色鮮やかなクロトンにひと目惚れして購入したはいいものの、置き場所にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回は、クロトンを長く育てるために適した置き場所をご紹介します。
もちろん好き場所に置くのも良い。ただ、今回はクロトンの美しい姿をできるだけキープしつつ、より長くクロトンを楽しむための置き場所を紹介するよ。
クロトンは屋外でも大丈夫?地植えにして良い?
クロトンは一年を通して暖かな気候を好みます。
地域によっては地植えでも育ちますが、殆どの地域では移動が可能な鉢植えでの栽培が基本となります。
屋外の場合は15度以下になったら室内へ移動
クロトンは熱帯原産の植物で、高温多湿を好みます。
気温が15℃以下になると生育が鈍り、5℃以下になると枯れるリスクが高まります。
屋外管理の場合、冬は室内へ移動させるのが基本です。
基本は鉢で育てる
冬季に気温が15℃以下となる地域では、地植えは適していません。
沖縄などでは地植えでも問題無く育ちますが、殆どの地域では移動が可能な鉢植えでの管理が基本となります。
クロトンの置き場所!時期によって置き場所は微妙に変えるべき
「変葉木(ヘンヨウボク)」とも呼ばれるクロトンは、マレー半島やパプアニューギニアなどが原産の植物です。
そのため、クロトンは暑さには強いですが寒さにはかなり弱いです。
クロトンに適した置き場所【春~秋】
- 室内なら南向きの窓際
- 屋外なら半日陰
天気予報をチェックし、最低気温が15度以上ならできるだけ日当たりの良い場所に置いてやりましょう。
気温が20度以上であれば、屋外の半日陰に置くと生育がよくなります。移動する場合は数日かけて、少しずつ日光に慣らしましょう。
室内からいきなり屋外の日向に出すと、葉が対応しきれずに焼けて変色することがあるため気を付けてください。
クロトンを丈夫に、色つやよく育てたいなら屋外に置くのがおすすめ
「観葉植物は室内に置いて楽しむもの」
この考えはもちろん間違っていません。しかし、クロトンをより丈夫に色つやよく育てたいならこの考えは捨てる必要があるでしょう。
なぜなら、光合成には十分な日光と水分、そして風通しが必要だからです。
植物は風を受けることで葉にある気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになります。室内に置きっぱなしでは、風通しの面でどうしても屋外に敵いません。
20度以上であれば、クロトンを屋外の日陰~半日陰に置いてみるのもおすすめです。
クロトンに適した置き場所【冬】
- 室内の明るい窓際⇒ただし、夜になったら冷え込みを防ぐため窓から最低1~2mは離す。できればお部屋の中心近くまで移動できると安心。朝になって気温が上がってきたら元の窓際へ。
天気予報をチェックし、最低気温が15度以下なら室内の暖かい場所に置きましょう。できるだけ風通しよく、日当たりの良い暖かな場所がベストです。
クロトンを長く育てていく上で高いハードルとなるのが冬です。
寒さの厳しい時期は置き場所はもちろん、水のやり過ぎに気を付けなくてはなりません。
冬のクロトンは水やりを控え目にシフトしよう
冬のクロトンは生育が緩慢になります。本来は一年を通して暖かく湿った空気を好むクロトン。冬はどうしても元気がなくなるはずです。
そして、寒い時期に置き場所と同じくらい気を付けるべきなのが、水やりのタイミングです。
生育が鈍っている冬のクロトンは、根が水分を吸い上げる力も低下しています。つまり、暖かい時期と同じように水をやっていると根腐れを起こす恐れがあるのですね。
天気予報をチェックし、最低気温が15度以下になったら、土が乾いてさらに3~4日ほどしてからの水やりに切り替える必要があります。
水やりチェッカーがあると便利です。土の乾き具合を色でお知らせしてくれるため、最適な水やりのタイミングを簡単に知ることが出来ます。
- 最低気温が15度以上(春~秋)…チェッカーが「白」になったタイミングでたっぷりと水やり
- 最低気温が15度以下(秋~冬)…チェッカーが「白」になって、さらに3日ほどしてから常温の水を土全体が湿る程度に与える
クロトンは屋外でも大丈夫?適した置き場所を時期別で解説【まとめ】
ということで、今回はクロトンの置き場所について詳しくご紹介しました。
室内であれば、基本は南向きの窓際がよいでしょう。窓際とひとことで言っても、南向きか北向きかで大きく異なります。
どうしても日光不足になってしまう場合は屋外に出すのも選択肢のひとつです。また、室内管理にこだわるなら、植物育成ライトを使ってみるのもおすすめですよ。