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ジュエルオーキッドの色が薄い原因とは?対処法も

マコデス・ペトラ その他の観葉植物

一度見たら忘れられない美しい葉が人気のジュエルオーキッド。宝石蘭とも呼ばれるジュエルオーキッドはベルベットのような質感の葉に浮き出る金や赤の葉脈が魅力的な観葉植物です。

とはいえ、ジュエルオーキッドはその多くが絶滅危惧種として指定されていることもあり、ホームセンターや園芸店などで見かけることの少ないかなりレアな植物なのですね。

だからこそ、できるだけ長くその美しい姿を楽しみたいという方も多いでしょう。そんなジュエルオーキッドは深い緑色の葉が印象的です。

ただ、「最近、なんとなく緑色が薄くなってきたような気がする…」というお悩みをお持ちではありませんか?

そこで今回は、ジュエルオーキッドの葉の色が薄い主な原因とその対処法をくわしくご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ジュエルオーキッドの色が薄い原因とは?

マコデス・ペトラ

まずはじめに、ジュエルオーキッドは東南アジアや南アジアなどが原産の熱帯性の植物です。そのため、高温多湿を好みます。

つまり、日本の真夏の「直射日光」や冬場の「寒さ」が大の苦手です。

色が薄いジュエルオーキッドの原因①10~15度以下の寒さ

きらきらの葉が綺麗な宝石蘭

なんといってもジュエルオーキッドを育てる上で気を付けたいのが冬の寒さです。

ジュエルオーキッドの生育適温は25度前後。18度以下になると徐々に生長が緩慢になり、10度以下になると葉の色が薄くなって、5~8度以下になるとそのまま弱って枯れてしまいます。

冬場は窓から離しできるだけ室内の中心近くへ移動する

ジュエルオーキッドを育てる場合、一年を通して環境の変化が少ない室内での管理がメインとなります。

とはいえ、室内といえども季節によって気温が上下します。たとえば窓際であれば冬場にかなり冷え込みます。夜になったら窓から離してお部屋の中心近くへ移動させるのも寒さ対策になるでしょう。

ジュエルオーキッドを育てる場合、必ず近くに温度計(湿度計)を置いて「寒くなりすぎていないか」「乾燥しすぎていないか」を確認するようにします。

窓際に置いたジュエルオーキッド

色が薄いジュエルオーキッドの原因②直射日光によるダメージ

自生地でのジュエルオーキッドはジャングルの下草的存在です。そのため、地表近くの薄暗い湿った環境を好みます。

ジュエルオーキッドが好むのは柔らかな光です。直射日光に当てた場合、葉の組織が破壊され黄色っぽく変色する「葉焼け」を起こしやすくなります。

直射日光に当たるジュエルオーキッド

ジュエルオーキッドの葉の色が薄いと感じる場合、直射日光に当たっていなかったかを確認してみましょう。もちろん西日もNGです。

室内であれば窓際のレースカーテン越しがおすすめの置き場所です。とはいえ、時期によっては注意が必要になります。

真夏は窓から離して葉焼けを防ぐ

「室内の窓際」といっても季節によって光の強さは変わります。真夏の場合、室内のレースカーテン越しの光であっても葉焼けしてしまうことも。

特に、ジュエルオーキッドは環境の変化に強くありません。一年を通して、できるだけ一定の温度・湿度・日照管理をしたいという方には、「植物育成ライト」を活用するのがおすすめです。

色が薄いジュエルオーキッドの原因③蒸れによる根腐れ

ジュエルオーキッドは暖かく湿った環境を好みます。そのため、水槽やテラリウム用の容器に植え付けて管理する方も多いでしょう。

とはいえ、寒さや乾燥を気に掛けるあまり、ジュエルオーキッドを植えている容器の蓋を閉めっぱなしにしていると、蒸れによって根腐れやカビを発生させる恐れもあります。

根が腐ってしまった場合、根から水分を吸収できずに光合成がおこなえず、結果、徐々に葉の色が薄くなって弱り枯らせてしまう可能性もあります。

通気性を確保することで蒸れを防ぎ、スムーズな生育が期待できる

植物が育つ上で欠かせないのが「水」「光」「風」です。ジュエルオーキッドの場合、風通しのよさが求められます。

蒸れない程度の適度な通気性を確保することで、根腐れやカビ、病害虫による被害を防ぐことができるのですね。

ジュエルオーキッドの葉水

そのため、水槽や容器で管理する場合は蓋を閉めっぱなしにするのは避けた方が無難です。

 

まとめ

ジュエルオーキッド「マコデス・ペトラ」

今回は、色が薄いジュエルオーキッドの主な原因と対処法をご紹介しました。

ジュエルオーキッドの色が薄いと感じる場合、まずは、直射日光や西日が当たっていなかったかを確認してみましょう。

ジュエルオーキッドの場合、いつもは問題のない窓際のレースカーテン越しであっても、気温が高くなる夏場は葉焼けを起こすこともあります。

特に、ジュエルオーキッドは環境の変化に強くありません。美しい姿を保ちつつ長く楽しむためには「温度」「湿度」「通気性(蒸れない程度)」の3つがポイントになります。

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ジュエルオーキッドの色が薄い主な原因、対処法

  • 寒さ⇒最低でも15度以上を確保するのが理想的。生育適温は25度前後。
  • 直射日光⇒西日も×。真夏は窓際のレースカーテン越しでも注意。
  • 蒸れ⇒適度な風通しを確保。密封は避けた方がよい。蒸れない程度の通気性が理想的。

ジュエルオーキッドのその他topics

「ジュエルオーキッドを冬越しさせる3つのポイントとは?」はこちら

「ジュエルオーキッドが枯れる原因を徹底解説します!【宝石蘭】」はこちら

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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