多肉質な葉が可愛いペペロミア。比較的コンパクトに育てられるペペロミアは、インテリアグリーンとして高い人気を誇ります。
すでにペペロミアをご自宅で育てているという場合、今ある株から茎をカットして水差しで発根させ楽しむこのもできるのをご存じですか?
土を使わない水差しなら、室内でも清潔にペペロミアを楽しむことができます。
そこで今回は、ペペロミアを水差しで発根させ楽しむ方法をご紹介しましょう。
ペペロミアを水差しで発根させる方法!切って水に差すだけ簡単
基本は茎をカットして水に差すだけ。とっても簡単ですね。今回は手順とともにちょっとしたコツも見ていきましょう。
ペペロミアの水差し方法 手順①葉付きの茎を5~7cmカット
いまある元気なペペロミアから茎をカットします。長さは約5cm~7cmほど。
伸びすぎた部分をカットしたものを使ってもokです。
適期は春から秋の暖かい時期、目安は15度以上
ペペロミアの生育がさかんになるのが春から秋の暖かい時期です。最低でも15度以上の時期にしましょう。
切れ味のよい清潔なハサミでカットします。葉の付け根がある節が、最低1つあるようにしてください。
ペペロミアの水差し方法 手順②下葉を取る
カットした茎の下葉を取ります。あらかじめ下葉を取っておくことで、水に差しやすくなるだけでなく、蒸散を抑えて発根を促します。
ペペロミアの水差し方法 手順③水に差す
水を張った容器に茎を挿します。これで作業完了です。簡単ですね。
容器はできれば色付きのものがおすすめ。緑や茶色の色付きガラスだと、透明の容器に比べて発根しやすい傾向にあります。
▲栄養ドリングやお酒の瓶は色付きガラスのことが多い
色付きガラス容器がなければ暗い色の紙を容器に巻くのもよいでしょう。(下写真)
水は毎日替えるべき?
水道水を使用している場合、3日~5日に1回程度の水替えで構いません。
なぜなら、水道水には残留塩素が含まれているため、不純物や微生物の繁殖が抑えられているからです。
逆に、毎日水替えすることで植物に負担になることも考えられます。最低でも一週間に1回は水を替えるようにするのがおすすめです。
ペペロミアの水差し方法 手順④発根
うまくいけば半月ほどで発根します。茎の断面近くから、白っぽい根っこが伸びてくるはずですよ。(上写真)
どれくらい発根したら土に植える?
あくまで目安ですが、根が5cmほどまで生長したら土に植え付けます。もちろん、そのまま水差しとして楽しむのもよいでしょう。
ただ、「株を大きく生長させたい」という場合は水差しではなく土に植え替えることをおすすめします。
ペペロミアの水差し方法 手順⑤大きくしたいなら土へ植え付ける
株を生長させたいなら土に植え替えます。使用するのは水はけに優れる清潔な土です。
根が土にしっかりと張るまでは、土が乾燥し過ぎないように気を付けながら管理します。
土を使わないハイドロカルチャーもおすすめ
▲ハイドロカルチャーにしたペペロミア
土を使わない栽培方法でおすすめなのがハイドロカルチャーです。
ハイドロカルチャーとは水耕栽培のことですが、ハイドロカルチャー用土を使った栽培方法のことを「ハイドロカルチャー」と呼ぶことも多いです。
ハイドロカルチャー用土は土ではありません。粘土を高温で焼いて発砲させた人工の石です。レンガや瓦などに近い資材になります。
ハイドロカルチャー用土を使うことで、室内でも清潔にペペロミアを育てることができます。ただし、やはり土に比べると生長が鈍ります。
「とにかく室内で衛生的にペペロミアを楽しみたい」という方には、ハイドロカルチャーはかなりおすすめですよ。
▲100円ショップでも購入できるハイドロボール
ペペロミアを水差しで発根させる方法!切って水に差すだけ簡単【まとめ】
今回は、ペペロミアを水差しで発根させ楽しむ方法をご紹介しました。
鉢植えだと土を使用しているため、室内に置くことに抵抗がある…という方も多いのではないでしょうか?
そんな時は土を使わない水差しや、ハイドロカルチャーにしてみるのも解決策のひとつですよ。
土を使わない栽培方法であれば、食卓テーブルでもさり気なくグリーンを飾ることができます。
たとえばジャムの空き瓶。水を張った容器にさりげなくグリーンを差しておくだけでその場を柔らかな雰囲気に変えてくれるはずです。
とっても簡単なので、ぜひ、挑戦してみてくださいね。
▲さり気なく楽しめる水差しは手軽な上清潔で室内におすすめ
ペペロミアの水差し【手順】
- 葉の付いた茎を5cm~7cmほどカット
- 下葉を取る
- 水に差す、水は3~5日に1回程度水を替える
- 発根
- 大きく育てたいなら、土に植えつけ