エキゾチックな雰囲気漂う美しい葉をもつカラテア。熱帯アメリカが原産で、暖かく湿った風通しのよい場所を好みます。
そんなカラテアの葉がまるまる症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、カラテアの葉がまるまる主な原因とその対処法をくわしくご紹介します。
丸まるカラテアにお困りの方は、ぜひ今回の記事をご参考にお手入れしてみてください。
この記事を読めば、
- カラテアの葉がまるまる主な原因
- カラテアの葉がまるまるときの対処法
- 葉のまるまりを未然に防ぐ!カラテアお手入れのコツ3つ
が分かるよ!
カラテアの葉がまるまる原因は?湿度を好むカラテアは乾燥に注意
カラテアの葉がまるまる場合、まずは室内の空気が乾燥し過ぎていないか確認してみましょう。
カラテアがまるまる原因①空気が乾燥している
カラテアは暖かく湿った風通しのよい場所が大好き。具体的には気温が20度以上、湿度70%以上を好みます。
空気が乾燥しやすい秋から冬は葉のまるまりに要注意
特に空気が乾燥しがちになるのが秋~冬にかけて。
この時期は空気の乾燥により葉がまるまる症状が出やすいでしょう。
カラテアの葉がまるまる理由は、葉からの蒸散(光合成による水分蒸発)を抑えるためと考えられるよ。
カラテアがまるまる原因②土が乾き過ぎている
単純に土が乾き過ぎている場合、葉からの蒸散を抑えるために葉がまるまることもあります。
土を確認して表面が乾いているなら水を与えてみましょう。
葉がまるまっているけど土が濡れている…そんな時は水やりを控えて
葉が丸まっているけど土が濡れている場合は水遣りを控えてください。
特に、土が7日以上湿り続けている場合は要注意。根腐れを起こす恐れがあります。
明るく風通しの良い場所に置くことで根腐れを防ぐよ。窓を閉め切る時期はサーキュレーターをフル活用してね。
カラテアがまるまる原因③寒すぎる
カラテアの生育適温は20度~30度程度。一年を通して寒暖差の少ない暖かな環境を好みます。
カラテアが耐えられるのは10度程度までです。
カラテアの魅力である美しい葉を保ちたいなら最低でも15度は欲しいところ!
気温が下がる秋から冬は水の与え過ぎ、朝晩の窓際の冷え込みに要注意
冬は気温が下がることで生長が鈍り、根が水分を吸い上げる力も弱まっているのです。
このタイミングで土への水やりをし過ぎると根腐れを起こしやすくなります。
カラテアを窓際に置いている場合、冬は夜になったら窓から1~2m離すことで冷えを防げるよ。
カラテアがまるまる原因④直射日光
カラテアは熱帯雨林の木陰に生息しています。
そのため直射日光は苦手。強すぎる日光が当たることで光を防ごうと葉をまるめることもあります。
室内の場合は直射日光が原因の可能性は低め
ただし、カラテアを室内で管理している場合はそのほとんどがその他の原因による葉のまるまりである可能性が高いでしょう。
なぜなら、日光は窓を通すことで約30%遮光されるといわれるからです。
室内の窓際で葉が茶色く焼けたようになることは少ないよ。心配な場合はレースカーテンで調節してみて。
あわせて読みたい「観葉植物がすぐ枯れる人がやりがちな間違ったお手入れ3つ」
カラテアがまるまるときの対処法は?
次に、カラテアの葉がまるまるときの対処法をご紹介します。
カラテアがまるまる時の対処法 手順①まずは土の乾き具合をチェック
カラテアの葉がまるまっている場合、まずは土の乾き具合を確認しましょう。
また、エアコンの風が直接カラテアに当たっていないかも確認してください。
土が乾いている場合、土が濡れている場合の対処の仕方は?
- 土が乾いている場合(春~秋)…鉢底から出るくらいたっぷりと水を与える
- 土が乾いている場合(冬)…土の約1/3が湿るくらいに常温の水を与える
- 土が濡れている(春~秋)…土の表面が乾くまで水遣りは控える。葉水をして明るく風通しの良い場所へ
- 土が濡れている(冬)…土が乾くまで水遣りは控える。土の表面が乾いてさらに3日ほど経ったら控え目に水を与える
前回の水遣りから7日以上土が湿っている場合は要注意。根腐れを起こしている可能性もあるよ。その場合は明るく風通しの良い場所に置いて様子をみよう。
カラテアがまるまる時の対処法 手順②土が乾いているならたっぷりと水を与える
土の状態と時期を考慮し、水を与えるべきと判断できたら水を与えます。
水やり後はしっかりと水気を切り、明るく風通しの良い場所に置きましょう。
受け皿に溜まった水はそのままにしない
受け皿にたまった水はこまめに捨てます。
そのままにしておくと鉢内が蒸れ、根腐れやカビ、害虫の原因になることもあるからです。
受け皿に溜まった水は、面倒でもこまめに捨てよう。
カラテアがまるまる時の対処法 手順③葉の裏を中心に葉水する
葉の裏を中心に霧吹きで水分を吹きかけます。
その際、葉の表面に溜まった埃があれば優しく流してやりましょう。
冬は夜間の葉水に注意。冬の葉水はできるだけ暖かい日の午前中までに済ませよう
冬は夜間の葉水、水遣りをできるだけ控えてください。
冬の夜間は想像以上に冷え込みます。葉に付着した水分が冷えて葉を傷ませるおそれもあるのです。
葉に付いた水分が冷えることで株を弱らせてしまうこともあるよ。冬の葉水はできるだけ暖かい時間帯に済ませるのがおすすめ。
カラテアがまるまる時の対処法 手順④明るく風通しの良い場所で管理を続ける
