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クロトンに白い粉や綿のようなものが付く原因は?駆除方法も

カラフルなクロトンの葉 クロトン

クロトンに白い粉のようなものや、綿のようなものが付着していませんか?

ただの汚れと放置していると、思わぬ被害を招く恐れがあります。

今回は、観葉植物のクロトンに白い粉が付着している時に考えられる原因とその対処法をご紹介しましょう。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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クロトンに白い粉や綿のようなものが付く原因は?駆除方法も

クロトンに白い粉や綿のようなものが付着している場合「カイガラムシ」の可能性

下写真はコーヒーの木です。よくみると白い粉のようなものが付着していますね。

ふわふわしていて、一見、ただの埃のようにも見えます。

コーヒーの木の葉に付着したコナカイガラムシ

ただ、よく見ると楕円形をしているのが分かりますか?これが、コナカイガラムシです。(下画像)

コーヒーの木の葉に付着したコナカイガラムシ

コナカイガラムシが付くと吸汁によって葉が変色、さらに被害が拡がると植物が枯れることもある

枯れたダイソーのクロトン

コナカイガラムシがクロトンに付くと、吸汁によって葉が変色します。

さらに、変色した部分は光合成ができなくなるため、放置し続けていると枯らされてしまうことにもなるのです。

最悪、他の植物にまで被害が拡がることもあるため、見つけ次第取り除く必要があります。

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クロトンにわく白い粉がコナカイガラムシだった場合の駆除方法

カイガラムシ

害虫は柔らかい新芽に好んで寄生する。

白い粉の正体がコナカイガラムシである場合、数が少ないなら物理的に取り除く、これが一番です。

ただ、虫が苦手な方も多いでしょう。「できるだけ触らずに取り除きたい…」と思われる方がほとんどではないでしょうか?

確実に取り除くことが大事

ただ、残念ですがカイガラムシの場合、霧吹きで水分を吹きかけたくらいでは駆除できないことが多いです。

理由は、コナカイガラムシの多くが口針を植物に差し込むようにして張り付いているから。

カイガラムシのついたアイビー

その代わり、足が退化しているためほとんど動きません。動かないので怖い気持ちも少なく済むと思います。

筆者も最初は触れたくなかったですが、今では見つけ次第、霧吹きを吹きかけつつ指で潰して取ってます。

捕獲したコナカイガラムシ

さすがに素手で触れるのは無理だと思うので、湿らせた綿棒でこそげ落すか、ピンセットで掴んで取り除くのがよいでしょう。

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取っても取っても白い粉が湧く…そんな時は殺虫剤の使用も検討しよう

「取っても取ってもしばらくすると白い粉(コナカイガラムシ)が湧いてしまう…」

このような場合は殺虫剤の使用も検討してみましょう。

カイガラムシ エアゾールなら、今いるカイガラムシの駆除はもちろんのこと、使用後も約1か月効果が持続します。

つまり、散布後に発生した害虫にも効果を発揮するのですね。

使用の際は屋外で。植物から約30cm離して薬剤が均一に吹きかかるようにして噴射しましょう。

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白い粉のように見えるコナカイガラムシが発生しやすい条件ってあるの?

スーパーの花売り場で見つけたクロトン489円

白い粉の正体がコナカイガラムシの場合、まずは早めに駆除することが最重要です。

ただ、再発を防ぐためには栽培環境の見直しも必要になります。

コナカイガラムシが発生しやすい条件

あくまで筆者の経験上ですが、コナカイガラムシが湧きやすい条件は以下の通り。

  • 暖かい
  • 薄暗い
  • 空気が乾燥している
  • 風通しが悪い

これらの条件が当てはまりやすいのが冬の室内です。暖かい上、冬は日照時間が減るためどうしても薄暗くなりがちです。

さらに冬は空気も乾燥しやすいですよね。窓を閉め切ることが増えるため、どうしても風通しが悪くなります。

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梅雨時期に活躍するサーキュレーター

空気の乾燥や風通しの悪さ、日照不足など。これらを改善するのが以下のアイテムです。

  • 葉水(はみず)…霧吹きで植物全体に水分を吹きかけるお手入れ。スプレー容器があればできる。
  • サーキュレーター…風通しをよくすることで空気の流れを作り出す。扇風機でも代用可能。ただ、空気を循環させたいならサーキュレーターがベスト。
  • 植物育成ライト…日光不足をサポート。日当たりが確保できない場合に持っておきたい。

特にサーキュレーターは、観葉植物を多く育てている方にとっての必須アイテムといえるでしょう。

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クロトンに白い粉や綿のようなものが付く原因は?駆除方法も【まとめ】

セリアのストーン風プラスチック鉢に植え替えたクロトン

ということで、今回はクロトンに白い粉や綿のようなものが付着している時に考えられる原因と対処法をご紹介しました。

クロトンの葉や付け根、茎などに白い粉状のものが付着している場合、まずはよく観察してみましょう。

楕円形をしている場合はコナカイガラムシの可能性大です。

害虫の早期発見のためにも、日ごろのお手入れが大切!

どちらにしろ、葉に汚れが付着したままでは見栄えが悪いだけでなく、光合成を妨げる原因にもなります。

週に1回は湿らせた布やティッシュで葉の表面を拭き取りましょう。美しい葉を保つことはもちろん、害虫の早期発見にもつながります。

ゲルタイプの埃取りもおすすめですよ。

観葉植物のほこり掃除

細かな隙間に入り込んだ埃を吸着してくれます。ニームオイル配合で害虫予防までしてくれる優れものです。

さらに、アーモンドオイル配合で葉に自然なツヤを与えてくれます。

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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