金のなる木の葉が茶色くなっちゃった。。どうすればいいの?
金のなる木を長く育てていると、葉が茶色く変色するトラブルに悩まされることがあります。
原因はさまざまですが、場合によっては早めに対処しなければさらに症状が悪化するケースもあるんです。
そこで今回は、金のなる木の葉が茶色になる時によくある原因と復活方法までをくわしく解説します。
金のなる木の葉が茶色になる主な原因と対処法は?
金のなる木の葉が茶色くなる時によくある原因には、以下のようなものが挙げられます。
夏場の直射日光(日焼け)
葉が茶色くなったのが夏場の屋外である場合、直射日光による「葉焼け」が原因の可能性が高いです。
30度以上の高温期は葉焼けリスクが高まります。特に、夏場の夕方の強烈な西日には注意が必要です。
対処法
- 直射日光を避けた半日陰へ移動するか、遮光ネットを被せておく
- すでに茶色く日焼けした部分は元に戻せない
- 葉に付着した水分がレンズの役割を果たし、日光を集めて葉焼けを起こすこともあるため、水やり時は葉に水分がかからないようにする
- 冬の間、室内に置いていた金のなる木を急に屋外の日向へ移動させない
急激な寒さ
金のなる木が耐えられる寒さは5度程度までです。5度以下になると寒さで葉が傷み、茶色く変色し弱ってしまいます。
株全体が茶色っぽく変色し、ぶよぶよになってしまった場合は、残念ながら復活は難しいでしょう。
対処法
- 屋外管理の場合、5度以下になったら室内へ移動
- 株元がまだ硬い場合は壊死した部分をカットし、暖かくなるまで管理を続けてみる。うまくいけば新しい葉を出してくれることもある
- 冬は水のやり過ぎて弱りやすいため、土が乾いてさらに3~4日してから常温の水を与える程度に抑える
水のやり過ぎ
金のなる木は多肉植物のため、必要以上の水やりは根腐れを起こす原因になります。
根腐れを起こした金のなる木は徐々に葉を落とし、株元が柔らかくなりそのまま腐敗してしまいます。
対処法
- 土が完全に乾くまでは水やりを控える
- 水やりは土が完全に乾いてから与える
- 明るく風通しの良い場所に置く
- ポットフィート等を使って鉢を浮かせて通気性を保つ
2年以上植え替えていない
土は経年とともに粒が崩れ、水はけが悪くなって根が傷み、根腐れのリスクが高まります。
2年以上植え替えていないと、土の劣化や根詰まりによって鉢内の水はけが悪くなり、根が傷みやすくなります。
対処法
- 1~2年に一度、春~初夏に植え替えを済ませる
- 真夏・真冬の植え替えは避ける
- サボテンや多肉植物用の土を使用し、通気性のよい素焼き鉢に植え替えると良い
日焼けで茶色くなった金のなる木の復活方法は?
日焼けが原因で葉が茶色くなった場合、焦げてしまった葉を元の緑色に戻すことはできません。
ただ、適切なケアを施すことで新しい葉を健康に育てることが可能です。
直射日光を避ける
まず、日焼けした原因となる直射日光を避けましょう。
屋外管理なら、直射日光の当たらない半日陰へ移動するか、遮光ネットを掛けておきます。
室内なら窓越しの光の当たる南~東向きの窓際に置くのが理想です。
傷んだ葉は剪定する
日焼けにより茶色く焦げた葉は再生しないため、どうしても気になるようなら剪定することをおすすめします。
剪定することで植物全体の見た目が整い、健康な葉や新芽に栄養が行き渡りやすくなります。
根の健康状態を確認
日焼けが進んでいたり、他の原因で根の状態が悪化している場合は、根を確認することも重要です。
鉢から取り出して健康な根か確認し、もし根が傷んでいたら傷んだ部分を取り除きましょう。
また、新しい培養土に植え替えることで、根が再び健やかに成長できる環境を整えます。
金のなる木が茶色くなるのを防ぐ!美しい葉を保つ3つのポイント
金のなる木を美しく保つためには、日常の管理がとても重要です。葉が茶色くなるのを予防するために、以下のポイントに気を付けましょう。
夏は半日陰に移動するか遮光ネット
金のなる木を屋外で育てる場合、夏場は直射日光を避けましょう。
半日陰に置くのが理想ですが、うっかり西日が差し込んでしまうこともあります。
心配な場合は遮光ネットを被せておくと安心です。
水が葉にかからないように気を付ける
水を与える時は、葉に水がかからないよう注意しましょう。
葉に水がかかると葉の上に出来た水滴がレンズの役割を果たし、光を集めて葉焼けを起こす恐れがあります。
葉の傷みを防ぐためにも、株元にそっとジョウロの先を差し込むようにして行います。
5度以下になりそうなら室内へ移動
金のなる木は寒さに弱いため、冬場の温度管理もポイントです。
5℃以下になると葉が変色したり枯れる原因になりますので、冬の間は暖かい室内に移し、適温を保つように心掛けましょう。
金のなる木の葉が茶色になる原因は?日焼けした時の復活方法【まとめ】
今回は、金のなる木の葉が茶色くなる主な原因と対処法について詳しくご紹介しました。
金のなる木の葉が茶色くなる場合、まずは「急激な場所の移動をおこなわなかったか?」を思い出してみましょう。
植物は急激な環境の変化にとても弱いです。それが「日当たりの悪い場所⇒日当たりの悪い場所」であったとしても、すぐに対応しきれないのですね。
結果、葉焼けを起こすことが多くなります。また、冬場であれば水のやり過ぎに気を付けできるだけ耐寒性を高めてあげることが冬越しのコツです。
金のなる木が茶色くなる主な原因と対処法
・直射日光による葉焼け(急激な場所の移動、真夏の直射日光や西日)
・凍傷(5度以下に起こしやすい)
・水のやり過ぎによるダメージ
・上3つが当てはまらない場合は病害虫の可能性もあり