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カポックが大きくなりすぎた!小さくしたい時の対処法

伸びすぎたカポックの剪定(ビフォーアフター) シェフレラ

手のひらを広げたような葉が印象的なインテリアグリーン「カポック(シェフレラ)」。

生育旺盛で乾燥にもよく耐え丈夫なカポックは、園芸初心者でも育てやすい人気のグリーンです。

そんなカポックですが、長く育てているうちに株が大きくなりすぎてお困りではありませんか?

そこで今回は、カポックをこれ以上、鉢も株も大きくしたくない…という場合の対処方法をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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カポックが大きくなりすぎた!小さくしたい時の対処法

大きくなりすぎたカポックを小さくした様子

耐陰性が強く室内でも育てやすいカポックではありますが、大きくなりすぎると鉢の置き場所に困ったり、葉が茂り過ぎて病害虫の被害を受けやすくなることも。

観葉植物の中でも生長が早いカポック。大きくなりすぎた場合、どのように対処すべきなのでしょうか。

カポックが大きくなりすぎた場合、思い切って切り戻してみるのがよい

大きくなりすぎ樹形の乱れたカポック

カポックが大きくなりすぎた場合、切り戻し剪定で樹形を整えます。

生長し過ぎた茎や枝を清潔な剪定はさみでカットしましょう。大きくなりすぎたという場合、今の高さの約1/2~1/3まで切り戻します。

適期に切り戻せばカットした枝を挿し木で増やすのも簡単です。また、切り戻した元株からも脇芽が出て、半年もすれば再びボリュームのある姿に生長します。

その際に、元株の鉢底をチェックします。2年以上植え替えていない場合や鉢底から根がはみ出ている場合、鉢内の水はけが悪くなり生育に影響を及ぼすことが考えられます。

根詰まりが疑われる場合は新しい土に植え替えることも検討しましょう。黒く傷んだ根はカットします。鉢は同じものを使ってもokです。

窮屈であればひとまわり大きめの鉢を用意しましょう。

カポックの切り戻し方法▲カットした枝は挿し木で増やし、元株は脇芽が育つのを待ちつつ支柱で樹形を整える

切り戻しの適期は生育がさかんになり始める春!

とはいえ、せっかく育ててきたカポック。

切り戻し後、万が一、脇芽が出ずにそのまま弱ってしまうのでは…と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

切り戻し剪定による失敗を防ぐ最大のポイントは「適期におこなう」ことです。

カポックの切り戻し適期は春から秋の暖かい時期ですね。しかし、さらに失敗を防ぎスムーズな経過を望むなら、生長がさかんになり始める春がベストです。

気温が暖かくなり始める春先に剪定することで、秋までの間により多くの生育期間を確保することができます。

植え替え後のカポック

特に、カットしたカポックの枝を挿し木で育て直す場合、秋までの間により多くの根を張らせることで冬越しに備えることができるのですね。

逆に、秋から冬にかけての思い切った剪定は避けた方が無難です。理由は寒さにより生育が緩慢になっているから。

剪定後、そのまま株が弱ってしまうことを防ぐためにも、カポックの思い切った剪定は春~秋(特に春がおすすめ)に済ませましょう。

剪定後は葉数が大幅に減ります。そのため、葉からの蒸散も減るため水のやり過ぎによる根腐れに気を付けましょう。

剪定前よりも気持ち乾かし気味に管理することで水のやり過ぎによる失敗を防ぐことができます。

さらにくわしく「もさもさのカポックを剪定ですっきりさせる!」はこちら

カットした枝は土に差して発根させ育てられる

切り戻した際に出る枝を捨てるのはもったいないです。適期であれば簡単に発根させ増やすことができるからです。

下写真は切り戻しで出たカポックの枝です。

カポック▲切り落とした枝は挿し木で育てられる

下葉を落として水に差し、発根するのを待ちます。もちろん、そのまま土に差して発根させても構いません。

カポックの水差し▲下葉を落として水に差しておくと10日ほどで発根する

発根したカポックの枝は、そのまま水差しやハイドロカルチャーで楽しむのもよいでしょう。

もちろん、土に植え替えて新たに育て始めるのもおすすめですよ。

挿し木で増やしたカポック▲炭チップに植え付けたハイドロカルチャーのカポック

さらにくわしく「カポックを挿し木で増やす方法を分かりやすく解説します」はこちら

「100均のハイドロカルチャーってどうなの?使い方のコツも」はこちら

元株は1か月ほどで脇芽が出てくる

カポックの脇芽

元株は切り戻しから約1か月で脇芽が出てくるはずです。

生長した脇芽がサイドに広がってしまうことが多いため、上に向かってまっすぐ生長させたい場合は支柱を立てて脇芽をワイヤーで固定します。

カポックの切り戻し後の経過▲横に広がる脇芽は支柱に固定し樹形を整える

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カポックが大きくなりすぎた!小さくしたい時の対処法【まとめ】

ダイソーで買ったシェフレラの1年半後▲とにかく生長が早いカポックは根詰まりを起こしやすい

今回は、カポックが大きくなりすぎた時の対処方法をご紹介しました。

どんどん育つカポックを目の前にして困り果てている方も多いでしょう。そんな方は、今回の記事を参考にぜひ剪定に挑戦してみてください。

基本は不要な部分をカットするだけ。必ず抑えておきたいポイントは「春から秋の適期におこなう」ということです。

目安は天気予報をチェックし最低気温が15度以上になってきたら。逆に、最低気温が15度を下回るようになる秋は思い切った剪定は避けた方が無難です。

さらにくわしく「カポックを冬越しさせる3つのポイントとは?【徹底解説】」はこちら

大きくなりすぎたカポックの対処法

  • 生長がさかんになり始める春に思い切って切り戻す
  • 切り戻しでカットした枝は挿し木で育てることも可能
  • スムーズにいけば元株からも約1か月で脇芽が出てくる

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シェフレラ
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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