金のなる木に花が咲くと不吉？花が咲いた時の対処方法も

金のなる木は花が咲いた状態でそのままにしておいても一般的には大丈夫。ただし、いくつかの注意点があります。

しおれた花は取り除く

金のなる木の花は通常、比較的短い期間で咲きます。

花が開花してからしばらくすると、花はしぼんでくるでしょう。

花がしぼんできたら美しさや観賞価値が低下するため、必要に応じて花を摘み取ります。

葉が落ちたりしおれたり…弱ってくるようなら花を摘み取っておく

花の成長や維持には多くのエネルギーを必要とします。

花が咲いている間、金のなる木は一部のエネルギーを花の状態の維持に割り当てなければなりません。

葉がしおれたり落ちたりして、株が弱ってくるようなら花を摘み取っておくのがおすすめです。

基本的には金のなる木の花はそのままにしておいて大丈夫。ただし、株が弱ってくるようなら摘み取っておいた方が安心。金のなる木は花を咲かせること自体が比較的稀。問題なければせっかくの花を楽しんでね。

金のなる木が花を咲かせない主な原因は以下の通りです。

金のなる木に花が咲かない理由①環境が整っていない

金のなる木が花を咲かせるためには適切な環境条件が必要です。

充分な明るさ、風通し、適切な温度と湿度。これらを維持することで株が充実し、花芽の形成につながります。

金のなる木は日光が大好き。一年中、室内に置いたままだとどうしても弱々しい姿になりがちなんだ。

金のなる木に花が咲かない理由②株が未熟である(樹高30cm未満)

金のなる木は若い段階では花を咲かせることが少ない傾向があります。

金のなる木は花を付けるまでに少なくとも5年はかかることが多いです。

花を楽しみたいなら最初から花の付いた株を選んで育てるのがおすすめ。

株が成熟してくると花芽の形成が促されるよ。若い株は花の形成が遅い場合が多い。金のなる木の場合、株を充実させたいなら日光が不可欠。

金のなる木に花が咲かない理由③剪定のタイミング

花芽が形成される時期に剪定を行うと、花の形成が妨げられる可能性があります。

花芽の形が行われるのが主に春～夏。金のなる木に花を咲かせたい場合、春～夏の剪定は避けた方が無難です。

金のなる木の剪定は一般的に冬が適期といわれるよ。ただ、長すぎる枝は部分的に剪定しておくことで、全体のバランスを整えると同時に花の形成を促すこともできるんだ。

金のなる木に花が咲かない理由④そもそも、花が付きにくい品種である

黄色い模様の入った「黄金花月」は花が付きにくい品種として知られます。

　　クリーム色の斑入り模様が可愛い「黄金花月」は花が咲きにくい品種として知られる

現在育てている金のなる木が、花が付きやすいのか、付きにくいのかを改めて確認してみるのもひとつの方法でしょう。

花を楽しみたいのであれば、花が咲きやすい品種を育ててみるのがおすすめです。

花が付きやすい品種「桜花月」

• 花が咲きやすい品種…華花月・満点の星・桜花月など
• 花が咲きにくい品種…黄金花月・花月(樹高30cm以上の大株にならないと開花は難しい)など

小型種の「桜花月」は小さくても花が咲きやすい品種だよ。通常の「花月」は樹高30cm以上にならないと花が咲きにくいんだ。