「カリシアを購入したけどすぐに枯れてしまった」
「カリシアの管理のコツが分からず枯れる」
今回は、艶々の葉が可愛らしい観葉植物「カリシア」の枯れる原因と簡単な増やし方をご紹介します
カリシアロザートが枯れる原因3つとは?
カリシアは観葉植物ビギナーでも育てやすいといわれています。
とはいえ、一生懸命に育てていても枯れることもあります。ここでは、カリシアが枯れる主な原因を3つご紹介します。
カリシアが枯れる原因①「日光不足」
カリシアは耐陰性があるので室内での観葉植物として楽しめます。
とはいえ、カリシアは本来は日光を好む植物です。直射日光を避けた半日陰が適した置き場所です。
直射日光は葉焼けの原因になるため控えたほうが無難です。
葉と葉の間隔が大きく、ひょろひょろと生長している場合、日光不足による徒長である可能性が高いです。株姿を綺麗に保つためにも適度な日光が必要となります。
また、徒長を防ぐことで見栄えだけではなく、病害虫や環境の変化等のストレスにも強い丈夫な株になります。
カリシアが枯れる原因②「気温が低い」
カリシアは寒さに比較的に弱い植物です。温度が5度を下回ると枯れてしまいます。カリシアの生育適温は、20度~25度です。
冬場は室内の温かい場所で管理してあげましょう。ただし、冬の窓辺は気温の変動が激しく冷気が当たりやすいので要注意です。
カリシアが枯れる原因③「水のやりすぎ」
カリシアは乾燥に強い植物です。そのため、水のやりすぎはカリシアの根腐れを引き起こします。
土が完全に乾いてから水やりするのがよいでしょう。
特に、冬場は寒さに弱いだけではなく、成長が緩慢になり水の吸水力が弱まります。
水のやりすぎはカリシアを枯らす原因になりやすいので、土が乾いて3~4日経ってから水を与えましょう。
また、水のやりすぎはカリシアを徒長(間延び)させることにもなるため注意です。
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カリシアの管理のコツとは?
では、カリシアを管理するコツはあるのでしょうか。
ここではカリシアの管理のコツ3つをご紹介します。コツをつかめば観葉植物ビギナーでもカリシアを長く楽しめます。
カリシアの管理のコツ①「乾かし気味に育てる」
カリシアは中南米原産の植物のため、乾燥に強いという特徴をもちます。
そのため、水やりは控えめにして乾燥気味に管理するのがおすすめです。土が湿っているうちは水やりを控えましょう。
カリシアの管理のコツ②「ときどき日光浴」
カリシアは日陰でも楽しめる観葉植物です。しかし、本来は日光が大好き。
まったく日光に当てずにいると徒長し間延びしてきます。
徒長したカリシアは見た目が劣るだけではなく、株自体が弱弱しくなります。
ときどきは日当たりのよい場所に数時間でも置いて日光浴させ、可愛い姿を保ちましょう。
カリシアの管理のコツ③「2年に一度は植え替える」
ちょっと面倒かもしれませんが、カリシアは生長が早い植物です。こんもりと茂って根詰まりしてくると、下葉が変色し枯れてきます。
少なくとも2年に一度は植え替えてあげましょう(毎年でもよい)。剪定し、一回り大きな鉢に植え替えると株をさらに大きくできます。小さく楽しみたいという場合は、株分けも可能ですよ。
カリシアの簡単な増やし方
カリシアはホームセンターや100円ショップで気軽に入手できる観葉植物ですが、自宅で簡単に増やすこともできます。
今回は、より簡単にできるカリシアの水差しでの増やし方をご紹介します。
カリシアの増やし方 手順①「挿し穂をとる」
カリシアを増やすのに適した時期は生長期である5月~8月頃。
まずは、カリシアの元気そうな枝先を5cm~7cmほどカットします。そして、水に挿す部分の葉をやさしく取り除きましょう。
カリシアは成長の早い植物です。こんもりと茂ってきたら剪定するとよいでしょう。
剪定した際に出た枝を利用して挿し穂をとるのもおすすめです。
カリシアの増やし方 手順②「水に挿す」
カリシアの挿し穂を水に挿します。
これでカリシアの水差し作業は終わり。
カリシアの増やし方 手順③「完了」
カリシアは発根しやすい植物です。
うまくいけば、水差しにしてから2週間程度で根が出てくるでしょう。
ちなみに、筆者はカリシアの挿し穂を水差しにして5日目に発根を確認しました。(上写真)
この時期、なんと2月上旬のまだまだ寒い時期。カリシアの発根率の高さがうかがい知れますね。
しっかりと根が出たら水はけのよい土(多肉植物用の土でok)に植え替えましょう。
カリシアを水差しで増やそう!【経過レポ】
それでは、筆者が実際にカリシアの水差しに挑戦します。
カリシアの水差し【2021/2/3】
まずは、カリシアの挿し穂を用意します。
ちょっと短めです💦ただ、現在、2月上旬の冬場。(適期は5月~8月頃です…)とりあえず、この2本の挿し穂を水差しにします!
