「観葉植物が枯れるのは悪い気を吸って身代わりになってくれたから」
このような言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
植物が身代わりになるなんてのは都合のいい言い訳。原因を追究することを諦めているだけでは?
植物が自分で「悪い気を吸って具合が悪くなった」と言ったなら納得できるけど…。
「植物が悪い気を吸って身代わりになって枯れるだなんて、ただの迷信だ!」
このように思われる方も多いでしょう。
しかし、そうとも限りません。
ここでは、悪い気を「なんとなく居心地がよくない空気(空間、雰囲気)」のこととしましょう。
観葉植物が枯れるのは、この悪い気が原因であるといわれることがあります。もちろん真偽のほどは分かりません。
しかし、筆者は長く観葉植物を育ててきて「悪い気が原因で植物が枯れる」ということは無きにしも非(あら)ずと感じています。
そこで今回は、悪い気が持つ3つの特徴をご紹介。
「大切に育てているのに、なぜか観葉植物をすぐに枯らしてしまう…」という方は、今回の記事をご参考にしてみてね。
観葉植物がすぐ枯れる人、それ「悪い気」が原因です
人や観葉植物にとっての「悪い気」とはどのようなものでしょうか。
たとえば室内で発生する害虫。観葉植物に害虫が付くと吸汁によって葉を変色させられ、しまいには枯らされてしまうこともあります。
そして、観葉植物を枯らす一番の原因ともいわれるのが「根腐れ」です。これは水のやり過ぎだけでなく、風通しの悪さによって引き起こされるものでもあります。
これらのトラブルが発生しやすい空間には3つの共通点があるのです。
観葉植物が枯れる原因を招く悪い気の特徴①常に薄暗い
室内が常に薄暗い状況になっていませんか?または、室内の薄暗い場所に観葉植物を置いていませんか?
▲窓から遠い壁際は日当たり、風通しの面で劣ることが多い
観葉植物の多くは室内の少ない光で育てられます。しかし、本来は熱帯雨林の木陰のような場所で育つ植物がほとんどです。
一年中、室内の薄暗い場所に置いていると「即、枯れる」ということは無いにしても、徐々に弱っていきます。
なぜなら、植物が光合成する上で不可欠なのが「日光」「水」「風」だからです。
日光が不足すると、枝ばかりが光を求めて縦方向に伸びます。いわゆる「徒長(とちょう)」です。
▲特に多肉植物は日光を多く必要とするため、室内に置きっぱなしだと高確率で徒長します
解決策「室内なら南向きの窓際、屋外(15度~)なら半日陰に置いてみる」
片手で持てるくらいの観葉植物を購入したとしましょう。あなたなら、下写真のどこに観葉植物を飾りたいですか?
▲南向きの室内であるとします
- 窓際(レースカーテン越し)
- 机の上
- 壁際(棚を置くのもok)
- テレビ台の上
- 窓際(吊り鉢で)
せっかく迎え入れた可愛い観葉植物。せっかくなら頻繁に目につく場所に置きたいですね。たとえば④(テレビ台の上)や②(テーブルの上)などです。
ただ、観葉植物を長持ちさせたいのであれば、①か⑤の窓際がベストな置き場所です。
また、日光は窓を通すことで約30%遮光されるといわれます。さらに、紫外線カット加工が施されている窓や、窓自体に汚れが付着し曇っているような場合、さらに高い遮光率となるでしょう。
葉が日光によって茶色く焼けたりしないようであればレースカーテンも不要です。夏場、西日によって葉が焼けるようならレースカーテンで調節します。
気温が15度~20度以上であれば屋外の半日陰に置くのもよいでしょう。さらに生育がよくなり観葉植物が元気になるはずですよ。
とはいえ、たまにはテーブルに移動して観賞したいもの。あくまでメインの置き場所は日当たりのよい場所がgood。
観葉植物が枯れる原因を招く悪い気の特徴②窓を閉め切っている
一年を通して窓を閉め切っていたり、遮光カーテンやレースカーテンを引きっぱなしではありませんか?
