鉢からこぼれ落ちる子株が可愛らしく、ハンギングにしてもおしゃれな「オリヅルラン」。
ご自宅で育てているオリヅルランがあれば、そこから以外にも簡単に増やすことができます。
今回は、オリヅルランの簡単な増やし方を分かりやすく解説します。
オリヅルランを水差しで簡単に増やす方法
では、さっそくオリヅルランの簡単な増やし方をご紹介します。
今回ご紹介するのは、オリヅルランからでた「子株」を使って株を増やす方法です。
オリヅルランの増やし方 手順①準備するもの
オリヅルランのを子株で増やす場合に準備するものは以下になります。
- 剪定はさみ
- ジャムや調味料等の空き瓶(透明の容器がおすすめ)
- 水
- あればメネデール活力剤(発根促進剤)
※発根するか不安な場合、メネデール活力剤を水に薄めて使用すると発根を促してくれます。
オリヅルランの増やし方 手順②発根している大き目の子株を選ぶ
オリヅルランを子株で増やすのに適しているのは、4月~9月頃の暖かい時期です。できるだけ大きな子株を選びます。子株の付けてから根が出ているものが望ましいです。
ランナーから出た子株の底を確認し、白っぽい根っこが出ているものを選びましょう。
オリヅルランの増やし方 手順③ランナーをカットし子株をはずす
丈夫そうな子株を選んだら、清潔なはさみを使ってランナーから切り離します。ランナーを2~3cmほど残し、子株をカットしましょう。
オリヅルランの増やし方 手順④瓶に水を入れ子株の根元を浸ける
取り外したオリヅルランの子株は、水を張った瓶に置き(浮かべ)ます。子株の底の部分(根っこが出ている場所)が軽く水に浸かるくらいが丁度よいでしょう。
容器の水はできるだけ毎日替えましょう。うまくいけば約一週間ほどで子株から白っぽい根が伸びてきます。
ちなみに、水に差して3日経過した子株が下写真です。
子株から出ていた根がどんどん伸びてきます。一週間ほどしてしっかり発根したら次の手順に進みましょう。
オリヅルランの増やし方 手順⑤土に植え付ける
発根したオリヅルランの子株は、小さめの鉢植えに植え付けましょう。鉢底石を敷き、水はけの良い土を鉢の3/4程入れそこに発根したオリヅルランの子株を置きます。
根が隠れるように残りの土を被せたら植え付け完了です。鉢の頂点から3cmほどは土をいれずにウォータースペースを確保するのも忘れずに。
※ウォータースペースがあることで、水やりの際に土が流出するのを防ぎます。
そのまま水耕栽培やハイドロカルチャーで育ててもok!
発根したオリヅルランの子株はそのまま水栽培で育てても構いません。または、ハイドロカルチャーで育てることもできます。
ただ、土で育てる場合に比べると生長が遅くなりますが、土を使用しないため、室内でも清潔にオリヅルランを育てられます。
あわせて読みたい「ハイドロカルチャーで植物を育てるデメリットとは?対処法も」はこちら
オリヅルランの増やし方 手順⑥水をたっぷり与える
土に植え付けたオリヅルランは水をたっぷりと与えます。置き場所は直射日光を避けた半日陰です。
風通しのよい場所に置いて根がしっかりと張るのを待ちましょう。水やりは土が乾いたタイミングで与えます。
また、しっかりと根が土に活着するまでは、土が乾燥し過ぎないように気を付けます。株に触れて抵抗を感じるようになれば根が張った証拠です。
その後は土が乾いてから水を与えます。オリヅルランは乾燥に強いため、水のやり過ぎは根腐れを招くこともあります。
ちょこちょこと水やりしていると根腐れに発展しやすいです。メリハリのある水やりを意識し、蒸れに気を付けて風通し良く管理します。
あわせて読みたい 「オリヅルランの育て方 水やり方法、置き場所などを解説!」はこちら
オリヅルランを水差しで簡単に増やす方法【まとめ】
今回は、オリヅルランの簡単な増やし方をご紹介しました。
オリヅルランに子株がついていれば、そこから子株を使って簡単に増やすことができるのがオリヅルランです。
とっても簡単な上、カットした子株をガラス瓶に水差しするだけですぐに楽しむこともできます。
今回の記事をご参考に、ぜひ、オリヅルランを子株でどんどん増やしてみてください。
オリヅルランの簡単な増やし方【手順】
1.準備するのはハサミと容器だけ
2.付け根から根が出た大き目の子株をチョイス(4月~9月が適期)
3.ランナーをカットし子株をはずす
4.水を張った容器に子株を浮かべる
5.発根後、水はけの良い土に植え付ける
オリヅルランのその他関連topics
「オリヅルランの葉が折れる原因は?綺麗な葉を保つコツも」はこちら