イルカの形の葉が可愛い多肉植物・ドルフィンネックレス。
ドルフィンネックレスの魅力といえば、なんといってもイルカ型の葉ですね。しかし、株が充実してくると、個性的な花を咲かせてくれることもあります。
ドルフィンネックレスの花はまるでポップコーンのようなユニークな見た目。なのですが、実はその花が人によっては臭いと感じることも…。
今回は、そんなドルフィンネックレスに花が咲いた場合、そのまま残していくべきか?切るべきか?についてくわしくご紹介します。
ドルフィンネックレスの花は臭い?切るべきかどうかの判断基準とは
ドルフィンネックレスの花は人によっては臭いと感じる
下写真が臭いと噂のドルフィンネックレスの花です。
▲開花時期は春先。写真は近畿地方で2月中旬頃。
白いポップコーンのような見た目の個性的な花ですね。可愛いです。ちなみに、ドルフィンネックレスはグリーンネックレスと七宝樹の交配種になります。
▲グリーンネックレス(ドルフィンネックレスの片親)
そして、グリーンネックレスの花は下写真です。
▲グリーンネックレスの花。
グリーンネックレスの花はドルフィンネックレスの花にそっくりですね。しかし、見た目はそっくりでも花の香りは異なります。
見た目はグリーンネックレスの花に瓜二つ、臭いは七宝樹譲り
▲七宝樹。花はツンとした独特な臭い。
グリーンネックレスの花は甘い砂糖菓子のような心地よい香り。対して、ドルフィンネックレスの花は何となく「ツン」とする独特の香り…。
人によっては臭いと感じるかもしれませんね。
※ちなみに筆者は最初はそこまで気にならなかったのですが、開花数が増えるにつれ「臭いかも…」と感じるようになりました。
あわせて読みたい「ドルフィンネックレスの先祖返り【原因は?育て方のコツも】」はこちら
花があることで株が弱るようなら切るのがおすすめ
花をそのままにしていると綿毛になり種子ができます。ドルフィンネックレスはキク科なので、タンポポと同じような綿毛付きの種子ができるのですね。(下写真)
ただ、株の状態によっては花を付けたままにしていると、栄養が花に集中してしまい、葉がしおれたり株自体が弱ってしまったりすることもあります。
株が元気ならそのまま花を楽しむor少し残して切る、という選択肢もあり
株が元気ならそのまま花を楽しみましょう。
しかし、花芽が付くことで株が弱る様子がみられるなら切るのがおすすめです。花芽がついたことで、葉がしわしわになったり、葉が落ちたりするようなら切ります。
すべての花を切らずとも、数個は残しておきつつ様子をみるのもよいでしょう。
特に、葉がロゼット状に広がる多肉植物の場合、花芽が付くことで株が弱るケースがよく見られます。(下写真)
▲葉がロゼット状に広がるエケベリアやハオルチアなどは花芽が付くと株が弱ることもある
ドルフィンネックレスの花は臭い?切るべきかどうかの判断基準【まとめ】
▲花芽カットから約半年後のドルフィンネックレス
今回は、ドルフィンネックレスの花についてご紹介しました。
ドルフィンネックレスの花が咲くのは株が充実している証拠でもあります。つまり、上手に育てられているということですね。
せっかく咲いた可愛い花。株の状態をよく観察しつつ、そのまま残すか根元から切るかを判断してください。
ドルフィンネックレスの花は臭い?切るべきかどうかの判断基準の目安
- 見た目はグリーンネックレスの花に瓜二つ。しかし、異なるのはその臭い。ドルフィンネックレスの花は独特の臭いで人によっては臭いと感じる。
- 花が咲くことで葉が傷んだり、株が弱っていたりするようなら思い切ってカットするのもよい。また、数個の花を残してそれ以外の花は切る。
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