艶のある美しい葉としなやかな幹がおしゃれなゴムの木。種類豊富なゴムの木はインテリアに合わせて選べる人気のインドアグリーンです。
そんなゴムの木が伸びすぎてお困りではありませんか?
今回は、ゴムの木が伸びすぎて見た目がだらしなくなってしまった場合の対処法をご紹介します。
伸びすぎたゴムの木の姿を整える方法は主に2パターン。切り戻すか曲げ木するかだよ。
ゴムの木を真っ直ぐにする方法は?乱れた樹形の整え方
ときどき鉢を回転させる
- 定期的に鉢を回転させる: 鉢を定期的に(1~2週間に一度)少しずつ回転させることで、植物が均等に光を受け、真っすぐに成長する。
ゴムの木は光を求めて傾くことが多いです。
そのため、一定方向からのみ光を当て続けていると徐々に傾いてしまいます。
支柱を使う
- 支柱を設置: 根元から適切な高さまで支柱を立て、茎や幹を支柱に軽く結びつけます。自然に支える程度の緩さで結ぶことが重要です。
背の高くなったゴムの木には支柱も有効です。
ただ幹が間延びして倒れてしまう場合は徒長が疑われるため、適期に切り戻して仕立て直す必要があります。
2年に1回程度の植え替え
- 定期的な植え替え: 植物の成長に合わせて大きめの鉢に植え替えます。根が鉢底から出てきたり、土がすぐに乾燥する場合は植え替えのタイミングです。
2年以上植え替えていないと根詰まりを起こし、根が弱って株が傾く原因になります。
ゴムの木を植え替えるなら、もっとも回復力の高い春~初夏に済ませましょう。
風通しの良い環境
- 風通しの確保: 室内でも窓を開ける、扇風機を使うなどして風通しを良くすることで、植物が均等に成長します。
風通しが悪いと十分に光合成が行えず、徐々に株が弱って片側に傾くことも考えられます。
室内なら風通しの良い窓際、気温が許す限りは屋外で管理すると太く強い幹に育ちます。
伸びすぎたゴムの木はどうすべき?乱れた樹形の整え方
ゴムの木が伸びすぎて見た目がイマイチ…置き場所に困る…等と感じる場合、姿を整える方法は主に2つです。それが「切り戻し剪定(カット)」か「曲げ木」。
それぞれをくわしくみていきましょう。
伸びすぎたゴムの木の対処法①切り戻し
伸びすぎたゴムの木は切り戻しで樹形を整えることができます。
切り戻しとは剪定方法のひとつで、樹形をコンパクトに整えたり、枝分かれさせて横にボリュームを出したい場合などにおこないます。
ゴムの木を切り戻すのに適しているのは、生長がさかんな春~初夏にかけて。この時期に切り戻すことで、冬までの間により長く生長期間をもうけることができます。
ゴムの木は茎や葉の断面から白い樹液が滲み出てきます。これはゴムの原料であるラテックスを含む液体で、直接触れると肌がかぶれることがあります。
作業の際には白い樹液に触れないよう注意しましょう。
カットした枝は水差しにして楽しむのもgood!
切り戻しの際に出た茎は水や土に差して発根させることもできます。
そのまま水差しとして室内で楽しむのもよし。大きく育てたいなら発根後、土に植え替えるとよいでしょう。
伸びすぎたゴムの木の対処法②曲げ木
ゴムの木が伸びすぎてしまった場合、枝を曲げて姿をデザインすることもできます。
それが「曲げ木」です。ゴムの木は枝や幹に柔軟性があるため、曲げやすいという特徴もあります。
曲げ木は一年中できる上、とっても簡単でおしゃれに魅せることのできる方法です。
ミシミシと音が鳴り白い樹液が滲み出てきたら曲げるのをやめる
ゴムの木を曲げる際に心配なのが「そのまま折れてしまわないか…」ということでしょう。
ゴムの木を曲げるコツは「カーブの外側に樹液が滲み出てきたら曲げるのを止める」ことです。
また、「ミシミシ」と音がするくらいまで曲げたら止めるという方法もあります。曲げたいところまでいったら麻紐を使って固定しましょう。
曲げた直後は葉が横向きになり見栄えが悪いと感じますが、生長とともに葉は日光の方向を向くようになります。
しなやかにカーブしたゴムの木は、インテリア性がぐっと増しますよ。
ゴムの木の曲げ木は初心者でも簡単できるので、伸びすぎたゴムの木があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
ゴムの木を真っ直ぐにする方法は?伸びすぎて乱れた樹形の整え方【まとめ】
曲げ木にしたゴムの木
ということで、今回は伸びすぎたゴムの木の対処法についてご紹介しました。
剪定で伸びすぎた部分をカットするのもよいでしょう。また、お店に売っているようなカーブを描いた幹に仕立てることも意外と簡単にできちゃいます。
伸びすぎたゴムの木にお悩みなら、ぜひ、今回の記事を参考にして切り戻しや水差し、曲げ木などを試してみてくださいね。
水差しで発根したゴムの木
伸びすぎたゴムの木 おすすめの対処方法
- 切り戻し剪定で樹形を整える
- 曲げ木で樹形をデザインする