クワズイモの元気がない様子にお悩みではありませんか?
今回は、クワズイモが元気がない時によくある原因とその対処法についてまとめてみました。
ぜひ参考にされてください!
クワズイモの元気がない症状①しおれる時の原因と対処法
クワズイモの葉がしおれる場合、さまざまな原因が考えられます。まずは、土の状態を観察してみましょう。
土がカラカラに乾いているようであれば水を与えて様子をみます。土が濡れているなら水やりを控え、風通しのよい場所に置いて様子をみましょう。
春~秋なら直射日光や蒸れに注意、秋から冬なら寒さと水のやり過ぎに注意
- 春から秋(15度以上)…室内なら明るい窓際、屋外なら日陰~半日陰。真夏は直射日光と蒸れに注意。水やりは土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと。
- 秋から冬(15度以下)…室内の明るく暖かい場所。風通しが悪くなると根腐れを起こしやすいので注意。水やりは土が乾いてさらに2~3日してから。
クワズイモの元気がない症状②葉の色が悪い時の原因と対処法
クワズイモの葉の色が悪い場合、株元近くの古い葉のみが枯れ込むようなら新陳代謝である可能性が高いです。
ただ、新しい葉まで色が悪くなるようならさまざまな原因が考えられます。環境的なものはもちろん、病害虫による被害もありえます。
新しい葉まで変色するようなら要注意!
クワズイモの新しい葉まで変色する場合、まずは置き場所を見直してみましょう。クワズイモは暖かく明るい風通しのよい場所を好みます。
ただし直射日光は×。夏場は熱くなった床面に直接鉢を置くと鉢の中が煮え、根が傷むこともあります。
冬場は窓際の冷え込みに気を付けてください。夜になったら窓から1~2m離すのがよいでしょう。
クワズイモの元気がない症状③ぐったりする時の原因と対処法
クワズイモの葉と芋をつなぐ葉柄がぐったりする場合、主に日光不足が考えられます。
まずは土を観察しましょう。土が乾いているようであれば水を与えてしばらく様子をみます。
できるだけ風通しのよい明るい場所に置いて育てましょう。
本来は日光を好むクワズイモ
耐陰性があるため室内の少ない光でも育てられるため、観葉植物として知られるクワズイモ。
ただ、本来は明るく風通しのよい場所を好みます。沖縄や奄美大島などでは自生しています。
室内であっても窓から離れた壁際や、お部屋の中心部などに置いていると、どうしても日光不足に陥ります。
室内なら南向きの窓際、屋外(15度以上)なら日陰~半日陰に置くのがおすすめです。
ただし、直射日光に当たると葉の一部が白っぽく変色したり、茶色く焦げたようになる「葉焼け」を起こしやすいため注意してくださいね。
特に、夏場の高温期は葉焼けを起こしやすいため注意が必要です。
クワズイモの元気がない症状④芋が柔らかい時の原因と対処法
クワズイモの芋に触れてみてぶよぶよとしていたり、柔らかくなっている場合は根腐れが考えられます。
土が乾かないうちに次から次へと水やりしていると起こしやすいです。また、寒い時期の水のやり過ぎも根腐れの原因となります。
天気予報をチェックして最低気温が15度以下になってきたら水やりを控え目にしょう
目安となるのは天気予報です。クワズイモは熱帯性植物のため、気温が低くなると生長が緩慢になります。
それと同時に弱まるのが根が水分を吸い上げる強さです。暖かい時期に比べ、水やり後の土が乾くまで時間を要するようになります。
そのため、最低気温が15度以下になってきたら水やりを控え目にして根腐れを防ぐ必要があるのですね。
具体的には、土が乾いてさらに2~3日ほどしてから、できるだけ夜間を避けた暖かい時間帯に30度程度の常温の水を与えます。
水やり後はしっかりと水気を切り、風通しのよい場所に置くのがコツです。
とはいえ、冬の水やりはなかなか難しいもの。そんな時は、水やりチェッカーがあると便利です。
- 春から秋(15度以上)…チェッカーが白になったタイミングでたっぷりと水やり
- 秋から冬(15度以下)…チェッカーが白になってさらに2~3日してから水やり
クワズイモの元気がない症状⑤新芽が出ないときの原因と対処法
クワズイモの新しい葉がなかなか出てこない…という場合、まず確認したいのが時期です。
天気予報をチェックし、最低気温が15度以下であれば生育が緩慢になる休眠期のため新しい葉は出にくくなるでしょう。これは自然なことです。
ただ、最低気温が15度以上の暖かい時期にも関わらず新しい葉がなかなか出てこない…という場合は、
鉢の中が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性もあります。
2年以上植え替えていない場合、土の劣化や根詰まりが考えられる
クワズイモを2年以上植え替えていない場合は、鉢内の土が劣化していたり、根詰まりを起こしている可能性が高いです。
「鉢底から根っこがはみ出ている」「水やり後、水分が土に浸みこむまで時間がかかるようになった」「土がカチコチに固まっている」
このような場合、放置していると鉢内の水はけが悪い状態が続き、根がスムーズに水分を吸い上げることができません。
さらに根詰まりを放置していると、根が蒸れることで根腐れを引き起こす恐れもあります。このような場合は春から秋の暖かい時期に植え替えをします。
クワズイモの元気がない時の原因と対処法【まとめ】
ということで、今回はクワズイモの元気がない時に考えられる主な原因と対処法を症状別で解説しました。
観葉植物の中でも比較的に水を欲しがるクワズイモ。ただ、注意したいのが鉢内の「蒸れ」です。
風通しの悪い場所に置きっぱなしにしていたり、土が乾かないうちに次から次へと水やりを繰り返していると、さすがに鉢内が蒸れて根が腐ってしまいます。
また、暑さには強い反面寒さは大の苦手です。…と、いろいろと綴りましたが、基本は丈夫で育てやすいのがクワズイモです。
大型の「クワズイモ」をシンボルツリーとして楽しんでもよし、小型の「シマクワズイモ」をのんびり育ててみるもよし。
ぼてっとしたフォルムに癒されてくださいね。