何度挑戦しても観葉植物がうまく育たない…。もしかして、うちって観葉植物が育たない家なのかも…。
大事に育てているのになぜうまく育たないんだろう。観葉植物がうまく育たない家の特徴ってあるの…?
観葉植物を室内で育てている方の中には、上記のようなお悩みや疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、家庭内で観葉植物がうまく育たない原因、解決策をお届けします。
観葉植物が育たない家の特徴3つとは…?
観葉植物がうまく育たない…。そんな家には以下3つの特徴があります。
観葉植物が育たない家の特徴①窓を閉め切りがち
観葉植物がうまく育たない家の特徴、1つ目は「窓を閉め切りがちである」ということです。
旅行や出張などで不在がちだったり、一人暮らしでカーテンや窓を閉め切りがちだったりすると、どうしても植物はうまく育ちません。
その理由は光と風にあります。特に、植物が光合成する上で欠かせないのが風です。
通しが悪いと新鮮な空気や二酸化炭素の供給が制限される。風通しの悪さによって光合成が制限されると、土もなかなか乾かない…。結果、根腐れやカビなどのトラブルが生じやすくなるよ。
観葉植物が育たない家の特徴②日当たりが悪い
植物は光合成を行うために光を必要とします。家庭で観葉植物がうまく育たない原因として日光不足が考えられます。
日光が制限される室内で観葉植物を育てるなら、日当たりの良い南~東向きの窓際に置くのが最低条件です。
逆に、植物に直射日光を浴びせ過ぎると、葉が焼けてしまうことがあります。植物によっては日陰を好むものもあるため、適切な光環境を与えることが重要です。
観葉植物が育たない家の特徴③寒暖の差が激しい
植物は何といっても急激な環境の変化に弱い生き物です。
特に、観葉植物は殆どが熱帯地方原産で寒さで弱りやすいです。15度以下になる冬は、生育がほぼ止まります。
窓際に置いている場合、冬の朝晩の冷え込みに注意しなければなりません。
観葉植物がうまく育たない…そんな家でも植物を枯らさないコツと対策!
観葉植物を室内でも長く育て続けるには、以下のポイントを押さえておく必要があります。
室内で観葉植物を育てるなら、南~東向きの窓際に置くのが基本
室内でも窓際と壁際では、日当たり・風通しの面で大きく差がつきます。
もともとは自然界で生きているものを室内で管理する以上、できるだけ日当たりの良い場所に置くことが重要です。
十分な光を与えることで光合成が活発に行われ、植物の成長が促進されます。
日光は窓を通すことで約30%遮光されるといわれるよ。基本はレースカーテン不要でok。少なくとも筆者はこれまで、窓越しの日光を観葉植物に当てて葉焼けさせたことは無いよ。もちろん、屋外の直射日光は葉焼けの原因になるから避けた方が無難。
水やりは土が乾いてからたっぷりと与えるのが基本
初心者が観葉植物を枯らす原因でもっとも多いといわれるのが「水の遣り過ぎによる根腐れ」です。
室内で管理する以上、どうしても日光・風通しが制限されます。すると、屋外で管理するよりも土が乾きにくくなるのです。
土が湿った状態で水遣りを繰り返していると、根が呼吸できずに腐って枯れてしまうことが多いです。
なかには水を好む観葉植物もあるよ。ただ、多くの観葉植物は土が乾いてからの水やりが基本。根も葉と同じように呼吸しているよ。土が湿ったままだと根が窒息して腐ってしまうんだ。
風通し良く管理。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須
植物にとって風通しの良さは超重要です!
風通しが悪い場所では湿気がたまりやすく、病気や害虫の発生リスクが高まります。
とはいえ、暑い時期や寒い時期、一人暮らしの方などは窓を頻繁に開けられないことも多いです。
そんな時に欠かせないのがサーキュレーターです。
室内で観葉植物を育てているならサーキュレーターは必須アイテム!停止しがちな空気を効率的に拡散し、空気の流れを作りだしてくれるよ。害虫予防やカビ、根腐れ対策にも効果的。
乾燥しがちな秋~冬はときどき葉水で保湿&観察
観葉植物はその多くが熱帯地方原産のため、暖かく風通しの良い高湿状態を好みます。
空気が乾燥しがちな秋~冬の室内で観葉植物を育てるなら、葉に水を吹きかける「葉水(はみず)」が効果的。
葉に水を吹きかけることで表面のホコリや害虫を取り除きます。
直射日光が当たっている状態で葉水を行うと、葉に水滴が広がり葉が焼けることがあるので注意してね。冬の葉水は暖かい午前中までに済ませよう。葉先に溜まった水滴が夜間のうちに冷えると、葉を傷める恐れがあるよ。
通気性、排水性に優れる土と鉢をチョイス!
