「虹の玉の植え替えをしたいけど、失敗しないか不安…」
「虹の玉の植え替えの際に、葉がポロポロ取れてしまった」
今回は、プリプリの葉が可愛い多肉植物「虹の玉」の植え替え方法を解説します。
また、ポロっととれてしまった虹の玉の葉を使って「虹の玉の葉挿し【増やし方】」方法も合わせてご紹介しますので、ぜひご参考にされてください。
この記事を読めば、
- 虹の玉の植え替え手順
- 虹の玉を葉挿しで増やす方法
が分かるよ!
虹の玉の植え替え方法を解説します
それでは、虹の玉の植え替え方法をご紹介します。
虹の玉の植え替え 手順①適期は春~秋(真夏と真冬は避ける )
虹の玉の植え替えに適した時期は春~秋にかけです。
真夏と真冬は虹の玉の生育が緩慢になる休眠期のため、植え替えによるストレスが大きくなります。
休眠期は植え替えに適さないので避けましょう。
虹の玉の植え替え 手順 ②鉢と土を準備しておく
虹の玉は葉に多くの水分を蓄えています。そのため、排水性にすぐれた土を好みます。多肉植物やサボテンの土を使いましょう。
なければ、「赤玉土(小粒)」や「鹿沼土(細粒)」、「バーミキュライト」などを混ぜ込んだものでもよいです。
鉢のサイズは大きすぎるものは避けます。
株に対して大きすぎる鉢だと水が乾きにくい。一週間以上土が湿り続けていると根腐れのリスクが高まるよ。
虹の玉の植え替え 手順③植え替える
虹の玉の根を傷つけないよう慎重に取り出し、ひとまわり大き目の鉢に配置します。そして、鉢と株の隙間に用土を入れましょう。
根と土の間に空間ができると、根がうまく生長できません。棒で軽くつついたり、鉢をもちあげて「トントン」としたりして、土がしっかりといきわたるように作業します。
今回は、生長した虹の玉と、他多肉をまとめて大きな素焼き鉢に植え替えました。水やりして休ませます。植え替えは植物にとって大きなストレスです。
しばらくは直射日光や強い日差しを避け、風通しの良い半日陰で休ませてね。茎に触れて抵抗を感じるようになれば根付いたサイン。しっかり根が張ったら明るい場所へ。
植え替え時、虹の玉の葉がポロポロとれてしまったときは?
虹の玉を植え替えているとどうしても起こるのが「葉がポロポロ落ちる」ということではないでしょうか。
この葉は「葉挿し(はざし)」で活用することもできます。葉挿しとは、葉から発根させて株を増やす方法です。時間はかかりますが、一気に好みの株を増やせる方法です。
ここでは、虹の玉の葉挿し方法も合わせてご紹介します。
乾いた土に置く
植え替えの際にポロポロと落ちてしまった虹の玉(の葉)。
そのまま乾いた土や空き箱などに転がし手置きます。水やりはいりません。
うまくいけば、葉の付け根から細い根っこが出てきます。
発根後、控え目に水やり
発根したら、やや控えめに水やりを始めます。「土が乾いてから控え目に」がポイントです。
生長するにつれ、徐々に子株を展開させます。
虹の玉の葉挿し【 約3か月経過 】
ポロポロとれた虹の玉の葉の付け根から、子株が出ていますね。
このように、時間はかかりますがポロポロ取れた葉を活用して増やすこともできます。
発根している虹の玉を取り出してみてみましょう。
細い根がしっかりと土に根を下ろしており、ピンセットで取り上げる際に抵抗がありました。
葉の付け根からはプクプクした新しい虹の玉がすでに出ています。
植え替え後の虹の玉 【経過レポート】
ここからは、筆者が育てている虹の玉の、植え替え後の経過を見ていきましょう。
虹の玉の植え替えから約6か月経過【冬】
さて、虹の玉を植え替えて約4か月が経過しました。無事、根を下ろしてくれたのでしょうか。
