肉厚の葉と豊富な品種が魅力的な植物「ペペロミア」。
丈夫で育てやすく、小ぶりな株がインテリアグリーンとして人気のペペロミアですが、「知らないうちに枯れそうになっていた…」ということもありますよね。
「ちゃんと水やりもしていたのになぜ?」
「日光にも十分当てていたのに…」
大事に育てていたはずなのに、枯れてしまうと落ち込みますよね。
そこで今回は、ペペロミアが枯れる主な原因をご紹介します。枯れる原因を知ることで、ペペロミアのお手入れのコツがつかめるはずです。
ペペロミアが枯れる原因とは?葉が茶色、元気がない理由
それでは、ペペロミアが枯れる主な原因を見ていきましょう。ポイントはペペロミアの原産地です。
ペペロミアが枯れる原因①「寒さ」
ペペロミアの原産地は熱帯・亜熱帯地方です。そのため、暑さには強い反面、寒さにはあまり強くありません。ペペロミアが耐えられるのは約8度まで。それ以下になると枯れることが多いです。
ペペロミアを枯らさずに冬越しさせるためには、最低でも10度は確保したいところです。
ペペロミアが枯れる原因②「水のやり過ぎ」
ペペロミアは葉が多肉質な植物ですね。そのため、葉に多くの水分を蓄えています。多肉植物に近いのがペペロミアといえます。
必要以上の水やりをすることで、吸いきれずに残った水分が、長く土内に停滞することで生じるのが根腐れです。根腐れに発展してからでは、復活させるのは難しくなります。
根元が黒く変色し、ブヨブヨになっていたら根腐れしている可能性が高いです。
ペペロミアの水やりは、土がしっかりと乾いて2日程してからたっぷりと与えるのが基本です。土が乾ききらないうちに、次から次へと水やりしていると、高確率で腐って枯れます。
また、冬場はペペロミアの生長が緩慢になる休眠期です。水やりはさらに控え目に済ませましょう。一年を通して乾燥気味に管理するのがペペロミアを枯らさずに育てるコツです。
ペペロミアの水やり方法
- 最高気温が15度以上⇒土がしっかりと乾いて2~3日してからたっぷりと与える(鉢底から水が出るくらい)
- 最高気温が15度以下⇒土がしっかりと乾いて2~3日してからやや控えめに与える(表土が湿る程度)
ペペロミアが枯れる原因③「病害虫」
ペペロミアにつきやすい害虫としては「ハダニ」や「カイガラムシ」があげられます。
どちらもペペロミアにつくと、吸汁により株を弱らせ、やがて枯らせてしまいます。見つけたら早目に駆除するのが被害を最小限に抑えるコツです。
ハダニ
主に乾燥している時期につきやすい。冬場、室内の空気が乾燥し風通しが悪くなっているときに付くことが多い。葉水で予防することもできる。葉と茎の付け根に蜘蛛の巣のようなものが付着している場合、ハダニが付いている可能性がある。
カイガラムシ
風通しが悪く湿気がこもるとつきやすくなる害虫。小さな粒々のような虫がたくさんついていたらカイガラムシである可能性が高い。早目に取り除くことで被害を食い止められるが、大量に発生してからでは薬剤を活用しなければ駆除は難しくなる。
オルトランDXを撒いておくと害虫予防に効果的
虫が苦手な方におすすめしたいのがオルトランDXです。事前に株元にまいておくだけで、害虫予防になる薬剤になります。
水やりの度にオルトランの成分が溶け、植物が吸収します。そのため、万が一、害虫が生じた場合、植物に含まれるオルトラン成分のおかげで害虫を防除することができるのです。これが被害を最小限に抑えられる理由。
簡単なので、虫が苦手な方は撒いておくことをおすすめします。オルトランDXはホームセンターや園芸店で手軽に購入することが可能です。
使い方①「植え替えの際に根元あたりに散布する」
使い方②「株元近くにまいておく」
ペペロミアが枯れる原因④「直射日光」
ペペロミアは柔らかい日光を好みます。
ペペロミアを直射日光を当てることで起こりやすいのが、「葉焼け」です。葉焼けすると葉が茶色く焼け焦げたように変色します。
葉焼けによって茶色く変色した葉は元に戻せません。
葉焼けは見た目を悪くするだけではなく、そのまま進行することで株自体を弱らせ枯らす原因にもなります。
特に注意したいのが夏場の高温期です。気温が上がると葉焼けを起こしやすくなります。真夏の西日も避けましょう。
ペペロミアが好むのは半日陰や明るい日陰です。
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ペペロミアが枯れる原因とは?葉が茶色、元気がない理由を解説します【まとめ】
今回は、ペペロミアが枯れる主な原因をいくつかご紹介しました。
全体的にみると、やはり冬場の管理がポイントになりそうです。夏場は直射日光を避け、日陰で管理し葉焼けを防ぎましょう。
暖かく乾燥した場所を好むペペロミア。できるだけ気温を保ち、風通し良く過ごさせてあげたいですね。
ペペロミアが枯れる主な原因
- 寒さ
- 水やり過ぎ
- 病害虫
- 直射日光
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