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ポインセチアは枯れたら終わり?来年も楽しむ方法を解説!

花が終わったポインセチア その他の観葉植物

赤やピンク、マーブル模様など意外と種類豊富なポインセチア。クリスマスシーズンに真っ赤なポインセチアを迎え入れたという方も多いのではないでしょうか。

寒さと水のやり過ぎに気を付けつつ、大切に管理していれば春先まで楽しむこともできるポインセチアの花。

とはいえ、1~3月頃になると徐々に花も終わり、色づいていた苞葉(ほうよう)がしおれて落ちてきます。

「これで花も終わりだな、そろそろ処分するか…。」

と思われる方も多いでしょう。しかし、ちょっとお待ちください!

花が終わった後も頑張って管理を続けていれば、次のクリスマスにも、ポインセチアの魅力的な姿が楽しめることをご存じですか?

そこで、今回はポインセチアの花が終わったらどうすべきかをくわしくご紹介いたします。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ポインセチアは枯れたら終わり?長く楽しむための方法

購入直後のポインセチア

クリスマスシーズンに色づいたポインセチアを購入した場合、寒さを防ぎつつ水やりを控え目に管理し続けることで、1~3月頃まで楽しむことができるはずです。(地域により異なる)

今回は花が終わった後の管理方法をご紹介します。

ポインセチアの花が終わったらこんな風になります

葉が落ちた春先のポインセチア▲花が終わったあとのポインセチア(3月末)

上写真は花がおわった後の3月末頃のポインセチアです。絶望的な姿ですね。

思わずこのまま処分したくなるかもしれません。しかし、10度以下の寒さをしのぎつつ、最低限の水やりで管理を続けてみましょう。

ポインセチアは寒さに弱いため、できれば15度は確保したいところです。

花が終わり新芽がついた春先のポインセチア▲新芽が出始めたポインセチア(4月頃)

暖かくなってくると徐々に緑色の新芽がでてくるはずですよ。(上写真)

あわせて読みたい「ポインセチアがしおれる原因とは?しおれた時はどうすべき?」はこちら

伸びすぎている枝があれば新芽を2個ほど残してカット

伸びすぎている枝があれば新芽が膨らみ始める5月頃に剪定しておきます。

付け根近くの新芽を2つほど残し、そこから上を清潔はハサミでカットしておきましょう。

このようにすることで、樹形を整えこんもりボリュームのある姿に仕立てることができます。

また、鉢底から根がはみ出ている場合は根詰まりのサインです。この時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替えます。

あわせて読みたい「ポインセチアを大きくする方法を分かりやすく解説します!」はこちら

20度以上になってきたら屋外に置いて株を充実させる

6月のポインセチア▲青々と茂り始めたポインセチア(6月末頃)

最低気温が15度以上になって暖かくなればポインセチアの生育期です。この時期はできるだけ屋外に出し、十分な日光を風に当てることで株を充実させます。

最初は日陰に置き、徐々に日向へ移動しましょう。いきなり直射日光に当てると葉焼けを起こすこともあるため、移動する場合は数日かけて少しずつ日光に慣らします。

また、2週間に1回程度、水で薄めた液体肥料を水やりとして与えることで、花や葉をより大きく色よく育てられます。気温が20度以下になってきたら肥料は不要です。

ポインセチアにハイポネックスを与える▲水で薄めたハイポネックス(液体肥料)を与えます

あわせて読みたい「肥料と活力剤の違いとは?観葉植物に適した使い方を徹底解説!」はこちら

15度以下になったら室内へ移動し寒さを防ぐ、水やりは控え目に

そして、最低気温が15度を下回るようになってきたら暖かい室内へ移動しましょう。

ポインセチアはメキシコや中南米などが原産の植物で、一年を通して暖かく風通しのよい環境を好みます。

生育適温は20度~30度くらい。15度を下回るようになったら生育の勢いが止まり、それと同時に、根が水を吸い上げる力も弱くなってきます。

15度以下になったら水やりは控え目にしましょう。具体的には、土が乾いてさらに2~3日してから常温の水を与えます。

水やりチェッカーがあると管理が楽になるためおすすめです。(下写真)

サスティー▲スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけ

※水やりチェッカーを使う場合、春から秋の暖かい時期はチェッカーが「白」になったらたっぷりと水やりします。15度以下になったら、チェッカーが白になってさらに2~3日ほどしてから水やりします。

あわせて読みたい「ポインセチアの元気がない…原因は?対処法まで解説」はこちら

9月末頃になったら「短日処理」を開始(12月頃に赤くしたい場合)

ポインセチアは放っておいても赤い花を付けてくれることもありますが、その場合、開花が2月頃になることが多いです。

クリスマスに赤い花を楽しみたいという場合、9月末頃になったら「短日処理」を行う必要があるのですね。

ポインセチアは「短日植物」といい、日照時間が短くなることで花芽を付けるという特徴があります。

短日処理は段ボールと黒い布等があればできますが、ちょっと手間がかかるのが特徴です。

9月末から約1か月半のあいだ、「夕方17時に段ボールを被せて遮光し、翌朝7時に段ボールを外す」これをひたすら繰り返します。

蛍光灯や街灯の光も当ててはいけません。

なかなか大変な作業です。ポインセチアを赤くするための短日処理については、下記事からもご覧くださいね。

元気なポインセチア▲ポインセチアの赤い部分は「苞葉」と呼ばれる部位で、正確には花ではなく花を守るための葉っぱ

あわせて読みたい「ポインセチアを赤くする方法を分かりやすくご紹介します」はこちら

 

結論:ポインセチアは枯れたら終わりじゃない!管理を続ければ来年も楽しめます

鉢植えのポインセチア

今回は、ポインセチアの花が終わったらどうすべきかをご紹介しました。

そのまま捨ててしまうのは簡単ですが、その後も管理を続けていれば、次のクリスマスにも赤い花を楽しむこともできるポインセチア。

せっかく迎え入れたポインセチアです。ぜひ、花が終わった後も大切に育ててみてくださいね。

ポインセチアの花が終わったらすべき?長く楽しむための手順

  1. 花が終わっても、「10度以下の寒さ」と「水のやり過ぎ」に気を付けつつ管理を続ける
  2. 春(4~5月頃)になると、緑色の新芽が出てくるのでこれを春から秋にかけて育てる
  3. 新芽が増える5月~6月頃になったら伸びすぎた枝をカット、根詰まりしている場合は植え替えも検討
  4. 屋外の日向に置いて株を充実させる(30度以上になったら強光を避けた日陰へ移動、蒸れに注意)
  5. クリスマスシーズンに赤い花を楽しみたい場合、9月中頃~10月上旬になったら短日処理を開始

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「ポインセチアが枯れる主な原因2つ!ポインセチアの意外な事実も」はこちら

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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