元気そうに育っています。また、冬場のため葉が赤く紅葉していますね。季節によって色を変えてくれるのも虹の玉の魅力です。
虹の玉の植え替えから約10か月経過 【春】
あっという間に一年程経ちました。夏場の虹の玉は青々としています。ただ、下葉がとれたせいでひょろひょろになっています。
上の部分のみカットして挿し木にすることにしました。
土に挿す部分の葉をとります。そして、そのまま乾いた土に挿すだけ。これでまた発根します。
10日程は水を与えずこのままで。うまくいけば2週間くらいでぐらつかなくなります。
挿し木から約3か月経過【夏】
日当たりのあまりよくない場所に置いていたためか、ちょっとスカスカですね。徒長気味です…。
とはいえ、こんな感じで時期さえ間違わなければ、虹の玉はすくすくと育ってくれる丈夫な多肉植物です。
虹の玉の生長レポート
最後に、筆者が育てている虹の玉の生育レポートです。ご参考までに。
虹の玉のカット苗を購入
フリマアプリで購入した虹の玉のカット苗です。これを好みの容器に植え替えます。
今回、虹の玉の他にも「春萌」「万年草」「火祭り」などを一緒に寄せ植えにします。
寄せ植えにした虹の玉【冬】
先ほどのカット苗を寄せ植えにしました。まだ寒い季節であったため、虹の玉は真っ赤に紅葉しています。
適期ではありませんが、敢行していまいました。虹の玉の他にも、多肉植物を使用し寄せ植えにしています。
セリアで購入した小さな器に、虹の玉他多肉植物を詰め込んでみました。「多肉丼」ですね。室内に飾って管理することに。
生長した虹の玉【初夏】
初夏になり、また、室内の暖かい場所で管理していたため、真っ赤に紅葉していた虹の玉はすっかり緑色になりました。
また、背丈も伸びています。おそらく徒長でしょう。
多肉植物は日光を好むため、基本は屋外での管理が丈夫に育てるコツです。ただ、可愛いから室内に置いて楽しみたい…。
室内に置きっぱなしにしていると徒長してひょろひょろになるんです。
また、鉢(器)の中が虹の玉含め、多肉でぎゅうぎゅう詰めになってきました💦根っこが表面まで出てきています。
このままでは、根詰まりで弱ってしまいそうなので植え替えます。
植え替えから4か月経った虹の玉
季節はあっという間に冬。
植え替えしてからはベランダで管理していました。そのため、虹の玉は寒さで真っ赤に紅葉しています。日当たりも影響しているのでしょう。
日当たりが良いと綺麗に紅葉するようです。
植え替え後の虹の玉も元気そうですね。また、他の多肉植物もかなり生長し、鉢植え全体が賑やかになりました。
管理のポイント
ここまでの虹の玉の管理方法ですが、ほぼ放置していました💦ただ、気を付けていたポイントはあります。
①日当たりの良い場所に置く
②カラッカラになっていたら、表面が湿るくらい控え目に水やりする
③寒くなってからはほぼ放置
やはり、屋外で育てていると室内で育てていた時よりも、葉が落ちにくく頑丈になった気がします。
よく見ると、虹の玉の根本付近には新しい芽(葉?)も出てきていますね。
虹の玉の植え替え方法!ポロポロ落ちた葉は葉挿しに使おう【まとめ】
▲徒長した虹の玉。気温が許す限りは屋外で管理するとギュッと締まった姿に育つ。
今回は、虹の玉の植え替え方法と葉挿し方法をまとめてご紹介しました。
プリプリの葉と季節によって色を変える姿が人気の虹の玉。落ちた葉で増やすこともできるとは、さまざまな方法で私たちを楽しませてくれる多肉植物ですね。
今回の記事を参考に、ぜひ、虹の玉を植え替えてみてください。
虹の玉の植え替え方法【手順】
- 適期は春か秋⇒真夏や真冬は避ける
- 鉢と土を用意
- 植え替える