白と緑のコントラストが美しい葉をもつオリヅルラン。吊り鉢にすると垂れ下がる子株がゆらゆらと涼し気な雰囲気を演出してくれます。
そんなオリヅルランですが、育てているうちに「頻繁に葉が折れる」ということも…。
そこで今回は、オリヅルランの葉が折れる原因と綺麗な葉を保つコツをご紹介します。
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オリヅルランの葉が折れる原因は?
まずは、オリヅルランの葉が折れる原因を見ていきましょう。ただ単に何かにぶつかって折れているだけなのか、何か他の原因や対策はあるのでしょうか。
オリヅルランの葉が折れる原因として考えられるのは「日光不足」
植物は日光不足が続くことで徒長(とちょう)を起こします。
オリヅルランも同じで、いくら室内で育てられるからといって、日光不足が続くと徒長を起こし、株が弱々しくなってきます。
徒長したオリヅルランの特徴
- 葉が細くひょろひょろで弱々しい
- 葉にハリが無くなる⇒葉が折れやすくなる
- 葉の色つやが悪くなる
- ランナーがなかなか出ない(子株が出ない)
折れた葉は元に戻らない
残念なことに、一度折れてしまったオリヅルランの葉は基本的には元に戻りません。
「折れた葉をどうにかする」というのは難しいので、「今後、葉が折れないように管理環境を見直す」ということが必要になります。
生育旺盛なオリヅルランなので、少しずつ環境を整えてあげればすぐに答えてくれますよ。
次の項では、オリヅルランの葉を折れにくくするための管理のコツを見ていこう!
オリヅルランの葉が折れるのを防ぐ方法は?
では、オリヅルランの葉が折れるのを防ぐためにできる対策をご紹介します。
オリヅルランの葉が折れるのを防ぐには適度な日光が必要!
耐陰性が高く室内でも育つのがオリヅルランですが、やはり、丈夫に色つや良く育てるなら日光不足は避けなければなりません。
日光不足が続くことで見た目はもちろん、株自体も弱々しくなり、ちょっとしたストレス(水のやり過ぎや害虫など)によって大きなダメージを受けやすくなります。
また、株が充実していないとオリヅルランの魅力である子株がなかなか出てきません。
※オリヅルランでも「シャムオリヅルラン」という品種は元々、子株がつきません(花は咲く)。
あわせて読みたい「オリヅルラン 子株の管理方法【切る?増やす?そのまま?】」はこちら
直射日光は葉焼けを招くので避ける
「そうなんだ!ずっと室内に置いていたけど、今日からベランダの光がしっかりと当たる場所に置こう!」
このように思われる方も多いかもしれませんが、これはキケンです。いきなり明るい場所に移動させることで、葉焼けを起こす可能性が高くなります。
植物を移動させる場合は、数日かけて少しずつ日光に慣らしていく必要があります。ちょっと面倒ですが、数日かけて様子を見ながら移動させることで、葉焼けによるダメージを防げます。
遮光ネットや寒冷紗を利用してもokです。
※寒冷紗(かんれいしゃ)…麻や綿、合成繊維を利用した目の粗い布のことをいう
オリヅルランは半日陰を好む
オリヅルランに適しているのは、半日陰やレースカーテン越しの柔らかい光です。特に、真夏は葉焼けを起こすリスクが高まるため気を付けます。
半日陰とは?
- 日光の当たっている場所のすぐ隣の陰
- レースカーテン越しの光
- こもれび(日が当たったり当たっていなかったりする場所)
- (ルクス値は、約10000~15000)
あわせて読みたい「オリヅルランの育て方 水やり方法、置き場所などを解説!」はこちら
まとめ
今回は、オリヅルランの葉が折れる原因と対策についてご紹介しました。
オリヅルランの葉を丈夫に保ち、折れるのを防ぐためには適度な日光が必要です。ただ、葉焼けを起こしやすいのもオリヅルランの特徴。
室内でもできるだけ日当たりの良い場所で管理することで株を丈夫に保つことも可能です。ただ、直射日光が当たらない場所であれば、やはり風通しのよい屋外が子株も沢山出て、色つやも良く丈夫に育つのでおすすめ。
また、オリヅルランは寒さに強くないので、その点も株を丈夫に保つポイントになりそうですよ。
放っておいてもそう簡単には枯れない程丈夫なオリヅルランではありますが、少し気にかけてあげるだけで、たくさんの子株を付けてくれたり、鮮やかな葉色で楽しませてくれること間違いなし。
今回の記事を参考に、オリヅルランのお手入れを見直してみてください。
あわせて読みたい「オリヅルラン 冬の管理方法のコツ3つ!【冬越しの方法】」はこちら
オリヅルランの葉が折れる主な原因
- 日光不足による徒長
オリヅルランの葉を綺麗に保つコツ
- 半日陰程度の日光を当てること
- 直射日光は葉焼けを起こすため避けるのが無難
- 水は土が乾いてから(冬は乾燥気味にする)