「オリヅルランの葉先が茶色くなって枯れている…」
「オリヅルランの子株がなかなか出てきてくれない…」
「葉の色つやがなんとなく悪い…」
なんとなく元気がないオリヅルランにお悩みですか?
今回は、オリヅルランに元気がないときに確認すべき3つのことをご紹介します。
オリヅルランがふにゃふにゃで元気がない時に確認すべき3つポイント
植物を育てていると「なんとなく元気がなくなってきた…」と感じる場面がよくあります。そんなとき、慌てて水を必要以上に与えたり、とりあえず肥料を与えたりしていませんか。
もしかしたら、その行為が逆に植物を傷めてしまうこともあります。一体どういうことなのでしょうか。くわしくみていきましょう。
オリヅルランの元気がないときに確認すべきこと①根詰まりしていないか?
オリヅルランの葉先が枯れたり、葉の色ツヤが悪い場合、鉢が根でいっぱいになる根詰まりを起こしている可能性が高いです。
購入してから一度も植え替えていない場合や、2年以上植え替えをしていない場合、根詰まりしている可能性があります。
オリヅルランは根詰まりすると、根が水分や養分をスムーズに吸収できず徐々に株が弱ってきます。
また、根詰まりした状態で水やりや肥料を与え続けると、吸収できずに残った水分や養分が鉢内に長く停滞し、結果、根腐れにも発展しやすくなります。
根腐れに発展してからでは株自体が傷んで枯れる恐れもあるため、根詰まりはできるだけ早めに解消しておくのがおすすめです。
オリヅルランの植え替えに適しているのは4月から9月頃の暖かい時期。ひとまわり大きめの鉢に植え替えて根詰まりを解消し、古くなった土を更新してあげます。
※根鉢(ねばち)…鉢から取り出したときに出てくる根と土の塊のこと
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オリヅルランの元気がないときに確認すべきこと②直射日光に当たっていないか?
オリヅルランは直射日光が当たると葉焼けを起こしやすいです。
葉焼けした部分は茶色く焦げて葉緑素が破壊されます。そのため、光合成ができません。
葉の異変に気付いたら、うっかり西日に当たっていないか置き場所を再確認しましょう。直射日光(西日も含む)が当たっているなら早めに場所を移動します。
あるいは、遮光ネットを利用して葉焼けを防ぎましょう。
葉焼けはオリヅルランの見た目を悪くするだけではありません。
葉焼けが進行することで株自体が徐々に弱り、結果、枯れてしまうことも大いにあります。
オリヅルランの好む置き場所
・半日陰、あかるい日陰
・日光が当たっているすぐ隣の日陰
・レースカーテン越しの日光
・日光が当たっていたり当たっていなかったりする場所、こもれび
※移動が難しい場合は遮光ネットを利用して対処する
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オリヅルランの元気がないときに確認すべきこと③水をあげすぎていないか?
オリヅルランの根は太くまるでゴボウのようです。オリヅルランのその太い根っこに多くの水分を蓄えています。
そのため、非常に乾燥に強いです。土が乾ききらないうちに水を与えていると、根が呼吸できずに傷んで腐る根腐れを招きます。
オリヅルランの水やり(目安)
・春から秋の生育期
⇒土が乾いたらたっぷりと水やり
・冬(最高気温が15度以下)
⇒土が乾いて4~5日ほど経過してから水やり
※いずれも受け皿に溜まった水は捨てること。冬場は生育が緩慢になり根が水分を吸う力が低下するため根腐れを防ぐためにも乾燥気味に管理する。
冬場、乾燥気味に管理することで耐寒性を高めることができる。
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オリヅルランがふにゃふにゃで元気がない時に確認すべき3つポイント【まとめ】
今回はオリヅルランの元気がないときに確認すべきこと3つをご紹介しました。
オリヅルランの元気がない場合、まずは根詰まりしていないかを確認してみてください。オリヅルランはとにかく根詰まりを起こしやすいです。
春先に植え替えても秋には根詰まりすることもよくあります。鉢底から根が出ていなくとも、水やり後の水分がなかなか土に浸み込んでいかなかったりするのも根詰まりの症状です。
特に、オリヅルランは根が太いため鉢底から根が出にくいという特徴もあります。
分からない場合は一旦、鉢から株を取り出してみるのが手っ取り早いでしょう。
根詰まりしているならひとまわり大きめの鉢に植え替え、根詰まりしていなければそのままそっと元に戻して他の原因を探ってみましょう。
オリヅルランの元気がないときに確認すべきこと3つ 1.根詰まりしていないかチェック! 2.直射日光に当たっていないかチェック! 3.水をやり過ぎていないかチェック! ※オリヅルランは5度程度の寒さまで耐えられます。冬場は乾燥気味に管理することで耐寒性を高められます。 また、風通しが悪いとカイガラムシという害虫がつきやすいです。放置すると吸汁によりどんどん弱らされてしまいます。 見つけたらすぐに取り除くことで被害を最小限に抑えられます。
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