オリヅルランの魅力といえば株から垂れ下がる子株ですね。
垂れ下がる子株が折り鶴のように見えることから「オリヅルラン」とよばれるようになったともいわれています。
そんなオリヅルランの可愛い子株。展開させるためにはまず花を咲かせなければなりません。
なのに、肝心のオリヅルランの花がなかなか咲かなくてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オリヅルランの花が咲かない理由と花を咲かせるための管理方法をくわしくご紹介します。
オリヅルランの花が咲かない理由とは?
まずは、子株が付くために欠かせないオリヅルランの花が咲かない主な理由からみていきましょう。
オリヅルランの花が咲かない理由は日光不足
オリヅルランは耐陰性があるため室内でも育てられる植物です。
しかし、花を咲かせて子株を付けたいという場合、あまりにも日光が足りないとなかなかランナーが出ず花芽も出ません。
オリヅルランの花を咲かせたいなら葉焼けしない程度の日光が必要
とはいえ、オリヅルランは直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまいます。
「半日陰」「あかるい日陰」「レース越しの日差し」などがオリヅルランの好む置き場所です。
花が咲くのは春から秋にかけての暖かい時期が中心
オリヅルランの花が咲くのは暖かい春から秋にかけてです。寒さが深まる冬場は生長が緩慢になるため、花を咲かせることはあまりありません。
そのため、冬場は乾燥気味に管理し耐寒性を高め、春になって暖かくなったら半日陰程度の日光に当て生育を促します。
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オリヅルランの花を咲かせて子株を増やそう!
次に、オリヅルランの花を咲かせて子株を増やすための管理のポイントをご紹介します。
オリヅルランの花を咲かせるコツ①半日陰に置く
オリヅルランの花を咲かせるためにはある程度の日光が必要です。ただし、直射日光だと強すぎて株を弱らせてしまいます。
オリヅルランが好むのは半日陰です。遮光ネットを活用してもよいでしょう。
光が当たったり当たっていなかったりする場所も適しています。
特に、夏場の強光で葉焼けを起こしやすいため気を付けなければなりません。
オリヅルランの花を咲かせるコツ②1~2年に一度の植え替え
オリヅルランは非常に根詰まりを起こしやすい植物です。春先に植え替えても秋口には根詰まりを起こすことも決して珍しくありません。
根詰まりを起こすと水分や養分をスムーズに取り込めなくなり、花も付きにくくなってしまいます。
鉢底から根が出ていたり、土に水分がなかなか浸み込んでいかなくなったり、葉先が茶色く枯れるようになれば根詰まりしている可能性大です。
ひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。
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オリヅルランの花を咲かせるコツ③水やりは土が乾いてからが基本
オリヅルランは太い根っこに多くの水分を蓄えています。そのため、非常に乾燥に強いです。
土が乾ききらないうちに水を与えていると、根が呼吸できずに腐って傷む根腐れを招きます。
根を健全に保ち、花芽を付けるための養分をスムーズに吸収できるように適切なタイミングでの水やりが大切です。
オリヅルランの水やり【目安】
・春から秋(最高気温15度以上)
⇒土が乾いてからたっぷりと水やり
・冬(最高気温15度以下)
⇒土が乾いて4~5日ほどしてから水やり
(乾燥気味に管理することで耐寒性を高める)
まとめ
今回は、オリヅルランの花が咲かない主な理由と、花を咲かせてたくさんの子株を楽しむための管理のコツまでをご紹介しました。
オリヅルランの花を咲かせるためには日光が不可欠です。
なかなか花が咲かないという場合は、春から秋にかけての生育期だけでも今よりも日の当たる場所に移動することで花芽をつけてくれる可能性が高まります。
とはいえ、葉焼けにはくれぐれもお気を付けください。直射日光や西日は要注意です。
オリヅルランの花が咲かない主な理由
・日光不足に陥っている可能性が高い
オリヅルランの花を咲かせるコツ
・半日陰程度の日光が当たる場所へ移動する
・根詰まりしている場合は植え替える(春から秋が適期)
・水やりは土が乾いてからが基本
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