですね。

不安は場合はまず水差しで確実に発根させてから、土に植え付けるのも選択肢の一つでしょう。

①実験した結果、水差しよりも挿し木の方がベビーサンローズの生長が早かった(筆者の場合)
②挿し木と水差し、どちらを選択するかの判断基準は、挿し木に適した時期であるかどうか。

⇒適期であれば、挿し木の方が植え替えのストレスを避けられるため安定した生長が期待できる
⇒適期とずれている場合or発根率の低い植物の場合、水差しで発根させてから土に植え替える方法も選択肢のひとつ

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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