マドカズラを増やしてみたいけどやり方がイマイチ分からない。一体どこを切ればいいの?
今回はマドカズラの増やし方に関する疑問にお答えします。
マドカズラの増やし方はとっても簡単。この記事を読めば、マドカズラを「挿し木(さしき)」で増やす方法が分かるよ!
マドカズラの増やし方を写真付きで分かりやすく解説します
マドカズラの挿し木 手順①適期は春~秋、暖かい時期
マドカズラを挿し木で増やすのに適しているのは生育がさかんな春~秋の暖かい時期です。
挿し木を成功させるコツはズバリ「適期におこなうこと」
失敗を防ぐために必ず押さえておきたいのが適期におこなうということ。
マドカズラは時期さえ間違わなければ、とっても簡単に発根させることが可能です。
マドカズラの挿し木 手順②切る位置を決める
元気なマドカズラを用意し、伸びすぎている茎をカットして挿し木に使います。
茎をカットする際には必ず「節」が残るようにしてください。節は葉の付け根にあたる部分です。
僕の経験上、1本の茎に2~3個の節があると発根しやすい。
元株の葉は数枚残しておく方が回復がスムーズ
茎をカットするときは株元の葉を数枚残しておく方が元株の回復がスムーズです。
根元からカットするのではなく、最低でも1枚は葉を残しておきます。
マドカズラの挿し木 手順③切れ味の良いハサミでカット
切れ味の良い清潔なハサミで挿し木に使う茎をカットします。
元株も数か月すれば脇芽が出てきて回復する
元株の方は葉を数枚残しておくと、数か月ほどで新芽が出てきてまた葉が増えていきます。
葉が減った後は蒸散による水分の放出量が減るため土が乾きにくくなります。
根腐れを防ぐためにも水やりは「○日に1回」などと決めず、土が乾いてからおこなってね。
マドカズラの挿し木 手順④長さ、葉数の調整
カットしたマドカズラの茎はそのままだと葉が多すぎます。頂点の葉を1枚程残し、それ以外の葉はあらかじめカットしておきます。
植物は葉がある限り光合成して水分を放出するよ。根を失った状態の茎は乾燥しやすい。発根する前に枯れてしまうのを防ぐためにも葉が多い場合は減らしておくよ。
気根があると失敗しにくい
葉の付け根の節部分に「気根(きこん)」があると発根しやすいです。
気根が出ている場合は切らずに残しておくと良いでしょう。
マドカズラの挿し木 手順⑤水に挿して発根を待つ
葉数を調整したマドカズラの茎は水を張った容器に挿して発根を待ちましょう。
もちろん、土に挿しても構いません。
土に挿す場合は水はけの良い清潔な土を準備
土に挿す場合は以下三つの条件を満たしたものを使いましょう。
- 清潔である(使いまわしでない)
- 水はけが良い
- 養分を含まない
市販の「種まき・挿し木用土」でok。無ければ赤玉土(小粒)やバーミキュライトでも○。
マドカズラの挿し木 手順⑥水差しで発根後、清潔な土に植えつける
うまくいけば1か月程で発根します。
発根後、根が5cm程度伸びたら「挿し木・種まき用の土」を使って小さめの容器に植え付けましょう。
挿し木用の土が無ければバーミキュライトや赤玉土(小粒)でも構いません。
根付くまでは土が乾燥しないよう注意。ビニール袋に入れておくのがおすすめ
土に植え付け後は、しっかりと根付くまで土が乾燥しすぎないよう気を付けます。
ビニール袋に入れておくのがおすすめです。
ビニール袋に入れておくことで湿度を保ち、土が乾燥し過ぎるのを防ぐことができます。
ビニール袋の口は開けておいてね。ときどき霧吹きで水を吹きかけてやると適度な湿度が保てるよ。
マドカズラの挿し木 手順⑦直射日光を避けた明るい場所で管理
土に植えつけたマドカズラの挿し木は、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
室内であれば南~東向きの窓際に。屋外なら日陰~半日陰が良いでしょう。
しっかりと根付いて新しい葉が展開し始めたら養分を含む「観葉植物の土」に植え替え
挿し木に触れて抵抗を感じるようになればしっかりと根が張ったサイン。
養分を含む市販の「観葉植物の土」に植え替えましょう。
マドカズラを室内で管理する場合は虫が寄り付きにくい「室内向けの土」がおすすめです。
まとめ
ということで、今回はマドカズラを挿し木で増やす方法を写真付きでご紹介しました。
思った以上に簡単に増やせるマドカズラ。成功のコツは「適期におこなうこと」です。
気温が下がり始める秋は発根してもその後の経過がスムーズに進みにくい。できるだけ暖かい時期に挑戦してみてね。