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キセログラフィカが丸くならない原因は?丸みのあるフォルムに育てるコツ

丸くないキセログラフィカ キセログラフィカ

買ったときはコロンと丸かったキセログラフィカが、いつの間にか形が崩れて不格好になってしまった…。

エアプランツの王様こと「キセログラフィカ」。その丸みのある可愛らしい姿は多くの人を惹き付けています。

そんなキセログラフィカの形が崩れて、お困りの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、キセログラフィカの形が崩れる原因と形を整える方法、きれいな丸みのある形をキープするコツをまとめてみました。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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キセログラフィカが丸くならない原因と対処法

キセログラフィカが丸くならない原因①水が足りている、元気

キセログラフィカの水不足サイン

まずはじめに、ホームセンターや雑貨店などでよく見かける丸みを帯びたキセログラフィカは、極度の乾燥状態に陥っている状態です。

キセログラフィカは本来、葉を四方に広げるように育ちます。

葉を丸めたいなら乾燥気味に管理してみる

流木にのったキセログラフィカ

水が十分に足りていると葉にハリが出てきます。

もちろんこれが健康な状態ですが、丸くしたいなら、やや乾燥気味に管理することです。

葉が放射状に広がっているのは水が足りていて元気な証拠。丸くしたいなら水遣りを控えてみるのも手です。

ただ、乾燥状態が長く続くと株を弱らせてしまう原因にもなる。

キセログラフィカが丸くならない原因②光線不足による徒長

徒長したキセログラフィカの葉

キセログラフィカを日当たりの悪い場所に放置していると、日光不足によって葉や茎が間延びします。

いわゆる徒長(とちょう)です。

徒長気味のキセログラフィカ   ▲葉と葉の間隔が空いて茎が間延びするのは徒長の症状

徒長によって一度形が崩れた株は、残念ながら元の姿に戻せません。

徒長すると葉と葉の隙間が間延びして不格好な見た目になるんだ。葉が細長く伸びるのも徒長の症状だよ。

子株を丈夫に育て直す

花芽を付けたキセログラフィカ

すでに徒長によって形が崩れた場合、その株を元の姿に戻すことはできませんが、新しく出てきた子株を育て直すことはできます。

キセログラフィカは開花後に子株を付けます。

ただし、開花させるためには株が充実していなければなりません。株を充実させるためには、十分な光・水・風が必要です。

キセログラフィカを丈夫に育てたいなら、室内なら南~東向きの窓際に吊るして育ててみて。また、気温が許す限りは屋外で管理すると良く育つよ。ただし直射日光は避けて。寒さに弱いから、15度以下なら室内へ移動させよう。

キセログラフィカが丸くならない原因③同じ方向から光が当たり続ける

コルクの上に置いたキセログラフィカ

キセログラフィカを室内で管理している場合、同じ方向ばかりに光が当たっていると「光屈性(こうくっせい)」により、形が歪みやすいです。

植物の茎や葉が、光の方向に向かって伸びる現象を「光屈性」と呼びます。

ときどきまわして株全体に光が当たるようにする

手作りハンガーに吊るしたキセログラフィカ

バランスの良い形を保つためには、株全体にまんべんなく光が当たることが重要です。

特に室内管理の場合、どうしても窓から差し込む光に反応します。

ときどき株をまわして角度を変え、光が全体に当たるように整えてみてください。

キセログラフィカを吊るす(置く)ときは風通しが確保されるようにするのが基本。株元は真下になるように設置して、葉もバランスよく広がるように形を整えてみて。

 

 

形の崩れたキセログラフィカを整える方法は?

ころんと可愛いキセログラフィカ

丸みのある葉にしたいなら乾燥気味に管理してみる

ハリのある葉は元気の証拠ではありますが、葉を内側にくるんと丸めたいのであれば、水遣りを控えてみてください。

ただ、乾燥状態が長く続くと株は弱ってしまいます。

コロンと丸みのあるキセロは可愛い。でも、実は極度の乾燥から必死に身を守っているんだね。これ以上水分を放出しないよう、葉を丸めることで蒸散を抑えているんだ。

徒長によって形が崩れた姿を元通りにはできない…

室内の窓際に吊るしたキセログラフィカ

残念ながら、徒長によって形が崩れてしまったキセログラフィカを元に戻すことはできません。

ただし、栽培環境を見直すことで子株を誕生させ、その子株を育て直すことならできます。

気温が許す限りは屋外で管理するのが株を充実させるコツ

土を使わず育てられる「エアプランツ」

キセログラフィカは生長がゆっくりです。

時間はかかりますが、株を充実させることで花を咲かせ、その後に子株を付けます。

株を充実させるためには十分な光と風、水分が必要です。

気温が許す限りは屋外で管理すると生育が良くなるよ。直射日光を避けた半日陰に吊るしておこう。寒さには強くないから15度以下なら室内へ戻してね。

 

 

キセログラフィカを丸みのあるフォルムに育てるコツ

メルカリで買った可愛いキセログラフィカ

まんべんなく日を当てる

窓際に吊るしたキセログラフィカ

室内管理の場合、角度を変えないままだと片側ばかりに日が当たって、形が崩れやすいです。

ときどき位置を変えて株全体にまんべんなく光が当たるようにしましょう。

根を守るようにして葉が丸くなる➡吊るして飾ると葉が下へ伸びやすい

キセログラフィカを丸くするコツ

キセログラフィカの株元は真下に向くよう吊るしましょう。

株が斜めになっていると、どうしても形が崩れやすくなります。

乾燥気味に管理する

コロンと丸いキセログラフィカ

くるんと内側に丸まった葉は可愛いですが、水不足の代表的な症状です。

それでも丸みのある姿にしたいなら、水遣りを控えて乾燥気味に管理してみてください。

ただし、基本は水を好む植物だよ。あとは湿度が低いと葉が傷みやすい。キセログラフィカの美しい葉を保つなら最低でも湿度50%くらいは欲しい。キセログラフィカを室内で育てるなら、湿度計と加湿器、サーキュレーターは必須アイテムだよ!

☆★湿度計はひと目で確認しいやすいデジタルがおすすめ↓↓

観葉植物の脇に置いた温度計

☆★窓を閉め切る時期は必須。夜も静かな静音タイプがおすすめ↓↓

スツールの上に置いたサーキュレーター

 

 

まとめ

  • キセログラフィカが丸くならない、形が崩れる主な原因には、「水が足りている」「日光不足」「片側ばかり光が当たっていた」などがある
  • 今より葉を内側に丸めたいなら水を控え目にしているとよい。ただし、乾燥状態が長く続くと株を傷めてしまう恐れもある
  • 光線不足によって徒長した株を元の綺麗な姿に戻すことはできない。ただし、子株を発生させて育て直すことは可能
  • キセログラフィカは花後に子株を付ける。ただし、開花させるには株が充実している必要がある。株を充実させるためには十分な光・風・水分が不可欠
  • キセログラフィカを丸みのある綺麗なフォルムに育てるには、「まんべんなく光を当てる」「やや乾燥気味に管理してみる(乾燥によって葉が内側に丸まる)」「株元を真下にして吊るす」などの方法がある
キセログラフィカ
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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