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モンステラを茎伏せには水苔が必要?茎の向きや土の量などを解説

モンステラの茎伏せ モンステラ

モンステラを茎伏せで増やしてみたいけど、やり方がイマイチ分からない。。

こういった疑問にお答えします。

この記事を読めば、

  • モンステラを茎伏せで増やす方法
  • モンステラを茎伏せする時の茎の向き
  • モンステラを茎伏せする場合、大きくなるまでどれくらいかかるか

が分るよ!

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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モンステラの茎伏せに水苔は必須?

モンステラの茎伏せ

水苔がなければ土でもok

根を発生させるためには湿度が重要です。湿らせた水苔の中に茎を伏せることで発根を促します。

水苔がなければ土でも構いませんが、その際は以下の点に注意しましょう。

土を使う場合の注意点

  • 土を使う場合は「挿し芽・種まき用土」を使う
  • なければ赤玉土(小粒)やバーミキュライトでもok
  • 使いまわしでない清潔なもの

 

モンステラを茎伏せで増やす方法を分かりやすく解説します!

モンステラの茎伏せ方法、具体的な手順は以下の通りです。

画像付きで分かりやすく解説するよ!レッツトライ!

モンステラの茎伏せ 手順①適期は春~初夏にかけて

モンステラ

モンステラの茎伏せに適しているのは春から夏にかけて。理由は、モンステラが最も活発に成長する時期だからです。

この時期に茎伏せを行うと、茎が根を発生しやすく、新しい成長を促進しやすい環境が整います。

また、春から夏にかけては湿度が高い季節です。安定した気温と湿度がモンステラの根の発生と成長に適しています。

モンステラの茎伏せは基本的に一年中可能。ただ、少しでも成功率を上げたいなら5月~6月ころがおすすめ!

モンステラの茎伏せ 手順②茎をカット

モンステラの茎

モンステラの親株から茎を選びます。太くて丈夫そうな茎を選びましょう。

切れ味のよい清潔なハサミで茎を切り取ります。その際、葉と茎の付け根にあたる「節」を残してください。

モンステラの茎伏せ

モンステラは節が一つあれば発根し増やすことができます。

葉が付いている場合は切り落とし、気根が長すぎる場合は短く切り詰めても構いません。

モンステラの茎伏せ

モンステラは茎の節あたりから発芽するよ。気根があれば残しておくのがおすすめ。気根が長すぎる場合は短くカットしてもok。

モンステラの茎伏せ 手順③水苔または土に伏せる

モンステラの茎伏せ(1日目)

切り取ったモンステラの茎は、茎の縦半分が埋まる感じで土または水苔に伏せましょう。

プラスチックの空き容器

容器は透明のものだと発根の様子が観察しやすい。今回はコンビニサラダの空き容器を洗って使ってみたよ。

容器にあらかじめ保水させておいた水苔を入れ、その上にモンステラの茎を置きます。

茎にお布団をかけてあげるような感じで優しく伏せましょう。

モンステラの茎伏せ 手順④湿度と温度をキープ

モンステラの茎伏せ(1日目)

茎伏せした後は、適切な湿度と温度を保つことが重要です。

プラスチックのカバーを使った温室状態を作ると効果的ですが、面倒な場合はビニール袋に入れておくのが手軽でおすすめですよ。(下写真)

その際、袋の口は空けておいてね。1日に数回、霧吹きで水を吹きかけると湿度を保てるよ。

モンステラの茎伏せ 手順⑤鉢に植え付ける

根が十分に発生したら、新しい鉢に植え替えます。

根が成長してからは、通常のモンステラの植え付け方法に従って栽培してください。

根っこが5cmほど伸びて新芽が出てきたら土に植え替えるタイミング。水はけの良い土を使って優しく植え付けてね。

 

モンステラを茎伏せする時の茎の向きは?どれくらい土を被せればいい?

ここからはちょっとしたポイントについてくわしく解説します。

作業していると途中途中で「あれ?これってどうすればいいのかな?」という疑問が湧くよね。パパっと解決するよ!

モンステラの茎を伏せる時の茎の向きは?

モンステラの茎

モンステラを茎伏せする際の茎の向きは、正確に決まりはありません。

ですが、個人的には気根が生えている側を土や水苔に埋まるようにすることをおすすめします。

モンステラの茎伏せ(1日目)

モンステラの気根は多機能。水差しにすれば気根から新しい根が生えてくる。気根を埋めることで、吸水だけでなく発根もスムーズに進みやすい傾向。

気根から発根

モンステラを茎伏せする際、どれくらいの量の土を被せればいい?

モンステラを茎伏せする際の被せる土の量は、茎の縦半分程度が埋まるくらいが基本です。

茎伏せの際に重要なのが湿度。葉のない状態の茎はとにかく乾燥しやすいです。

モンステラの茎伏せに霧吹きで保水

十分に発根するまでは1日数回、霧吹きで保湿してあげるとよいでしょう。ビニール袋に入れた状態だと湿度を保ちやすいです。

湿度を保つ自信がない方は水苔がおすすめ。土よりも湿度を保ちやすいよ。2~3か月は風通しのよい日陰に置いて管理してね。

 

モンステラを茎伏せで増やす場合、大きく育つまでどれくらい期間がかかる?

モンステラの茎

茎伏せで増やしたモンステラが大きく育つまでには、茎の状態や生育環境によって期間が異なります。

一般的には、茎伏せで増やしたモンステラの根が発生し、成長するまでに数週間~数ヶ月はかかることが多いです。

モンステラの成長速度は個体によって異なるため、確定的な期間を示すことはできない。でも、最低でも1年程度はかかると思っておこう。気長に育てるのがおすすめ。

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モンステラを茎伏せには水苔が必要?茎の向きや土の量などを解説【まとめ】

  • モンステラを茎伏せで増やすのに適した時期は春~初夏。5月~6月頃が適期である
  • モンステラは節が1つあれば発根させられる。カットの際は節ごとに切る
  • 清潔な土または水苔に茎を伏せる。初心者の場合は湿度管理が楽な水苔がおすすめ
  • 茎の縦半分が埋まる程度に伏せる。その際、気根側が埋まるようにするのがおすすめ
  • 乾燥に注意。1日数回、霧吹きで水を吹きかける(2~3か月)。ビニール袋に入れておくのもよい
  • 十分に発根したら水はけの良い土に植え替えて育てる
  • 茎伏せにしたモンステラが大きく成長するまでには最低でも1年程度かかる

土や水苔に茎が埋もれ過ぎると腐敗のリスクが高まるよ。適度な土や水苔の量を保つようにしてね!

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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