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ポリシャスがぐったりとする理由とは?対処法も解説!

ぐったり気味のポリシャス ポリシャス

涼し気な見た目が人気のインテリアグリーン「ポリシャス」。

タイワンモミジとも呼ばれるポリシャスは熱帯アジアやポリネシアなどが原産の植物で、香りを持つものは料理に使われることもあるとか。

他の多くの観葉植物に比べ、特に暖かく日当たりのよい場所を好みます。

そんなポリシャスがぐったりとしてお困りではありませんか?今回は、ポリシャスがぐったりとする理由とぐったりとした時の対処法をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ポリシャスがぐったりとする理由とは?対処法も解説!

ポリシャスの繊細な葉が下向きになりぐったりとしていると「このまま枯れてしまうのでは…」と不安になりますね。

まずは、ポリシャスがぐったりとしている時期を確認してみましょう。暖かい時期なのか、寒さが厳しい時期なのかで対処の仕方も変わります。

ポリシャスがぐったりとしているのが15度以上の場合

まずは土の状態をよく観察します。土は湿っていますか?乾いていますか?

土が乾いている場合

ポリシャス▲暖かい時期は土の表面が乾いたタイミングで水を与えよう

生育がさかんな時期に葉が垂れ下がるようにぐったりとしていて、且つ、土が乾燥している場合、水切れによりぐったりとしている可能性が高いです。

ポリシャスの葉は他の観葉植物に比べ薄く繊細です。そのため、あまり多くの水分を蓄えておくことができません。

特に、気温が20度~30度程度はポリシャスの生育がもっとも盛んになる時期で、この時期の水やりの目安は1~2日に1回程度です。

土の表面が乾いている場合、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。できるだけ風通しのよい場所に置いて様子をみましょう。

また、ポリシャスは日光を好みます。日当たりの悪い場所に置いている場合は、少しずつ日光に慣らしつつ数日かけて明るい場所へ移動します。

暗い場所からいきなり屋外の日向に移動させると「葉焼け」を起こす恐れがあるため注意が必要です。

葉焼けしたポトスの葉▲植物は急激な環境の変化に弱い…場所を移動する場合は少しずつ!

土が濡れている場合

土の表面が濡れているのにもかかわらず葉がしおれている場合、根腐れや病害虫、葉焼けなどが考えられます。

まずは葉の裏や付け根、幹などに小さな虫が付いていないか確認してみましょう。

ポリシャスに付きやすい害虫は「カイガラムシ」「ハダニ」などです。

葉がベタベタとする場合はカイガラムシ、葉の付き根や茎などに蜘蛛の巣のようなものが付着している場合はハダニが沸いている可能性があります。

ブルーベリーに付いたカイガラムシ▲放置すると吸汁によって枯らされてしまうことも。早目の駆除が大切!

水やりは土の表面が乾いてきたタイミングでおこなうのが望ましいでしょう。

土が濡れている状態で次から次へと水やりを繰り返していると、根が呼吸できずに腐って傷む「根腐れ」を招くため気を付けます。

水をやり過ぎていたと感じる場合はしばらく水を控え、できるだけ風通しよく涼しい場所に置いて様子をみます。

ポリシャスがぐったりとしているのが15度以下の場合

ポリシャスの葉

土が乾いている場合

屋外の最低気温が15度以下で土が乾いている場合、できるだけ暖かい時間帯に常温の水を与えます。

できるだけ明るく風通しのよい場所に置いて様子をみましょう。15度以下になると水分を吸い上げる力が弱まっています。

そのため、ぐったりとした葉にハリが戻るまで数日はかかることが予想されます。

土が濡れているうちは水やりは控え、乾かし気味に管理することで寒さに備えることができます。

土が濡れている場合

気温が15度以下でぐったりとしている状態、且つ、土が濡れている場合は寒さと蒸れによって株がダメージを受けている可能性があります。

水やりは控え、できるだけ暖かい場所に置いて様子をみましょう。室内であれば昼間は窓際で構いませんが、朝晩は冷え込みやすいためできるだけ窓から離します。

温度計を設置し、15度を下回らないように気を付けます。

温度計

温度 湿度
人が快適と感じる目安 約18度~27度 約40%~60%
ポリシャスが好む環境の目安 約20度~30度 約70%~

※特に、冬場は空気が乾燥することで葉を傷めやすい。ときどき霧吹きで株全体に水分を吹きかけてやると生き生きとしてくる。

 

ポリシャスの水やり方法とは?

ポリシャスの植え付け中▲ポリシャスは寒さが苦手。植え替えは暖かい時期に済ませよう。

春から秋にかけての暖かい時期は土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと、

気温が15度以下になる秋から冬にかけては土が乾いてさらに2~3日ほどしてから土全体が湿る程度に与えます。

ポリシャスの水やり【目安】

春から秋(最低気温が15度以上) 土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと与える。暖かい時期は水切れによって葉がぐったりとしやすい。早目に気付いて水を与えれば特に問題はない。ただ、乾燥状態が長く続くと葉を落とすことも。
冬(最低気温が15度以下) 土が乾いてさらに3日ほどしてから常温の水を与える。できるだけ暖かい時間帯に済ませ、水やり後はしっかりと水気を切ることが大切。

ポリシャスのしおれた葉▲暖かい時期は水切れに、冬は水のやり過ぎに気を付けよう

水やりのタイミングがイマイチ分からない時のお助けアイテムもある

「水やりのタイミングがイマイチ分からない…」

「植物が沢山あってひとつひとつ土の乾き具合を確認するのは大変…」

このような場合に重宝するのが水やりチェッカーです。

サスティー▲見た目もシンプルで馴染みやすい

使い方は、スティック状のチェッカーを土に挿すだけ。これだけで土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色で知らせてくれます。

水やりの管理が楽になることはもちろん、水のやり過ぎややり忘れによる失敗を防ぐことができますよ。

春から秋の場合 チェッカーが白になったらたっぷりと水を与える
冬(15度以下) チェッカーが白になってさらに3日ほどしてから常温の水を暖かい時間帯に与える

 

まとめ

ポリシャス

今回は、ポリシャスがぐったりしている時の主な原因とその対処法をご紹介しました。

春から秋の暖かい時期にぐったりとしている場合は水切れが原因の場合が多いです。土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。

逆に、気温が15度以下となる秋から冬は水のやり過ぎによってぐったりとすることもあります。

まずはぐったりとしている現在の季節を考慮し、置き場所や水やりに問題がなかったかを思い出してみましょう。

また、根詰まりしている場合は暖かい時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替えます。肥料を与える場合は根詰まりしていないかを確認してからにしてください。

そして、冬場の肥料は基本的に不要です。明らかに弱っている時期は肥料を控え、できるだけ暖かく風通しのよい場所に置いて様子をみましょう。

ポリシャスがぐったりとする主な理由と対処法

  • 春から秋の場合(15度以上)…水切れ、葉焼け、蒸れ、病害虫、根詰まりなど
  • 冬の場合(15度以下)…寒さ、水のやり過ぎ、病害虫など
主な原因 対処法
春から秋にぐったりしている場合(15度以上) 水切れ、葉焼け、蒸れ、病害虫、根詰まり、光線不足など まずは水切れを起こしていないか確認。土の表面が乾いているならたっぷりと水を与えて風通しのよい場所に置き様子を見る。
冬にぐったりしている場合(15度以下) 寒さ、水のやり過ぎ、病害虫など 最低でも10度は確保、できれば15度は欲しい。水やりは控え目にシフトし樹液濃度を高め寒さに備えることが大切。害虫がついていたらすぐに取り除く。

 

ポリシャス
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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