明るく風通しの良い場所で管理を続けましょう。
春~秋の暖かい時期であれば、水を与えて約数時間で葉にハリがもどるはずです。
生育が緩慢になっている冬は葉にハリが戻るまで数日かかることもあるよ。冬は水遣りを最小限に抑えて焦らず見守ろう。
ビニール袋を被せて数時間~1日置くと葉にハリが戻ることも
とはいえ、冬の室内はかなり乾燥します。カラテアの美しい葉を保つなら最低でも湿度50%は欲しいところ。
どうしても空気が乾燥するなら数時間~1日ほどビニール袋に入れてみましょう。
ビニール袋に入れることで簡易的な温室状態を再現。空中湿度が高まることでまるまった葉にハリが戻ることがあるよ。
あわせて読みたい「窓のない部屋でも楽しめるおすすめの観葉植物とは?」
葉のまるまりを未然に防ぐ!カラテアのお手入れポイント3つ
カラテアの葉がまるまるのを未然に防ぐためのポイント3つは以下の通りです。
葉のまるまりを未然に防ぐ!カラテアのお手入れポイント①温度計を設置
カラテアの葉がまるまる場合、まずは室内の温度と湿度を確認してみましょう。
デジタルの温・湿度計が見やすくておすすめです。(下写真)
カラテアに適した温度と湿度
温度系をチェックする際は、以下の表も目安にご覧ください。
温度 | 湿度 | |
カラテアに適した温・湿度の目安 | 20度~ | 70%以上~ |
人が快適と感じる温・湿度の目安 | 18度~27度ほど | 40%~60% |
まずは温度管理。天気予報で最低気温が15度を下回り始めたら冬の管理に切り替えます。
カラテアの冬の管理方法についてはこちらをご覧ください。
湿度が足りないようなら葉水をしてビニール袋を被せ、数時間~ひと晩保湿してみてね。復活することが多いよ。
葉のまるまりを未然に防ぐ!カラテアのお手入れポイント②こまめな葉水で空中湿度をキープ
カラテアは高湿度を好みますが、一般家庭内での湿度は管理が難しいです。
そんな時は葉水が便利。霧吹きで葉の裏を中心にまんべんなく水分を吹きかけます。
空気が乾燥しやすい秋~冬は葉がまるまりやすい。空気中の水分量を増やす必要があるんだ。
エアコンの風が直接当たらないよう注意しよう
エアコンの風は非常に乾燥しています。
もし、エアコンの風が直接カラテアに当たっているなら場所を移動しましょう。
あわせて読みたい「室内に置いてはいけない観葉植物はある?小さな子供やペットのいるお家での注意点」
葉のまるまりを未然に防ぐ!カラテアのお手入れポイント③水を与えるタイミングは時期によって変える
カラテアは寒さによって生育が緩慢になります。
それと同時に生長が鈍ることで根が水分を吸い上げる力も弱まっていくのです。
秋から冬に向かうタイミング(10月頃)は要注意。水を与え過ぎているとあっという間に根腐れを起こしてしまう。
カラテアの水遣り方法【時期別の目安】
春~秋(目安は20度以上) | 土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水やり+葉水 |
秋~冬(目安は15~20度以下) | 土の表面が乾いてさらに3~4日ほどしてから水やり+葉水 |
難しい冬の水遣り。管理を楽にしてくれる便利なアイテムもあります。
それが「サスティー」です。
土に差しておくだけで土の乾き具合を色でお知らせしてくれるよ。チェッカーが白になれば土が乾いたサイン。
あわせて読みたい「観葉植物好きなら必ず持っておくべき!優秀すぎる園芸アイテム【厳選】」
カラテアの葉がまるまる原因は?湿度を好むカラテアは乾燥に注意【まとめ】
今回は、カラテアの葉がまるまる主な原因と対処法についてくわしくご紹介しました。
カラテアは多くの観葉植物の中でも特に暖かい環境と湿った空気を好む植物です。また、スムーズな生育のためには風通しのよさも欠かせません。
窓を閉め切る時期であれば、扇風機やサーキュレーターを使うことで、根腐れや病害虫の予防にもなります。
あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」
カラテアの葉がまるまる主な原因と対処法
- 土が乾いている場合は水を与えて様子をみる⇒時期によって水やりのタイミングや量は異なる。冬は乾かし気味に管理する
- 空気が極端に乾燥すると葉がまるまりやすい⇒葉水や加湿器を駆使して空中湿度を高めるのが効果的
また、風通しのよい状態を確保することで根腐れや病害虫を防ぐことも重要。できるだけ明るい場所に置くことでカラテア本来の美しい葉をキープできる。
カラテアを育てている人におすすめの便利アイテムはこれ!
☆★スティック状のチェッカーを土に挿すだけで土の乾き具合が一目瞭然。水遣りの失敗を防いでくれる「サスティー」↓↓
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☆★北向きのお部屋や窓の無いお部屋でカラテアを育てるなら必須。日照不足をサポートしてくれる「植物育成LEDライト」↓↓
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☆★土に混ぜ込むor撒くだけでカラテアをはじめとする観葉植物に付きやすい害虫を未然に防いでくれる「オルトランDX」↓↓
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