色鮮やかな葉色が美しいクロトン。トロピカルな雰囲気漂う人気の観葉植物です。
クロトンは生育旺盛なので、1~2年に1回程度の植え替えが必要になります。
今回は、クロトンの植え替え方法を画像付きで分かりやすくご紹介しましょう。
クロトンの植え替え方法を画像付きで分かりやすく解説します
「2年以上植え替えていない」「水やり後、水分が土に浸透するまで時間を要するようになった」「鉢底から根っこがはみ出ている」
クロトンがこのような状態の場合、春から秋の暖かい時期に植え替えをする必要があります。
クロトンの植え替え 手順①ひとまわり大きめの鉢を用意
まずは、今の鉢よりもひとまわり大きめの鉢を用意します。
ひとまわりは今の鉢より直径プラス3cmほどのものが最適です。
いきなり大きすぎる鉢に植え替えると、根腐れを引き起こしやすくなるため避けます。
植え替えの適期は5月~8月ころ
クロトンは暖かい場所を好む熱帯性の植物です。植え替えはできるだけ負担の少ない暖かい時期に済ませます。
春から秋のあいだでokですが、できれば生育が盛んになり始める春から初夏にかけてが最適です。
この時期に植え替えることで株への負担を最小限に抑え、冬までのあいだにより長く生育期間をもうけることもできます。
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クロトンの植え替え 手順②鉢底石、土を入れておく
鉢底にはあらかじめ鉢底石と用土を入れておきます。
まずは鉢底石、鉢が見えなくなるくらいに敷きます。その上から水はけのよい土を鉢の深さ約1/3までいれておきます。
鉢底石はあらかじめネットに入れておくと再利用しやすい
鉢底石はあらかじめネットに入れておくと、次の植え替え時の作業がスムーズです。
ネットは排水口用のネット袋でok。鉢底石は再利用可能なので、ネットに入れておくと次の植え替え時に土と鉢底石が混ざらずに済みます。
クロトンの植え替え 手順③鉢から取り出す
新しい鉢が準備できたら、いよいよ鉢からクロトンを取り出します。
鉢の中が根っこでいっぱいになり、なかなか取り出せない場合は、鉢底に細い棒を差し込み押し上げるようにすると抜けやすくなりますよ。
また、植え替え前7日ほどは水やりを控え、土を乾かし気味にしておくと作業しやすだけでなく、根っこへの負担も少なく済ませることができます。
鉢から取り出したら、使い古しのお箸や割りばしなどを使い、古い土を落としましょう。
室内で育てるなら虫がわきにくい「室内向けの土」がおすすめ
クロトンは寒さが大の苦手です。春から秋にかけては屋外に置いて育てることができますが、冬の間は基本室内での管理が中心となります。
そのため、クロトンの土には虫がわきにくい「室内向けの土」がおすすめ。
水はけがよいことはもちろん、虫やカビが寄り付きにくいので室内でも清潔にクロトンを栽培することができます。
クロトンの植え替え 手順④植え付け
古い土と傷んだ根っこを取り除いたクロトンを、あらかじめ準備しておいた鉢に配置しましょう。
植え付ける位置と高さを調節し、残りの土を入れたら植え替え完了です。
植え替え後は鉢底から出てくる水が透明近くなるくらいまでたっぷりと水を与えましょう。
あらかじめ土に付着した粉塵や汚れを洗い流しておくことで、水やりのたびに受け皿が汚れるのを防ぐことができます。
植え替えから約4か月後のクロトン
植え替えから約4か月経過したクロトンがこちらです。(下写真)
適期に植え替えることで、植え替え後に株が弱ってしまうリスクを少なく済ませることができます。
植え替えは植物にとって大きなストレスとなります。人にとっての手術のようなものでしょう。
できるだけ体力のある時期に実施することで、植え替え後の回復もスムーズに進み、失敗を防ぐことができますよ。
まとめ
ということで、今回はクロトンの植え替え手順をご紹介しました。
クロトンは何といっても寒さが苦手な植物です。植え替えは必ず暖かい時期に済ませるのが失敗を防ぐコツですよ。
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