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マドカズラを大きくする方法!まずは鉢底チェック、適期なら植え替え

カラーサンドのマドカズラ マドカズラ

葉に開いたユニークな窓が見ていて飽きないインドアグリーン「マドカズラ」。つる性植物で、吊り鉢にして垂れ下がる葉を楽しむのもおすすめです。

そんなマドカズラがなかなか大きくならない、あるいは、なかなか思ったように生長してくれない…とお困りではありませんか?

そこで今回は、マドカズラを大きくする方法をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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マドカズラを大きくする方法!まずは鉢底チェック、適期なら植え替え

マドカズラがなかなか思うように大きくならないという場合、まずは、根詰まりしていないかを確認してみましょう。

鉢の中が根っこでいっぱいになるのが根詰まりです。

まずは鉢底を覗いて根詰まりしていないかチェック!

冬場のマドカズラ  ▲購入直後のマドカズラ【12月】

マドカズラを植えている鉢植えの底をチェックし、鉢底穴から根がはみ出ていないか確認します。

根っこがはみ出ていたら根詰まりのサインです。春~秋の暖かい時期(目安は20度~)に、ひとまわり大きめ(直径プラス3cm程度)の鉢に植え替えましょう。

根詰まりすると、根がスムーズに水分や肥料分を吸い上げることができません。また、鉢内の水はけも悪くなり、根腐れを引き起こす恐れもあります。

気温が低い時期は無理に植え替えず、暖かくなるまで待ちます。マドカズラは寒さが苦手です。

植え替え自体、植物にとって大きな負担となるため、冬場の植え替えは避けた方がよいでしょう。植え替え後、そのまま弱ってしまっては本末転倒です。

鉢底から根が出ていなくても根詰まりが疑われる場合もある

鉢底穴から根がはみ出ていなくても根詰まりしている可能性があるのは、以下のような状態です。

  • 2年以上植え替えていない
  • 水やり後、土に水分が浸透するまで時間がかかるようになった
  • 葉先が茶色く枯れ始めた

上記のような場合、暖かい時期に鉢から株を取り出して確認するのが手っ取り早いです。根がぐるぐる巻きになり、土がカチコチなら植え替えを検討します。

ちなみに、「土がカチコチで鉢から株がなかなか取り出せない…」という場合は、高確率で根詰まりしています。

今の季節は生長のさかんな時期?それとも休眠に入る時期?

弱ったマドカズラ  ▲冬場は生長よりも現状維持…グッと耐えましょう!【1月】

モンステラの生長がさかんになるのが、春から秋の暖かい時期です。目安は20度以上でしょう。

逆に、20度を下回ると徐々に生長が鈍ります。さらに、15度以下になると生長がほぼ止まる休眠期に入ります。

天気予報をチェックし、最低気温が15度以下なら「大きくする」のではなく、「現状維持して寒さを乗り越える」ことに集中しましょう。

気温が15度以下なら冬越しに備えた管理方法にシフト!

そろそろ春を迎えるマドカズラ

最低気温が15度以下になったら水やりを控え目にシフトします。具体定期には、土が乾いてさらに2~3日してからの水やりです。

乾かし気味に管理することで樹液濃度を高め、寒さに備えることができます。また、気温が下がると生長が鈍ると同時に、根が水を吸う力も弱まります。

この状態で、暖かい時期と同じように水やりしていると、根が吸いきれずに残った水分が土に停滞し続け、根を腐らせてしまうのです。

生長がさかんな15度以上の時期なら、明るく風通しのよい場所に置いて生育を促す

マドカズラの水やり  ▲暖かくなったのでベランダへ。植え替えを実施!【4月】

最低気温が15度以上になったら屋外に出してみるのがおすすめです。屋外に出すことで新鮮な空気を得て、やわらかな風を受けることができます。

植物が光合成する上で欠かせないのが「日光」「水」「風」の3つです。

室内に置いたままでは、風通しの面でどうしても屋外には敵いません。植物は風を受けることで気孔の開閉がさかんになり、光合成がさかんになるといわれます。

また、マドカズラは空気中の水分量が多い状態を好みます。最低気温が15度以上であれば、

  • 土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり
  • 2週間に1回程度、ハイポネックス原液を水で約500倍に薄めて与える
  • 直射日光を避け、半日陰に置くこと。もちろん西日も×!(真夏は葉焼けするため日陰へ移動or遮光ネットを活用)
  • 1日に数回、霧吹きで水分を吹きかける葉水(はみず)をする

等を意識してお手入れしてみてください。

元気を取り戻したマドカズラ  ▲生長に勢いがついてきたマドカズラ【8月】

水やりの失敗を防いでくれる便利アイテムを取り入れてみる

特に難しいのが冬場の水やりです。冬場は生長が鈍るため、土が乾きにくい上、土に溜まった水分の温度が低下することで根を冷やし、株に大きなダメージを与えてしまうことも少なくありません。

土が乾いたかどうかの確認方法は、

  • 鉢を持ち上げて軽い(普段から、水を与えた後の鉢の重さを把握しておくとよい)
  • 土に指を2~3cmほど差して湿気を感じないこと

などです。ただ、育てている植物が多いと管理が大変ですね。しかも、感覚頼りの確認方法では確実性も低いです。

そんな時に活躍するのが水やりチェッカーです。使い方は、棒状のチェッカーを土に差しておくだけ。

土の乾き具合を測定し、水やりの最適なタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテムです。

サスティー  ▲暖かい時期は「白」になったタイミングで水やり、15度以下なら「白」になってさらに3日程してから水やり

このようなアイテムを活用することで、水やりの管理を楽にすることはもちろん、根腐れや水のやり忘れを防いでくれます。

 

まとめ

9月のマドカズラ  ▲購入から約9か月後のマドカズラ。葉数も増えて大きく生長しました。

今回は、マドカズラを大きくする方法をご紹介しました。

マドカズラの場合、葉が薄く柔らかいため、冬場の乾燥で葉が傷みやすいです。ただし、葉水をするのは午前中の暖かい時間帯。

夜間に葉水すると葉に付着した水分が冷えてダメージを与えてしまうこともあるからです。

なんとか冬を乗り越えたら、できるだけ暖かく風通しのよい場所に置くことで、どんどん大きく育ちますよ。

マドカズラを大きくする方法

  1. まずは、根詰まりを起こしていないかチェック!根詰まりしている場合は暖かい時期にひとまわり大きな鉢へ植え替える。
  2. 現在、生育がさかんな春から秋なのか、生育が止まる秋から冬なのかを再確認。時期に合わせた管理方法にシフトする。
  3. 生育がさかんな春から秋(目安は最低気温が15度以上)なら屋外の半日陰に置いてみる。夏は日陰へ移動。土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を与える。2週間に1回は液体肥料を薄めて与えるとさらによい。最低気温が15度以下なら室内へ。冬の管理方法にシフト。
マドカズラ
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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