「パルダリウムって綺麗だけどなかなか高価…。すぐに枯らしちゃったら嫌だしなかなか手が出ない…。」
「自分だけの熱帯雨林を作ってみたいけど、材料費も高くつきそうだし、何より難しそう。」
パルダリウムが欲しいけどなかなか購入に踏み切れないという方。
今回は、ホームセンターで購入した材料を駆使し、初心者でも簡単にできるボトルパルダリウムの作り方を解説します。
ちなみに、以前購入したジュエルオーキッド(マコデスペトラ)がどうにも見栄えが悪く…。そろそろおしゃれなガラス容器に植え替えてやりたい…と思ったことがパルダリウム作りのきっかけです。(下画像)
もっとおしゃれに飾りたい…!
材料費は合計2700円ほど。3000円かからずにおしゃれで美しいパルダリウムが出来上がりますよ。
初心者でも簡単!パルダリウムの作り方【材料費2700円】
まずは材料費の内訳から。筆者はすべて近所のホームセンターで購入しました。
- ガラス容器…約1500円
- 熱帯植物(小2つ)…約300円
- 水ごけ…約300円
- 苔(シッポゴケ)…約400円
- ハイドロボール(ダイソー)…約100円
※以前から自宅にあった「ジュエルオーキッド1株(約900円)」と「植物育成ライト(約2000円)」は除く価格です。
ガラス容器。大きすぎず小さすぎないものを発見。
セラギネラ(シダ植物)とヒポエステス(赤)。どちらも乾燥が苦手で高湿度を好む植物。赤やピング等、奇抜な色の植物があると一気にエキゾチック感増します。
水ごけ。水を含ませて使うタイプ。
表面に張り付ける用の苔。これしか売ってなかったので選びようが無かったです。
底に敷く用の資材。容器に直接、水苔を敷いてもいいようですが、通気性を確保するために今回はこれを底に使用します。
初心者でも簡単!ボトルパルダリウムの作り方 手順①完成をイメージ
まずは、パルダリウムに使用する容器を準備しましょう。
箱、オープン!…か、かわいい。
容器の大きさや形状などを把握し、どんな風に植物を植えこむかをあらかじめイメージします。
実際に配置してみて位置や高さを確認してみる
実際に容器内に植え込み予定の植物を配置し、位置や高さを確認しておきましょう。
初心者でも簡単!ボトルパルダリウムの作り方 手順②底石を敷く
容器の底に、あらかじめ水洗いしたハイドロボールを敷き込みます。
ハイドロボールを敷くことで、水苔の下に空気層ができます。これにより、ある程度の通気性を確保することができます。
もちろん、水苔をそのまま敷いてもok。この辺はお好みで。
ハイドロボールを敷くときは優しく…
土というよりは石に近い資材です
ちなみに、ハイドロボールは粘土を高温で焼き上げたもので「土」というよりは「レンガ」や「瓦」などに近い資材です。
そのため、勢いよくガラス容器に注ぎ込むと容器の表面を傷つけてしまう恐れがあります。
使用する場合はやさしく底に置く感じで作業してみてくださいね。
初心者でも簡単!ボトルパルダリウムの作り方 手順③水ごけを準備
ゴミ(枝や枯れ葉など)があればあらかじめ取っておく
袋から水こけを取り出し、水を張った容器に浸けて吸水させましょう。
「あまりたくさん使わない…」という場合、ホームセンター内に熱帯魚コーナーがあれば少量の水苔を購入できる場合もあります。
土付きの植物も水に浸けておくと土が落としやすくなります
植え込み予定の植物に土が付いている場合、あらかじめ鉢から取り出し、水を張った容器に浸しておきます。
このようにすると土が取れやすくなりますよ。土を落す際は無理に引っ張ると根を傷めます。
両手の指の腹で軽く転がしながら、優しく土を落してみてください。
初心者でも簡単!ボトルパルダリウムの作り方 手順④植え付け
土を落した植物の根に、固く絞った水苔を巻き付けます。そのまま容器内に植物を配置し、空いているスペースは水苔で埋めていきます。
水ごけをうまく使いながら植物を植えていきます
こんな感じです。(下画像)
このままでも綺麗ですが、さらに熱帯雨林感を出すためには苔が重要になります。
初心者でも簡単!ボトルパルダリウムの作り方 手順⑤苔の張り付け
空いているスペースに苔を張り付けます。適当な大きさにちぎり、水苔の上に押しあてるようにして配置しましょう。
ピンセットがあると作業しやすいですよ。無ければ手作業で頑張ります。
この時、夢中になり過ぎて植物の茎を折ってしまわないようにしてくださいね。
※今回、筆者が購入したのは「シッポゴケ」という長さのある種類でした。長さがあるので植えにくかったです…。「ハイゴケ」や「アラハシラガゴケ」「スナゴケ」などの方が張り付けやすくおすすめです。
余った苔は、他の植物の空きスペースに活用しても◎
「苔が大量に余ってしまった…」という場合、100均で小さなガラス容器を購入して「テラリウム」を作ってみるのもおすすめですよ。
ちなみに筆者は観葉植物を植えている鉢の空いているスペースに張り付けてみました。(下画像)
少し、盆栽風になります(ガジュマル)
初心者でも簡単!ボトルパルダリウムの作り方 手順⑥完成
完成です!
出来上がったパルダリウムは直射日光の当たらない場所に置いて管理しましょう。
お手入れは簡単で、週に1回~2回ほど霧吹きで水分を吹きかけるのみ。風通しが悪いと葉が傷みやすいので注意してください。
冬はできるだけ暖かい場所に、夏は直射日光に注意します。
植物育成ライトがあるとより魅力的に、丈夫に育てられる
そして、美しいボトルパルダリウムをより美しく、魅力的に魅せてくれるのが植物育成ledライトです。
筆者が使っているのはスタンドタイプのこちらのライト。コンパクトで置き場所を取りません。(下画像)
植物育成ライトを使うことで、植物も丈夫に育てることができますよ。
gentos 植物のための そだつライト ledライトは、太陽光に似た光を照射することで植物の生長をサポートしてくれます。
コンセントタイプで使いやすい。
光の強さは3段階。ですが、熱帯植物や苔は耐陰性が強く、光が強すぎると葉が傷んでしまうこともあるんですね。
我が家の場合、こちらのライトの弱の光(強・中・弱のうち)でも十分育ってます。ご参考までに。
初心者でも簡単!パルダリウムの作り方【材料費2700円】【まとめ】
ということで、今回は初心者でもホームセンターの材料で簡単にできる「ボトルパルダリウム」の作り方をご紹介しました。
思っている以上に簡単におしゃれなパルダリウムが出来るんですね。
特に、今回使用した「空気中の水分量が多い状態を好む植物」は、空気の乾燥によって葉が傷みやすいのが特徴です。
たとえば、アジアンタムやフィットニア、ハエトリソウ。そして、今回使用したジュエルオーキッド(マコデスペトラ)やヒポエステスなども空気の乾燥に弱い種類です。
自分だけの熱帯雨林を作っちゃおう!
今までうまく育たなかったというこれらの植物も、高湿状態が容易に保てるパルダリウムなら長く育てられるかもしれません。
空気の乾燥を嫌う「ジュエルオーキッド」
パルダリウムは美しく繊細な見た目に反して、その作り方はとっても簡単。
ふとした瞬間に心を癒してくれる…そんな存在になるはずですよ。ぜひ、挑戦してみてください。
◎●今回使用したパルダリウム容器はこちら↓↓
◎●今回使用した植物育成ライトはこちら↓↓
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