色鮮やかでカラフルな葉が美しい熱帯植物「クロトン」。鉢植えにして室内で楽しむ観葉植物として育てている方も多いことでしょう。
クロトンは土に含まれている養分でも十分に育つことのできる丈夫な植物ですが、適期に肥料を与えることでより株を充実させ、色つやのよい葉に育てることができます。
そこで今回は、クロトンにおすすめの肥料を厳選してご紹介しちゃいます。
肥料を選ぶ際に大切なのが「自分にとって使いやすいかどうか」。性能のよい肥料も使いにくいと棚の奥に置きっぱなしになってしまうよ。(経験済み)
クロトンにおすすめの肥料!大きく育てたいなら適期の施肥を
今回はおすすめの肥料を厳選して2つご紹介します。どちらも筆者が実際に使い効果と使いやすさを実感しているものです。
両者を併用してもよいですし、片方のみを使うのもよいでしょう。
2種類の肥料を使って育てたクロトンのビフォーアフター。葉数が増えて色つやも良くなりボリュームが出ました。
ちなみに、肥料と活力剤は別物だよ。肥料は主食で、活力剤は栄養補助食品のイメージ。肥料と活力剤は似て非なるものだから、違いが分からないという人はこちらの記事も読んでみてね。
クロトンにおすすめの肥料①ハイポネックス(原液タイプ)
1つ目におすすめしたいのは「ハイポネックス原液」です。
昭和53年(1978年)からのロングセラー商品で、植物に興味が無いという方でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
ハイポネックス原液がクロトンの肥料におすすめな理由
- 即効性タイプの肥料なので効果を実感しやすい
- 15種類の栄養がバランス良く配合されている
- においが少なく室内でも清潔に使える
ハイポネックス(原液)の使い方
ハイポネックス原液は水で薄めて使うタイプの肥料です。約500倍に薄めたものを水やり時に与えます。使用の目安は10日に1回程度です。
春から秋にかけての暖かい時期に限定して使用します。生長が緩慢になる冬(15度以下)は基本的に肥料は不要です。
500倍水溶液の作り方は、水1リットルに対してキャップ約1/10を薄めるだけです。
土が乾いたタイミングで、まずは水をたっぷりと与えましょう。ひと通り水が鉢底から流れ出たら、水で薄めたハイポネックスを与えます。
株元にジョウロの先端を差し込むようにして、植物に直接肥料がかからないよう注ぎ込みます。
●◎受け皿に溜まった水は面倒でもこまめに捨てましょう。受け皿に溜まった水をそのままにしておくと、コバエや根腐れの原因になることもあるからです。
ちなみに、虫が苦手な方には殺虫成分入りのハイポネックスもおすすめです。↓↓
こちらのハイポネックスは、肥料効果と殺虫効果が同時に得られる優れもの。もちろん、クロトンに使うこともできます。
「とにかく虫が苦手!!」という方は、殺虫成分入りのハイポネックスがおすすめ。こちらは約250倍に薄めて使おう。
- 水500mlの場合⇒カップ2目盛りを水で薄める
- 水1Lの場合⇒カップ4目盛りを水で薄める
あわせて読みたい「クロトンの葉が落ちる原因と対処法をくわしく解説します」
クロトンにおすすめの肥料②マグアンプk(中粒タイプ)
2つ目におすすめの肥料が「マグアンプk」です。
こちらは土に混ぜ込むタイプの肥料で、一度、土に混ぜ込んでしまえば水やりの度に成分が溶けだし、約一年間効果が持続します。
いちいち水で薄める必要がないため、忙しい方にもおすすめの肥料になります。
ちなみに、マグアンプkは1966年(昭和41年)から販売されている超ロングセラー商品だよ!迷ったら断然これをおすすめしたい。
マグァンプkがクロトンの肥料におすすめな理由
- 土に混ぜ込むだけで効果が約一年持続する
- ほぼ無臭なので室内でも安心して使える
- リンサン効果で植物の根を丈夫に育ててくれる
マグアンプk(中粒タイプ)の使い方
植え替え時に使用する土に規定量のマグァンプkを混ぜ込みます。あとは通常通り、鉢底石を敷いた鉢に用土を敷き、株の高さを調整しつつ植え付けるだけです。
植え替え後はたっぷりと水を与え、受け皿に溜まった水は捨てましょう。
- 土500gの場合⇒1~4gくらい(ティースプーン約1杯弱~2杯程度)を混ぜる
- 土1kgの場合⇒2~8gくらい(ティースプーン約1杯~4杯程度)を混ぜる
あわせて読みたい「クロトンの元気がない時の原因と対処法を徹底解説します」
まとめ
ということで、今回はクロトンにおすすめの肥料を厳選して2つご紹介してみました。
ちなみに、筆者の場合は春の植え替え時にマグァンプkを土に混ぜ込み、その後、秋までの間は1か月に1~2回程度、水で薄めたハイポネックスを与えています。
秋になって気温が下がってきたら肥料は控えよう
天気予報をチェックして、最低気温が15度以下になってきたら肥料はストップしましょう。
生育が緩慢になっている時期や、株が弱っている時に肥料を与えると、逆に根を傷めて「肥料焼け」を引き起こす恐れもあるよ。気を付けてね。(下写真)
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クロトンにおすすめの肥料【2選】
効果がしっかり実感できるものをチョイスするのが大事です。
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