エキゾチックな雰囲気が漂う個性的な姿が人気のマドカズラですが、「なんだか、育てるのが難しい…」と感じている方も多いかもしれません。
そこで今回は、マドカズラが「管理が難しい」と思われがちな理由をご紹介します。
「冬になるとどうも調子が悪くなってしまう…」 「気づいたら葉が黄色っぽく変色ししおれてしまった…」
このような症状にお悩みの方は今回の記事をご参考に、マドカズラの管理を見直してみてください。
マドカズラが難しいといわれる理由2つ
では、マドカズラの管理が難しいといわれる主な理由を見ていきましょう。
マドカズラが難しいといわれる理由①日光は強すぎても少なすぎても×
本来、マドカズラは熱帯雨林の下草的な存在です。そのため、直射日光にはあまり強くありません。
特に、真夏の高温期は強光に当たることで葉の一部が茶色く焦げる「葉焼け」を起こしやすいです。
マドカズラが好むのは「半日陰」や「あかるい日陰」です。
生長が緩慢になる冬場であっても、日光不足が続くと葉の色つやが悪くなりがちなので、できるだけ明るい場所に置いて管理します。
マドカズラはどこに置けばいい?
・レースカーテン越しの日光があたる場所
・日光が当たったり当たっていなかったりする場所、こもれび
・日向のすぐ隣の日陰
・直射日光が当たる場合は遮光ネットや寒冷紗を活用する、等
マドカズラが難しいといわれる理由②ちょっとしたストレスで葉が傷みやすい
あくまで筆者の経験上ですが、マドカズラは同じ仲間のモンステラに比べ、ちょっとしたストレスで葉に異変が起きやすい傾向にあります。
例えば冬の寒さや日光不足。モンステラと同じように管理していても、マドカズラは葉が黄色っぽく変色することがよくあります(下写真)。
寒さは5度程度までなら耐えられるマドカズラではありますが、葉の美しさを保つためにはより寒さに気を付けて管理する必要があります。
また、モンステラに比べて葉が薄く乾燥しやすいのも、マドカズラの葉が傷みやすい原因のひとつと考えられます。
特に、乾燥気味に管理することが必要になる冬場は、マドカズラの葉が乾燥しやすい時期です。
気づいたときに、葉水で株全体に水を吹きかけてあげることで、葉が傷むのを防ぐと同時に害虫予防をおこないます。
室内が湿度40%以下になっている場合は特に注意が必要。こまめな葉水で高湿状態を保ってあげましょう。
加湿器を使用するのも効果的です。ただ、あくまでメインは葉水。加湿器は補助的な役割としての使用が適しています。
まとめ
今回は、マドカズラの管理が難しいと思われがちな理由2つをご紹介しました。
マドカズラが調子を崩しやすいのはやはり気温の下がる冬場が多いようです。
温度は最低でも10度程度を保ち、葉が乾燥し過ぎないようこまめな葉水も必要でしょう。
マドカズラが難しいといわれる理由2つ
1.日光は強すぎても少なすぎても×
⇒「レースカーテン越しの光」「半日陰」を好む
2.ちょっとしたストレスでも葉を傷めやすい(モンステラと比較すると顕著な場合が多い)
⇒特に冬場は寒さと乾燥、日光不足に注意する