クロトンの魅力といえば何といっても美しい葉ですが、葉先が枯れる症状にお困りではありませんか?
今回は、クロトンの葉先が枯れる時に考えられる主な原因とその対処法をみていきましょう。
クロトンの葉先が枯れるのはなぜ?葉が枯れ込む主な原因と対処法
クロトンの葉先が枯れる主な原因①根詰まり
クロトンの葉先が枯れる場合、鉢の中が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性があります。
鉢内が根っこでぎゅうぎゅう詰めになると、鉢内の水はけが悪くなり、根がスムーズに水分や養分を吸い上げられなくなります。
その結果、葉先が茶色く枯れることもあるのです。
2年以上植え替えていない、鉢底から根がはみ出ている等の場合は暖かい時期に植え替えよう
「2年以上植え替えていない」「鉢底から根がはみ出ている」「水やり後、土に水分が浸透するまで時間がかかるようになってきた」
このような場合、根詰まりや土の劣化によって鉢内の排水性が低下していることが考えられます。
春から秋にかけての暖かい時期に、ひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。
植え替えは根詰まりを解消するだけでなく、古くなった土を更新するためにも必要な作業となります。
クロトンの葉先が枯れる主な原因②水切れ(主に春~秋)
春から秋にかけての暖かい時期はクロトンの生育が盛んな時期です。水やりは土の表面が乾いたタイミングでたっぷりとおこないます。
過度の乾燥状態が続くことで、葉先が枯れたりしおれたりします。
水やりチェッカーで水のやり忘れ、やり水を防ごう
水やりの失敗を防いでくれる便利アイテムが「水やりチェッカー」です。
スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色で知らせてくれます。
- 春から秋(15度以上)…チェッカーが「白」になったタイミングでたっぷりと水やり
- 秋から冬(15度以下)…チェッカーが「白」になって3日ほどしてから土全体が湿る程度に水やり
クロトンの葉先が枯れる主な原因③寒さ
クロトンは多くの観葉植物の中でも寒さが大の苦手です。クロトンはマレー半島、インド東部などに分布します。
一年を通して暖かく風通しのよい場所を好むのですね。
そのため、クロトンにとって日本の冬はかなりのストレスとなります。室内であっても朝晩の窓際はかなり冷え込むため、寒さによって弱ってしまうこともあるのです。
夜になったら窓から最低でも1~2mは離そう
クロトンは明るい場所を好みます。とはいえ、冬の窓際は朝晩にかなり冷え込みます。
冬は夜になったら窓からできるだけ離すことで、冷え込みを防ぐことができます。朝になったら元の場所に戻しましょう。
また、冬場は葉水する時間帯にも気を付けてください。
葉水によって葉先に溜まった水滴が夜間のうちに冷え、葉先を傷めることもあるからです。
クロトンの葉先が枯れる主な原因④摩擦
クロトンの葉が伸びてまわりに広がっている場合、葉っぱ同士が擦れたり、人に当たったりすることで葉先が傷み、茶色く枯れることもあります。
どうしても気になる場合は葉先のみカット
茶色くかれた葉先がどうしても気になる場合は、葉先のみカットするのもよいでしょう。
ただ、カットした断面はしばらくするとまた同じように茶色く変色します。
まとめ
ということで、今回はクロトンの葉先が枯れる主な原因と対処法をご紹介しました。
クロトンの葉先が茶色く枯れる場合、まずは管理環境を見直してみましょう。
根詰まりを起こしていないか?水は足りていたか(やり過ぎていなかったか)?寒さに当たっていなかったか?
ひとつひとつを確認した上で原因を探り、最適な対処法を見つけてください。