「ベンジャミンの葉が茶色くなってきた。。」
涼し気な見た目がおしゃれでインテリアにもよく合う定番の観葉植物「ベンジャミン」。
でも、ベンジャミンってちょっと育てるのが難しそうなイメージありませんか？
本記事では、ベンジャミンの葉が茶色くなる主な原因とその対処法について詳しく解説します。
ベンジャミンの葉が茶色く変色してお困りの方は、ぜひ参考にされてくださいね。
ベンジャミンの葉が茶色くなる原因と対処法
水やりの問題
ベンジャミンの葉が茶色くなる最も一般的な原因の一つは、水やりの問題です。
過剰な水やりは根腐れを引き起こし、逆に水不足は乾燥して葉が茶色くなります。
対処法
適切な水やりのバランスを保つためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 土の湿度を確認する：指を土に差し込み、2-3センチの深さで土が乾いているか湿っているかを確認します。乾いていれば水を与え、湿っていれば少し待ちます。
- 排水性の良い鉢を使用する：過剰な水が溜まらないように、底に排水穴のある鉢を使用しましょう。
- 水やりの頻度を調整する：季節や室内環境に応じて、水やりの頻度を調整します。一般的に、冬場は成長が鈍くなるため水やりの頻度を減らします。
環境の問題
ベンジャミンは環境の変化に敏感な植物です。特に以下の環境要因が葉の茶色化を引き起こすことがあります。
- 光の不足または過剰：直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こし、逆に光が不足すると成長が阻害されます。
- 気温の変化：寒さや急激な温度変化はストレスを与え、葉の変色を招きます。
- 空気の乾燥：特に冬場の暖房による乾燥は、葉の先が茶色くなる原因になります。
対処法
- 適切な光の確保：明るい間接光を好むため、直射日光の当たらない場所に置くか、カーテン越しの光を利用します。
- 適切な気温の維持：理想的な気温は15〜24度です。寒さから守るため、窓際や冷気の当たる場所は避けます。
- 湿度の管理：加湿器を使用するか、葉に霧吹きで水を与えるなどして湿度を保ちます。また、植物の周囲に水を張った皿を置く方法も効果的です。
病害虫の問題
アブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどの害虫が葉に被害を与え、茶色くなる原因となります。
また、根腐れ菌やカビなどの病原菌も葉の変色を引き起こすことがあります。
対処法
- 害虫駆除：定期的に葉の裏や茎をチェックし、害虫を見つけたら早期に対処します。市販の殺虫剤や自然由来の石鹸水を使用することが効果的です。
- 病気の予防と治療：病気の兆候が見られた場合、病気が広がらないように感染した部分を切り取ります。また、感染を防ぐために、植え替え時には新しい土を使用し、道具の消毒も忘れずに行います。
その他の原因
その他の要因としては、以下のものが考えられます：
- 土の質の問題：土壌の排水性が悪いと根腐れを引き起こし、葉が茶色くなることがあります。
- 植え替えのストレス：植え替え直後は根が新しい環境に適応するため、一時的に葉が茶色くなることがあります。
対処法
- 適切な土壌の選択：ベンジャミンには、排水性の良い土を選ぶことが重要です。市販の観葉植物用の土にパーライトやバーミキュライトを混ぜると良いでしょう。
- 植え替え後のケア：植え替え後は、数週間は直射日光を避け、適度な湿度を保つようにします。新しい環境に慣れるまでの間、ストレスを軽減するために注意深く管理します。
ベンジャミンを枯らさないための管理のコツ3つ
次に、ベンジャミンを枯らさないようにする管理のコツを3つご紹介します。
ベンジャミンを枯らさないコツ①「土が乾いてから水やり」
ベンジャミンの水やりのコツは「土が乾いてから」が基本です。
ただ、他の多くの観葉植物と少し違うのが、「乾燥しすぎると葉がパラパラと落ちてくる」ということ。
・春～秋⇒表面が乾いたらたっぷり与える。肥料を与えるならこの時期。
・冬⇒表面が乾いていたら控え目に水やりする、葉水も
ベンジャミンの水やりの目安
ベンジャミンは、春から秋にかけて生育が盛んになります。
そのため、水を多く吸収するので土の表面が乾いていたら、たっぷりと水を与えます。鉢底から水が流れ出てくるくらいです。
逆に、冬場は気温が下がり生長が緩慢になります。そのため、水やりは控え目にして乾燥気味にします。
水やり後は鉢内に溜まった水分の冷えにより根が弱ることも考えられます。そのため、受け皿にたまった水は捨て、できるだけしっかりと水を切ることがポイントです。
水やり後の鉢を折りたたんだキッチンペーパーの上に数時間おいて、しっかりと余分な水分を排出させると根腐れ予防に効果的です。
また、冬場は30度程度のぬるめの水を与えて冷えによるダメージを防ぎます。
葉の乾燥を防ぐには葉水が効果的
ただ、乾燥し過ぎると葉が落ちる原因になるため、気を付けましょう。特に、葉が乾燥し過ぎないよう3日に一回程度、葉に水をかけるのがおすすめ。
※指を土に第一関節くらいまで挿し、水気を感じなければ水やりのタイミングです。水の与えすぎは根腐れをまねきます。
水やりチェッカーで管理を楽に
ベンジャミンは水やりのタイミングが他の観葉植物に比べてやや難しいです。それは、乾燥し過ぎることで葉を落としやすいから。
「土が乾ききったタイミングでの水やり」が大切です。かといって、こまめに土の乾燥具合を確認するのは面倒ですよね。
ベンジャミンには水やりチェッカーを挿しておくと管理がグッと楽になります。土に挿しておくだけで、水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテムです。
ベンジャミンを枯らさないコツ②「寒さを避ける」
ベンジャミンは寒さが大の苦手。
耐寒温度は5度ですが、15度以上あった方が元気に育ちます。もっとも好むのは20度～30度くらいです。
冬場の寒さには十分気を付けて
昼間の窓際は日当たりよく暖かいですが、朝晩は急激に冷え込みます。夜になったら、窓から1m程度離してあげるとよいでしょう。
また、できれば床に直接置くよりも何か台のようなものに置いた方が根が冷えにくいです。(冷気は下に溜まるため)
何もなければ新聞紙を畳んで下に敷くだけでも、直接床に置くよりは鉢植えの冷えを防げます。
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ベンジャミンを枯らさないコツ③「日当たりのよい場所に置く」
ベンジャミンは日当たりがよく、風通しのよい場所が大好きです。
そのため、春から秋にかけての生育期は屋外に出しておくと全体が生き生きとしてきます。
ただし、斑入り種の場合は、夏の直射日光や強い西日に当てると葉焼けを起こすことも。半日陰に置くと安心です。
室内で育てていたベンジャミンをいきなり外に出すと葉焼けしやすいので、徐々に光に慣らしてあげることが大事です。
(室内⇒窓際⇒ベランダの半日陰)
半日陰ってなに？
・日光の当たっている場所のすぐ隣の陰
・木漏れ日のような日光が当たってたり当たってなかったりする場所
(ルクス値は、約10000～15000)
「室内の明るい場所」だとちょっと足りないかもしれませんね。
ベンジャミンの葉が茶色くなる原因と対処法【まとめ】
ベンジャミンの葉が茶色くなる原因は多岐にわたりますが、適切な管理と早期対応によって美しい緑の葉を保つことができます。
水やり、光、温度、湿度、害虫対策など、基本的なケアを怠らず、定期的に植物の状態をチェックすることが健康な成長の鍵です。
ベンジャミンの美しさを長く楽しむために、これらの対処法を実践してみてください。