ちょっと短すぎましたね。とりあえず、節になっている部分がしっかりと水に浸かるように水差しにしました。
カリシアの水差し【5日目】
適期ではないため失敗するのではと懸念していましたが、水差しにしてたった5日目で発根が確認できました。(下写真)
お分かりいただけるでしょうか?切り口付近からしっかりと白い根が出ています。
しばらくは、このまま水差しで様子をみます。水替えは2~3日に一度です。
カリシアの水差し【10日目】
あっという間に根が増えました。(下写真)
季節外れではありますが、鉢に植えることにしました。水はけのよい土を使用し、あらかじめ湿らせておきます。
そこへ、カリシアの発根済の挿し穂を植え付けました。根を傷つけないように、割りばしで土に穴をあけてから挿し穂を植えます。
このまま無事、育ってくれますように。
カリシアの水差しからの鉢植え【2021/2/27】
外はまだ寒すぎるので、室内のなるべく日当たりのよい場所で管理しています。ただ、昼間の暖かい時間はときどきベランダにだしてあげてます。
このまま順調に育ってくれたら、この2本から挿し穂を取って同じ鉢に挿し木し、こんもりしたカリシアにしたいです。
カリシアの水差しからの鉢植え【2021/3/26】
発根済のカリシアの挿し穂を植え付けて1か月経ちました。横に這うように茎をのばしすこしずつボリュームが出てきたカリシアです。
朝晩急に冷え込むことが多いので、念のため室内の日当たりのよい窓際に置いています。水は土が乾燥してからなので、週に1回程度です。
カリシアの水差しからの鉢植え【2021/4/27】
生長期に入ったのでしょう。水をかなり欲してます。最近は3日に1回くらい水やりしてます。土が乾くのが早い。
そして、かなりボリュームアップしました。すごい元気に育っていますね。
カリシアを剪定、挿し木【2021/5/26】
かなりこんもりしてきました。ここらで剪定します。切った茎はさらに挿し木にして増やそうと思います。
脇芽の少し上あたりでカットしました。脇芽が出ていない箇所も適当にカットしています。かなりすっきりとしましたね。
こんなにたくさん茎が出ました。つい数か月前まで小さな2本だったのに、驚きの生育力ですね!これらの下葉を取って水に浸けて発根させます。
水を張った受け皿に下葉をとったカリシアの茎を投入。十分に発根させてから土に植え付ける予定です。元株の経過もまた投稿します。
カリシアの経過【2021/6/1】
早くも発根です。実は、水に浸けた翌々日には白い根が出ていました。カリシアは本当に発根率が高いです。このままもう少し根が伸びたら土に植え付けようと思います。
カリシアの植え付けから2週間経過、元株も植え替え【2021/6/26】
発根したカリシアの茎を土に植え替えて2週間。こんなにこんもり育ちました。(下写真)
そして、もちろん、元株の方も元気です。剪定から1か月しか経っていないものの、もうモサモサです。
やはり、鉢が小さすぎて根詰まりしていたので植え替えました。ダイソーの素焼き鉢です。
土は多肉植物用の用土を使用しています。少しだけ緩効性肥料を混ぜました。(マグアンプk)
あっという間にカリシアが2鉢になりました。元株の方の葉が色が悪いですね。根詰まりが原因しているのかもしれません。
こんもりし過ぎたカリシア【2021/8/30】
新たに水差しで増やしたカリシアの鉢。2か月経ってこんなにこんもりしました。上写真・左側の鉢の2か月後になります。
ものすごい勢いで育って、鉢からカリシアがあふれ出していますね。これ以上増やすとカリシアだらけになりそうな程です。
こんな感じでどんどん増やすことができるのがカリシアです。ぜひ、カリシアの挿し木にも挑戦してみてくださいね。
カリシアロザートが枯れる原因は?簡単な増やし方も解説【まとめ】
今回はカリシアの増やし方をくわしくご紹介しました。
カリシアは非常に生育が旺盛で育てやすい観葉植物です。ただ、冬場の管理には少し注意が必要。
管理のコツをつかんでどんどん増やして楽しめるのがカリシアですね。今回の記事を参考に、ぜひカリシアを育ててみてください。
カリシアが枯れる主な原因3つ
- 「日光不足」「水のやりすぎ」「気温が低い」
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