赤、黄、オレンジ、桃色…。同じ植物とは思えない程カラフルで個性的な品種が人気の植物「クロトン」。
クロトンの魅力はやはり個性的で華やかな美しい「葉」ですよね。でも、そんなクロトンの葉が垂れていたら、「まさかこのまま枯れてしまうのでは…」と不安になってしまいます。
そこで今回は、クロトンの葉が垂れる主な原因と対処法をくわしくご紹介します。
クロトンの葉が垂れる主な原因と対処法とは?
クロトンの葉が垂れるのにはいくつかの原因が考えられます。
まずは目の前のクロトンをよく観察することです。そして、管理方法や置き場所から葉が垂れる原因を探りましょう。
クロトンの葉が垂れる主な原因①寒すぎる
クロトンの葉が垂れてお悩みの方にお聞きします。今現在、季節は秋か冬でしょうか。もしくは、夏の終わりで少し肌寒くなってきた頃でしょうか。
最高気温が15度を下回っている場合、寒さによって葉が垂れていることが考えられます。クロトンは多くの観葉植物の中でも特に寒さに弱いです。
クロトンの原産地はパプアニューギニアやマレー半島。そのため、クロトンは暑さには強い反面、寒さにはめっぽう弱いのが特徴です。
10度以下になると徐々に元気がなくなり生長が緩慢になります。そして、8度を下回ると落葉するでしょう。
クロトンの葉が寒さで垂れているときの対処法
・屋外で管理している場合、最高気温が15度を下回るようになったら室内へ移動する
・最低でも10度は確保し美しい葉を維持する
・室内の風通し良く日当たりの良い場所が最適である
クロトンの葉が垂れる主な原因②日光が足りていない
クロトンは多くの観葉植物とは違い、あまり耐陰性が高くありません。そのため、年中屋内で管理しているとどうしても日光不足に陥りやすいです。
日光不足が続いたクロトンは徐々に弱々しい姿になり、葉にハリが無くなって垂れ下がったようになることも考えられます。
クロトンを丈夫に育てたいのであれば、「観葉植物=室内で育てるもの」という考えを一旦、捨てなければなりません。
春から秋にかけての最高気温が15度以上の時期は、なるべく屋外の日当たりの良い場所で管理するのがよいでしょう。
クロトンの葉が日光不足で垂れているときの対処法 今まで室内で育てていたクロトンを、いきなり屋外の日光の下に出すと「葉焼け」を起こす可能性があります。 葉焼けは強光によって葉が焼け焦げたように変色する生理障害のひとつです。 葉焼けを防ぐためには、株を徐々に日光に慣らしていく必要があります。数日かけて少しずつ日光に慣らしていきましょう。 例:室内⇒室内の明るい場所⇒屋外の日陰⇒半日陰⇒日当たりの良い場所 ※数日かけて少しずつ移動するのが葉焼けを防ぐコツです。
クロトンの葉が垂れる主な原因③過度の乾燥または、根腐れ
春から秋にかけての暖かい時期はクロトンがよく育つ時期です。そのため、水やりを忘れて過度の乾燥に陥ると葉が垂れることもあります。
クロトンを植え付けている土が乾いているのを確認できたら、たっぷりと水を与えましょう。鉢底から流れ出るくらいです。
ただ、土が湿っている場合や時期が冬場の場合、「根腐れ」に発展していることも考えられます。
「土が湿っている」「鉢を持ち上げて重い(水分の重みを感じる)」という場合、根が多湿によって呼吸できずに傷んでいる可能性があるため、しばらくは水を控えて乾燥気味に管理し様子を見ましょう。
クロトンの葉が過度の乾燥で垂れているときの対処法 →土がカラカラに乾いているなら水を与える クロトンの葉が根腐れで垂れているときの対処法 →土が湿っているなら水を与えずに様子をみる。風通しのよい半日陰に置いて葉水をおこなう。 根詰まりしていると根腐れに発展しやすいため、根が詰まっていないかも確認する。 ただし、植え替えは暖かい時期に実施することが基本。 ※葉水は葉に霧吹きで水をかけるお手入れ方法です。
まとめ
今回は、クロトンの葉が垂れる主な原因と対処法をご紹介しました。
葉が垂れるのはクロトンからの「助けて」のサインかもしれません。何といっても、クロトンは暖かく日当たりの良い場所が大好きです。
今回の記事をご参考に、葉が垂れたクロトンの対処法を見てけてみてください。
クロトンの葉が垂れる主な原因と対処法
・寒すぎる
・日光が足りない
・過度の乾燥または、根腐れ
クロトンのその他topics
「クロトン 冬の育て方のポイント3つ!水やり、置き場所など」はこちら
「クロトンの葉が落ちる原因と対処法をくわしく解説します」はこちら
人気のその他topics
「モンステラの葉っぱが割れない!【原因は?割れるコツも】」はこちら
「スパティフィラム 花が咲かない原因と4つの対処法とは?」はこちら