ダイソーで観葉植物を買ったことはありますか? 100円や300円で買える小さな観葉植物。
すぐに枯れてしまうものと思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、筆者がダイソーで買った観葉植物「カポック(ドリフカノキ)」の一年半後をご紹介します。
100円ショップで買った植物を3年間大事に育てたらこうなります!
まずは、ダイソーで買った当初の様子からご覧ください。
ダイソーで買った100円のカポック【2021/2/28】
片手で持てるほどの小さなビニールポットに植えられたカポック。ひとつ100円でした。 こんなに小さな植物ですが、一年半後には…。
ダイソーで買ったカポックの1年半後【2022/8/13】
▲ダイソーで買ったカポックの一年半後…
こちらがダイソーで買ったカポックの一年半後です。株元に見える小さな2本のカポックは挿し木で他の株から増やしたものになります。
片手で持てるほどだった高さ10cm程度のカポックが、ダイソーで買ってから一年半後には高さ40cmほどにまで生長しました。
▲根詰まりしていたので植え替えました
大きくなりすぎたカポック…【2023/3】
ベランダに放置していたところ、大きくなり過ぎてしまいました。
もっと大きくしても構わないのですが、賃貸のためあまり大きくなり過ぎると退去の際に大変そうです。
ということで切り戻してみました。
ばっさり。
ただ、3か月ほどで以下のように新芽が出てボリュームのある姿に育ちました。
ダイソーで買った100円の植物とは思えません。今後の成長も楽しみですね。
ダイソーで買ったカポックの3年後【2024/5/22】
剪定してからさらに3か月ほど経ち、新しい葉が次々と出てきました。
恐らく根詰まりしているため、葉の色がイマイチですが元気です。
3年前にダイソーで買った時の様子を比べてみるとこんな感じ。↓↓
驚きのビフォーアフターです。
ダイソーの小さな観葉植物でも、定期的に植え替えたり、日当たりの良い場所に置いたりしていると、たった3年でかなり株が充実しました。
100均で買った観葉植物を大きくする2つのコツは?
ここからは、ダイソーで買った観葉植物を大きくする方法をご紹介します。
15度以上なら屋外で育てる
▲ダイソーで買って約3か月後のカポック
室内でも育てられる観葉植物として人気のカポックですが、本来は日光を好みます。 特に株を大きくしていきたいという場合、光合成をさかんにする必要がありますね。
光合成に欠かせないのが「日光」「水」「風」の3つです。
室内に置いたままでは、どうしても風通しの面で屋外には敵いません。気温が許す限りは屋外に置くことで株を充実させられます。
▲植物は風を受けることで気孔の開閉が活発化し、光合成もさかんになるといわれている
カポックを大きくしたい場合におすすめの置き場所【目安】
春から秋(最低気温が15度以上) | 屋外の日向~半日陰。移動する場合は葉焼けを防ぐためにも少しずつ日光に慣らす。十分な日光と風に当てることで光合成がさかんになる。 |
真夏(30度以上) | 高温により葉焼けを起こしやすい。日陰か半日陰へ移動し様子をみる。遮光ネットを利用してもok。 |
秋から冬(15度以下) | 寒さに強いカポックだが、美しい葉を保つなら室内の窓際へ。できるだけ日当たりのよい場所に置く。ときどき新鮮な空気を入れ、さらにサーキュレーターを使って風通し良く管理するのが理想的。 |
春に1回、ひとまわり大きめの鉢に植え替える
カポックは多くの観葉植物の中でも、特に生長が早く根詰まりを起こしやすい植物といえるでしょう。
▲カポックは生長が早い=根詰まりを起こしやすい
根詰まりとは、鉢の中が根でいっぱいになる症状のことです。 根詰まりを放置することでその後の生育に影響が出てきます。
具体的には「新芽がきれいに開かない」「葉の色が悪くなってくる」「生長自体が緩慢になる」などです。
▲葉の色が悪くなってきたら根詰まりしていないかチェック!
さらに、鉢の中が根でぎゅうぎゅう詰めみなることで水はけが悪くなります。
根詰まりを放置していると根が常に湿った状態になり、呼吸が出来ずにそのまま傷んで腐る「根腐れ」を起こすリスクも高まるのですね。
つまり、カポックを大きく丈夫に育てていきたいなら、根詰まりした時点でひとまわり大きめの鉢に植え替えることが必要になります。
あわせて読みたい「カポック 植え替え方法と管理のコツ3つ!」はこちら
カポックの植え替えは春から秋の暖かい時期に済ませる!
▲寒い時期は植え替え後に弱りやすいため暖かい時期に済ませる
カポックは寒さには非常に強く、5度程度までなら耐えられるといわれます。
筆者が住んでいる近畿地方では地植えされたカポックや、冬場に屋外に置きっぱなしにされたカポックもよく見かけます。
▲最低気温0度の冬場に屋外に置きっぱなしのカポック
とはいえ、ダイソーで買ったカポックは小さいですね。株が小さいうちは厳しい寒さに耐えられるだけの体力を持ち合わせていません。
また、観賞価値を損なわないためにも、最低気温が15度以下になってきたら室内の明るい場所へ移動するのがおすすめです。
さらに、寒い時期の植え替えはリスクが高いです。特に、株が小さなうちは冬場の植え替えは控え、できるだけ暖かい時期に済ませます。
100円ショップで買った植物を3年間大事に育てたらこうなります【まとめ】
▲ダイソーで買って約半年後のカポック
今回は、ダイソーで買った観葉植物「カポック」の3年後の様子と合わせて、100均で買った観葉植物を大きくする方法をご紹介しました。
100均の小さな観葉植物であっても、試行錯誤しつつ大切に育てていればどんどん大きくなります。
特にカポックは丈夫で生育も旺盛!
「小さな観葉植物を大きくする過程を楽しみたい」という方におすすめのグリーンです。
ダイソーで買ったカポックを大きくするコツ2つ
- 気温が許す限りは屋外に置く
- 適期の植え替えで根詰まりを解消
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