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クロトンの元気がない時の原因と対処法を徹底解説します

クロトンの表土 クロトン

カラフルな葉が美しいクロトンは、ひと鉢置くだけでトロピカルな雰囲気にしてくれる人気の観葉植物です。

ヘンヨウボク(変葉木)とも呼ばれ、突然変異を起こしやすい植物としても知られます。

今回は、そんなクロトンの元気がない時に考えられる原因と、その対処法をくわしく解説しましょう。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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クロトンの元気がない症状①しおれる時の原因と対処法

葉がしんなりとしおれたクロトン

クロトンの葉がしんなりとしおれる場合、まずは土の乾き具合を確認してみましょう。

土がカラカラに乾いている場合は過度の乾燥、土が7日以上湿っている場合は蒸れによる根腐れが疑われます。

根腐れが疑われる場合はしばらく水やりを控え、できるだけ風通しのよい場所に置いて様子をみましょう。

また、クロトンは暖かい場所を好む植物で、寒さを苦手とします。冬は最低でも10度、できれば15度は欲しいところです。

冬は土を乾かし気味にすることで根腐れを防ぎ、樹液濃度を高めることで寒さに備えられます。

クロトンの水やり方法【目安】

  • 春~秋(最低気温15度以上が目安)…土が乾いたタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりする
  • 秋~冬(最低気温15度以下が目安)…土が乾いてさらに3~4日してから、30度程度の常温の水を暖かい時間帯に土全体が湿るくらい与える
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クロトンの元気がない症状②葉が落ちる時の原因と対処法

葉焼け気味のクロトン

クロトンの葉が落ちる場合、過度の乾燥や水のやり過ぎ、寒さや病害虫などさまざまな原因が考えられます。

まずは土の乾き具合を観察してください。これまでの水やり方法が正しかったかを再確認してみましょう。

また、冬は室内であっても油断は禁物です。それが夜間の窓際。

結露を起こした冬の窓際冷気と湿気が停滞する冬の窓際は寒さとカビに要注意。サーキュレーターを使って風通しよく管理することが大切。

冬は夜になったら窓からできるだけ鉢を離すことで寒さ対策になります。鉢が重くて移動が大変な場合は、キャスター付きのスタンドがあると便利ですよ。

キャスター付き鉢スタンド

水やりの失敗を防いでくれる便利なアイテムも

観葉植物を枯らす原因No.1ともいわれる「水のやり過ぎ」。これを防いでくれる便利なアイテムもあります。

それが、水やりチェッカー「サスティー」です。

サスティー(水やりチェッカー)

スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色で教えてくれますよ。

  • 白⇒土が乾いている
  • 青⇒土が湿っている
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クロトンの元気がない症状③ひょろひょろな時の原因と対処法

ベランダに置いたクロトン

クロトンがひょろひょろとして弱々しい姿になる主な原因が「光線不足」です。

多くの観葉植物に比べ、クロトンはそこまで耐陰性が強くありません。そのため、一年中室内に置きっぱなしだと、どうしても葉と葉の間隔が伸びて弱々しい姿になります。

ただし、すでに間延びした部分は元に戻せません。

この場合、春~秋の暖かい時期に切り戻し、十分な日当たりと風通しが確保できる場所に置いて樹形を整えます。

クロトンに適した置き場所とは?

クロトンは観葉植物として人気ですが、沖縄では生垣として屋外に地植えされていることが多い植物です。

沖縄の高速道路サービスエリアで見つけたクロトン沖縄で見つけたクロトン

つまり、本来は暖かく日当たりの良い場所を好む植物なのですね。室内なら南向きの窓際が置き場所に適します。

クロトンを丈夫に色つやよく育てたいなら、気温20度以上の春~秋にかけては屋外の半日陰に置くのがおススメです。

十分な日光と風通しを与えることで、ギュッと締まった美しい姿に育ちます。

ただし、室内から屋外に移動する場合は、数日かけて少しずつ日光に慣らしましょう。

室内からいきなり屋外の日向に出すと、葉が茶色く焼け焦げたようになる「葉焼け」を起こすことがあります。

直射日光により葉焼け気味のクロトン

また、夏場は高温により葉が傷みやすいため、半日陰または日陰に移動しておくと安心ですよ。

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クロトンの元気がない症状④葉先が茶色く枯れる時の原因と対処法

過度の乾燥状態が長く続いたり(水のやり忘れ)、鉢内が根詰まりを起こして根がスムーズに水分を吸収できなくなっている(根詰まり)場合、葉先が茶色く枯れることがあります。

クロトンの鉢底鉢底から根っこがはみ出ていれば根詰まりのサイン

管理方法を見直すことと、2年以上植え替えていない場合は、根詰まりや土の劣化を解消するためにも植え替えが必要になります。

ただし、クロトンはとにかく寒さが苦手な植物です。株の負担となる植え替え作業は、最低気温20度以上の暖かい時期に済ませておくのが無難です。

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2年に1回は、根詰まりや土の劣化を解消するため植え替える

「鉢底から根が出ていないし、植え替えは必要ない?」

いいえ、鉢底から根っこが出ていなくても、前回の植え替えから2年以上経過している場合は新しい土に交換することをおすすめします。

その理由が土の劣化です。植え替え当初は水はけの良い土も、経年とともに土の粒が崩れて団子状に固まります。

すると、鉢内の水はけが悪くなることで根が蒸れ、根腐れのリスクが高まるのです。

クロトンの植え替え

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まとめ

100均の鉢に植えたクロトン

ということで、今回はクロトンの元気がない時に考えられるいくつかの原因とそれぞれの対処法をご紹介しました。

寒さが苦手なクロトンは、気温が下がり始める秋~冬にかかえて特に注意する必要があります。

寒さによって生育が鈍ると同時に弱まるのが、根が水分を吸い上げる力です。

気温が低下しているのにも関わらず、暖かい時期と同じ感覚で水やりを続けていると、根が蒸れて腐敗し根腐れを引き起こすことも。

枯れたダイソーのクロトン特に小さな株は寒さや乾燥に弱いため気を付けて…

日当たりがよくて暖かく風通しのよい場所。これが、美しい観葉植物・クロトンが好む環境なのです。

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クロトン
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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