窓を閉め切っていると新鮮な空気が入ってこないことはもちろん、湿気や冷気が一か所に停滞しやすくなります。
空気の流れが少ないと、観葉植物にとっては大きなストレスとなります。その理由が光合成です。
解決策「15度以上なら屋外の半日陰へ、真夏や真冬なら1日1回は新鮮な空気を取り込む」
風通しの悪い場所は湿気がこもりやすく、根腐れやカビ、病害虫の発生リスクも高くなります。
気温が許す限りは窓を開け、新鮮な空気を取り込むのがベストです。植物は風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれます。
つまり、空気の流れが少ない空間に置き続けていると呼吸がしにくい状態となってしまうのです。
▲屋外管理がメインのサンスベリア
▲室内に置いたままのサンスベリア
このように、同じ種類の観葉植物であっても、置き場所によって育ち方に大きな差が出ます。
観葉植物が枯れる原因を招く悪い気の特徴③空気が停止している
特に気温が下がる冬場は、窓際や床面に冷気が停滞しやすいです。また、真夏や真冬は冷暖房を効かせるため、どうしても窓を閉め切りがちになります。
とはいえ、冷暖房を稼働させている場合、頻繁に窓を開け閉めするのは現実的ではありませんね。
そんな時に活躍するのが扇風機やサーキュレーターです。
解決策「扇風機やサーキュレーターを使い停止しがちな空気をかき混ぜる」
扇風機やサーキュレーターを使い、室内の停止しがちな空気を効率的にかき混ぜます。
意識的に空気の流れを作ることで停止しがちな湿気や冷気、暖気が分散し、風通しの悪さによって引き起こされる根腐れやカビ、病害虫などを予防してくれるのですね。
また、サーキュレーターの場合はエアコンと組み合わせて使うことで、電気代の節約も期待できますよ。
観葉植物がすぐ枯れる…でも忙しくて十分なお手入れができない…そんな方におすすめなのが「人工観葉」
そうはいっても、忙しくてなかなか観葉植物のお手入れができない…。
出張や旅行で不在にすることが多い。どうしても窓を閉め切りがちになってしまう…。
このような方におすすめなのが「人工観葉」という選択肢です。
人工観葉なら風通しや日当たりを気にしなくてok。虫も湧かずに清潔。何より枯れずにずっと楽しめる!
人工観葉は安っぽい…?
でも人工観葉ってツクリモノでしょ?安っぽくならないかな?
正直、人工観葉はピンキリ。100円ショップで購入できるものから造花専門店の高級フェイクグリーンまであるよ。
安っぽくならならないか心配…という方におすすめなのが、造花専門店が扱う高級フェイクグリーンです。
造花専門店のフェイクグリーンはそのほとんどが手作り。細部まで丁寧に作り込まれているから、至近距離でも本物と見間違えてしまう程リアルなんだ。
本物みたいな人工観葉が欲しいなら造花専門店で探してみるのがおすすめ
観葉植物は生きている以上枯れることもあります。
ただ、日当たりがイマイチな場所や何度試しても植物がすぐ枯れるような場所は、そもそも栽培環境として適していない場合が多いです。
そんな時は人工観葉を試してみるのもおすすめ。枯れない人工観葉ならストレスフリーでグリーンを楽しめます。
土も水も使わない人工観葉なら害虫の心配も不要。虫が苦手な人でも安心だね。
まとめ
▲観葉植物にとって快適な空間は人にとっても心地よい
今回は、観葉植物が枯れる原因を招く悪い気の特徴を3つご紹介しました。
一年中窓を閉め切ったままの薄暗い室内…。想像しただけでカビ臭いですね。観葉植物にとっても同じで、明るく風通しのよい場所では生育もよくなります。
ただし、エアコンの風が観葉植物に直接当たると、乾燥によって葉を傷めてしまうためご注意ください。
多くの観葉植物は、明るく湿度の高い風通しのよい場所を好みます。つまり、原産地である熱帯地方に近い環境ということですね。
▲温度計を置いてときどきチェック!人も観葉植物も過ごしやすい空間に整えよう
温度 | 湿度 | |
人が快適と感じる環境の目安 | 18度~27度くらい | 40%~60%くらい |
観葉植物の生育に適した環境の目安 | 20度~35度未満 | 70%以上 |
▲空気が乾燥しがちな秋から冬は、午前中の暖かい時間帯に霧吹きで水を吹きかけると葉が生き生きとする。連続噴射できるスプレー容器があると便利&手が疲れにくい。
トリコインダストリーズ アイビル エアリーミストスプレー ブラック
観葉植物が枯れる!悪い気が持つ3つの特徴、その解決策
- 常に薄暗い➡室内なら南向きの窓際に置くのがベスト。レースカーテンは必要に応じて。
- 窓を閉め切っている➡気温が許す限りは窓を開けて風通しよく。気温15度以上なら屋外の半日陰に置くと◎。
- 空気が停止している➡窓を閉め切りがちな真夏や真冬はサーキュレーターをフル活用。空気の流れを作ることで根腐れ、カビ、病害虫の発生を防ぐ。