室内は屋外に比べると光と風通しが制限されるため、どうしても土が蒸れやすいです。
そのため、通気性に優れる環境に整えてやることで根腐れやカビのリスクを低くできます。
- 鉢…鉢底穴が多めに開いているものが良い。さらに素焼き鉢だと通気性に優れる。プラスチック鉢や陶器鉢の場合、鉢スタンドやポットーフィートなどを使って鉢を浮かせるとさらに通気性が良くなり、根への負担を低減できる
- 土…排水性に優れる土が良い。室内管理だと土が蒸れやすいため、屋外管理で使う土よりは通気性を重視したものを選ぶと失敗しにくい。
ちなみに筆者は、室内で管理する植物には虫が湧きにくい「室内向けの土」を使っているよ。見た目も綺麗で虫が苦手な人におすすめ!あと、鉢はサイズも重要。株に対して大きすぎる鉢だと水分が余って根腐れのリスクが高まるよ。
植物が育ちにくい家でも大丈夫。失敗しにくい丈夫な観葉植物の選び方
観葉植物を室内で育てる場合、丈夫な品種を選ぶことは非常に重要です。
どんなに大事に育てていても、管理が難しい植物(極端に寒さに弱い、日光不足に耐えられない)は失敗しやすくなります。
「観葉植物がうまく育たない…」と感じている方こそ、丈夫な種類を選ぶべきです。
室内でも失敗しにくい、初心者でも枯らしにくい観葉植物の条件
- 寒さに強い
- 空気の乾燥で葉が傷みにくい
- 生育旺盛
- 斑入り品種は避けた方が無難(緑色の葉に比べると管理が難しい傾向)
- 多肉植物は耐陰性がほとんどないので室内管理は避ける
「観葉植物がうまく育たない‥」と感じている人こそ、上記すべての条件を満たした観葉植物を選ぶことが重要です。
育てやすい品種を選ぶときのポイント
育てやすい品種を選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 水やりの頻度:乾燥に強い植物や水をあまり必要としない植物は管理が楽で、初心者にオススメです。
- 耐陰性が強い:強い光を必要としない植物だと室内でも育てやすいです。逆に、多肉植物のように日光を必要とするものは室内だとあっという間に弱ってしまいます。
- 茎や葉が硬い:茎や葉が硬い品種は病害虫や気候の変化に強い傾向です。特に初心者には強健な品種がオススメです。
- 成長速度:成長がゆっくりな植物は手入れの負担が少なく、初心者に適しています。逆に成長が早い植物は手入れや剪定が必要となるため、手間をかける準備が必要です。
様々な品種を試してみる
様々な品種の観葉植物を試してみることもオススメです。自分の環境や好みに合う品種を見つけるために、複数の品種を一緒に育ててみるのも良いでしょう。
また、観葉植物は成長する過程で植物の魅力を引き出してくれます。植物の成長を楽しむためにも、新しい品種に挑戦してみることをおすすめします。
植物を育てる際には、品種の特性や自分の環境に合わせて品種を選ぶことが重要。注意深く選んだ品種を育てることで、植物を枯らすことなく長く楽しめる!
これさえ押さえておけば大丈夫!観葉植物を育てるときに押さえておくべきポイント3つ
「何度挑戦しても観葉植物がうまく育たない…」
そんな方は、以下3つのポイントを押さえてお手入れしてみてください。
ポイント①土が乾いてから水やりする
植物の水やりは季節によって適切な頻度と量が異なります。
成長期には水が多く必要なため、こまめに水やりする必要があります。冬の休眠期には水の量を減らすことが重要です。
ポイント②南~東向きの窓際に置く
室内で植物を育てるなら、南~東向きの窓際に置くのが最低条件です。
どうしても日光が確保できない場合は、植物育成LEDライトを活用するのも良いでしょう。
ポイント③2年に1回程度、植え替える
植物が成長すると根が鉢に詰まってしまいます。
根が十分に成長できない状態では植物が弱ってしまいますので、最低でも2年に1度は植え替えを行いましょう。
植物が本来生育する自然環境に近い環境を作ることが大切。水やりや肥料の与え方、日光の当て方など、植物が本来の環境に近い状態で育つように努めよう。
よくある質問
質問1: 観葉植物の育て方には何を重視すればいいですか?
観葉植物の育て方には水やりの頻度、置き場所の選択、肥料の与え方などが重要です。
季節に応じた水やりや植物の特性に合わせた置き場所を選び、成長期には適切な肥料を与えましょう。
質問2: 家庭で植物が育たない原因は何ですか?
家庭で植物が育たない原因としては、水やりの失敗や日光不足、温度の変化などが挙げられます。
水やりの頻度や量を調整し、適切な日光環境を与えること、また温度の変化に注意することが重要です。
質問3: 育てやすい観葉植物の品種はありますか?
育てやすい観葉植物の品種はあります。
乾燥に強い植物や日陰でも育つ植物、強健な品種などが初心者にオススメです。
植物の特性や自分の環境に合わせて品種を選ぶことが重要です。
観葉植物が育たない家の特徴はコレ!原因と効果的な解決策【まとめ】
植物を育てる上で、水やりの失敗や日光不足、温度の変化などさまざまな原因が植物が育たない理由となっています。
しかし、適切なケアや環境への注意、そして育てやすい品種の選択などを行うことで、植物を元気に育てることができます。
植物を育てる際には、植物自体の特性や自身の環境に合わせて適切な対策を行いながら、愛情と手入れを惜しまずに植物を育てましょう。